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安価で「使える」素材
皆様こんにちは。工作系の質問です。 ここ数年、建材のパネコートを用いた各種オーディオ工作を度々目にします。 物は試しと当方も何度か使ってみましたが、C/P的には上々の印象でした。 世の中には、安価ながらも使えるモノが、まだまだあるようです。 皆様ご自身は、何かしら「これは」といった手頃な素材をご愛用中でしょうか? よろしければ、是非ともノウハウをおすそ分け頂きたく存じます。 ちなみに当方近年のお気に入りは、ラバーウッド材(集成板や百円小物等)と デュポン・コーリアンの廉価版モデストです(激安とまではいかんのですが…)。 お手数ですが皆様、ひとつよろしくお願い申し上げます。
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自作派とは嬉しい方からの御質問ですね! 私は Bose 501MkIII をバラバラに壊して自作の ASW (アコースティック・スーパー・ウーファー) と無指向性スパイラル・バック・ロード・ホーンのフルレンジ・スピーカーに作り替えたことがあります。 オーディオ・システムを売却して整理し直した際に、売る決心が付かずに残した McIntosh C34V に Bose 501MkIII を組み合わせるという値段的にはアンバランスな組み合わせになっていたのですが、新たに購入した Bose AWMS-VIA (アコースティック・ウェーブ・ミュージック・システム ヴァーチャル・イメージング・アレイ) という直販でしか入手できない製品のあまりの音に良さに C34V を売る前に AWMS-VIA もどきを自作してみようと思い立ったわけです。 その時に重宝したのが 100 円ショップで売られている布製荷造りテープと秋葉原などで束にして売られている CD-ROM ディスクでした。 布製荷造りテープは重ね貼りすると接着部分が結構防振効果があるようで、同じく 100 円の分厚い両面テープと共にちょっとした防振剤にも使えます。 Bose 501MkIII の 5cm サテライト・フルレンジ・ユニットをボール紙と布製荷造りテープで作った円筒形のエンクロージャー上面に取り付け、その上に固定したサラダボールのような半球型のプラスティック椀で水平方向全周に向かって音を放射する仕組みの自作サテライト・ユニットは、円筒部分の内側に CD-ROM ディスクに切れ目を入れたもの同士を接着することによってドリルの刃みたいにぐるぐる回り込むスパイラル・バック・ロード・ホーンが形成されるようになっています。 このスパイラル・バック・ロード・ホーンは円筒容器内側に貼った布製荷造りテープに予めカッターで切れ目を入れておくことにより CD-ROM を接着固定したのですが、長めに作ってテープで仮止めした円筒容器でホーンを伸び縮みさせることによって最適のホーン断面積 (及び変化率) を耳で決めてから仮止めテープを剥がしてカッターによる切れ目を入れ、円筒容器の余った部分はカッターで切り落としてしまえば無駄な高さがなくなってコンパクトなサテライト・ユニットになります。 ASW の方は前後ホーン長が 1:2 になるようにしたオーソドックスな合板製で 1 度作ってしまうと調整や改造が面倒なものですが、無指向性スパイラル・バック・ロード・ホーンの方は置き方を変えるだけでコロコロと音が変化してなかなか面白かったですよ。 折り曲げ式バック・ロード・ホーンみたいな段差がなく、楽器のホルンみたいにぐるぐる回すことにより極めてコンパクトにできるスパイラル・バック・ロード・ホーンは、ホーンの内法と外法或いは中心軸のどれがホーン長になるのかも判らない上にどれほど低域を増幅できたのかも測定器がないので判らないという「いい加減な」自作スピーカー・システムながら、重低音の音量や立ち上がりはオリジナルの Bose 501MkIII よりレベル・アップできましたし、VIA もどきの音場形成も作ることができましたので、充分に満足の行くものでした。(ASW の方は単に極低音域の量が増えて爆発音や風圧音がリアルになるというだけのものですが、サテライトの方はちょっと手を入れるだけでも音色に直接関わってくるものだけに、いじる楽しみがたくさんありました) 現在では iTunes とヘッドフォンで充分なほど耳が衰えてしまってスピーカー再生システムへの情熱が失われてしまったことから C34V を売却して自作スピーカーも処分してしまったのですが、私みたいないい加減な作りのスパイラル・バック・ロード・ホーンとは違って、かなり作り込んでいらっしゃる方の URL を参考 URL に紹介しておきますね。
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- yosifuji20
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これは安価というわけではないのですが、オーディオにも便利で愛用しているものは、「イレクター」です。 これは特定のメーカーの商品名ですが、別の名前の他社製品もあります。でもやはりこれが一番のようです。 これは鉄パイプの表面に塩ビをコーティングしたもので、接着剤で接着できる鉄管です。 これを適当な長さに切り、いろいろなパーツ(エルボーやキャスターなど)を組み合わせて、棚や家具を作ることができます。 これの良いところはほとんど自由に好きな形とサイズのものが作れること、できたものが非常に頑丈で、重量のあるオーディオ製品でも不安なしに乗せることができるということです。 また基本は自作で自分の好きなサイズですから、部屋や装置にぴったりのものを作ることができます。 もともとこれは自動車工場などの設備に使われている材料ですから、精度が良いのと丈夫なのは当たり前です。 ちょっとしたものを作っても1万円近くかかってしまうのが欠点ですがやわなスチールラックなどは比べようもない立派なものができます。 もうひとつの欠点はあまりに頑丈なので不要になったときの処分に困ることですね。 大手のホームセンターにはありますからご覧ください。日曜大工としても面白いですよ。 私は最近これを使って愛犬用のサークルを作って、日中はそこで遊ばせています。
お礼
ご回答、恐れ入ります。 木工中心の当方とっては、この辺りは完全に盲点でした。 よくよく考えて見ると、仕事の取引先で見掛けた記憶がありました。 樹脂製のパイプと思っていたのですが、主材は金属だったのですネ。 そういえば、複数方向のジョイント等々、パーツ類がかなり充実して いたように記憶します。 3~5本程度使い、粒状のダンプ材と併用すれば、小型スタンドの 脚材等に応用できそうな気がしてきました。 善は急げ(?)、早速偵察に行って参ります。 ご教授、誠にありがとうございました。 重ねて、御礼申し上げます!
- yosifuji20
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住宅用のグラスウールの断熱材は、スピーカーの吸音材にぴったりです。 ただスピーカーに使われるものよりも少々固めの感じで、素手で触るとちくちく刺さります。 手袋を使って使うことが必要です。 でも、音響用として売っているものよりもはるかに安価です。 吸音の効果もまず変わらないと思います。 またスピーカーをたくさん持っている場合は、ホームセンターで売っているキャスターつきのキャリヤーボードはスピーカーの台として使えます。(2cm程度の合板に移動用のキャスターがついたものです) キャスターがかなりしっかりしたもので、日曜大工用のキャスターを買う値段と同じ程度の金額で板込みで買えます。 私はサブのスピーカーをこれに乗せて、いつもは脇において置き使うときだけ移動させるという使い方をしています。 20kg以上のスピーカーを動かすのは一寸無理ですがこれならば簡単です。私は近くのホームセンターの売り出しで1枚千円程度で買いました。
お礼
ご回答、大変恐縮です。 あれこれ音響用扱いだと、なぜかお値段の設定は高いですよネ。 当方もこれには異議あり、「それ、やめてよ」の心境です。 建材用のグラスウールは、梱包のビニールを開封すると、もの 凄い膨張ぶりで笑ってしまいました。最近は少々他の素材に おされがちのグラスウールですが、当方も密閉型の工作では 好んで愛用しております。 アドバイス頂きましたキャリヤーボード、そういえば何度か 現物を目に致しました。確かに、頑丈な感じのつくりでした。 キャスターも単品だと結構高値ですから、まさにお買い得と 思います。 やはり、皆様も、いろいろと工夫されておられるのですね。 ご回答、誠にありがとうございました。 重ねて、御礼申し上げます!
お礼
早速のご回答、誠にありがとうございます。 興味深いお話が盛り沢山で、季節外れのクリスマスプレゼントを 頂いたような嬉しさです。 当方もほとんど病気の自作マニアですが、BOSEさんの独創的 センスには本当に敬服しております(各機種のスケルトンモデル 等を拝見していると、毎回唸らされることしきりです)。 特にウーファーBOXのダクトやユニット配置に至っては「よくもまぁ、 こう上手くまとめられるものだなぁ」の一言です(さすがにそれで ご飯を食べている方々は違うな~と思いました)。 布製荷造りテープ・CD-ROMの他、スパイラルBHのお話まで頂き、 ホントに感謝感謝です。ご助言、重ねて御礼申し上げます! 追伸 実は自作サブウーファーについても皆様に相談がありまして、近々 質問させて頂こうと思っております。我儘ながら、その際にはまた 何卒よろしくお願い致します。
補足
お邪魔致します。 補足の場をお借りして、再度御礼申し上げます。 お知恵を頂きましたCD-ROMを使い、とある物を 作ってみました。 これ、「使える」素材です。 まさに目からウロコでした。 誠に誠にありがとうございました!