「天涯孤独」
最近、ある知人女性から「OO(私)には誰も友達がいないから…」と言われました。
しかし私の中では友達のつきあいかたは人それぞれだと思っています。
私にとっての友達は良くも悪くも許しあえる長年付き合っている友達と、
お互いを高めあうことができ、
相手のことを尊重できる関係を築ける相手だけが、
友達だと思っています。
だから、私の中ではその人ことを悪く陰で言ったり、
お互いに不快な思いをさせている時点で、
それは友達とは言えないと思っています。
今回、私に対し「友達がいないから…」と言ってきた女性は、
もともと、私や私の母に対し不満みたいなものがあったと思うんです。
その彼女は今年の冬、還暦を迎えますが、
20代で母親を亡くし、父親は17年前に他界、そして、たった一人いる兄は、
金にだらしなく闇金に金をだし、借金に追われて夜逃げをし、
自分たちが住んでいる敷地内には残された奥さんと3人の息子がいるけれど、
仲たがいをしているので丸無視されている状況にあります。
そのため、会社がある日以外の週末は一人ぼっちで、
それでも、近所の中学生の子供たちと犬の散歩に出かけたり、
会社の自称、「友達」を呼び出してはにぎわっているような素振りをしています。
一方、私の母はお勤めもせず1日中家におり、
平日は中学時代の友人やお稽古ごとの友達とランチに出かけたり、
週末は私と出かけるというような日々が続いているので、
高校を出てから30年以上、仕事だけを続けている彼女は、
年齢が近い母のことを怠け者的な存在でとらえていたんだと
思います。
無論、私のこととても気になっていたと思います。
前述したように私自身、人の悪口を言うくらいならその人とは付き合わない、
という方針の私にとっては、悪口を言う時点で友達とはみなさないので、
暇つぶしの話のネタにすらあがりません。
だから彼女に全て伝えていたことがないのですが、
彼女曰く、私には誰もいない…といいます。
彼女が私の行動をすべて把握しているわけではありません。
いつも、誰かと一緒になって何もかも分かち合うのが真の友達だという彼女。
本当に困ったときに救いの手を差し伸べるのが
真の友達だと思っている私。
どちらも”アリ”だとは思うのですが、
誰かと一緒に行動していない私のほうが、
やはり「天涯孤独」映るのでしょうか?
未だに私が「集まろう!!」といえば同級生は、皆、時間を割いてでも
集まってくれます。
しかし、そっちの付き合いはそっちの付き合いであり、
仕事の付き合いは仕事。
家族ぐるみの付き合いをしている人たちはその人。
知人は知人。
近所は近所。
でも、近所のおばさんに無二の親友みたいに言われて、
私が、天涯孤独であるといわれると本当、心外です。
皆さんは、どう思われますか?
ご意見をお聞かせください。