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全溶接型プレート式熱交換器
福島第一原発の1号機・3号機の設計者である 上原春男氏が提唱する原子炉から離れた場所に熱交換器を設置し、 海水を使って冷やすという「全溶接型プレート式熱交換器」というプラン。 3月16日には提案されてたのに政府からは返答なく、 4月14日になって「スペックがあわないから採用しない」。 これは一体どういうことなんでしょうか。 ちょっと理解不能すぎて混乱しています…。 どなたか情報をお持ちか、憶測でもかまわないので こんな感じではないのか等のご意見があればお聞かせください。
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緊急停止後に働く炉心冷却系(熱交換器も含む)は高圧低圧含めて少なくとも4ないし5あるはずなのですが。 http://w01.tp1.jp/~a219019361/geki00.htm バッテリーで動いていたのがそのひとつなら、津波では壊れなかったのだから、電源が復旧した時点ですぐ動いているはずなのですが。 もっとも、一号機はそれも最初から駄目だったらしいのですが、多分バッテリーで動いていたのは、しっかりした冷却系ではなく、熱交換機能もない単なるスプレー機構だったのかとも思えます。なら今動かしても意味がないのでしょう。それとも、いまポンプ車で細々押し込んでいる系がそれなのかもしれません。 ともかく循環系を稼動させなければならないことは担当者にも重々分かっているはずですし、押し込むだけの現状は、やはり入出のうち、出口が取れないのではと思います。炉に近寄ることが出来ないので、建屋の外からの作業で行うには、露出した出口までの間にかまされている電磁弁がまだ復旧していないか、手動で開けるにせよ、作業自体が(高濃度の熱気が噴出したりして)建屋外でも非常に危険な作業になるので取り掛かれないでいる状況なのか?とか考えられます。
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政府に聞くか、その技術者に聞くしかないでしょう。 原子炉の底が抜けて、冷却水が漏れているのでは?、 しかし、その部分の修繕で、誰も、近寄れない状態。 おそらく、当初の計画の、この熱交換器での設置をあきらめたんでしょう。 現在は、東芝(10年~)と日立の計画(32年ほど)で比較している。 http://jp.wsj.com/Japan/node_221872
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回答ありがとうございました。 実際に高濃度汚染水には溶け出た燃料が混じっていたようですし、 思ってる以上に深刻な状況が続いてるのかもしれませんね。
海水は、塩が冷却系を阻害するので使えないはずです。その他、 1)原子炉の放射能が強すぎて、工事が無理。(おそらく、10シーベルトオーダー) 2)冷却廃液が、高濃度過ぎて、循環系を作ることが、技術的に不可能。(人間が近づけないものを作る訳にはいかない。) などの理由により、冷却器が、意味をなす状況に至っていないのではないでしょうか。
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回答ありがとうございました。 海水は循環する真水の熱交換に使うためなので問題はないはずです。 原子炉本来の熱交換器もその仕組みですし。 1・2等の理由もあるのでしょうか。 現状がいまだ不透明なだけに不安は増すばかりです。
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回答ありがとうございました。 いまだに炉には近寄れない状況なのかもしれませんね。 作業が可能になれば本来の循環機を稼動させて冷却するつもりでしょうか。 なんにせよ、理由くらいはほしいところですが・・・。 内輪だけで検討して十分な説明もないまま却下されては 何故なのかと不安は増すばかりです。 ありがとうございました。