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グリコヘモグロビンの値は食事の影響を受けるのですか?
ご承知のように、献血をすると、白血球数やγGTPなどのデータが後日送られてきます。献血者はそれらを自らの健康管理に活かすわけです。 それで、糖尿病の予備軍が増えているということで、私は日本赤十字社に「生化学検査にグリコヘモグロビンの値も加えてはどうか」との提案をしました。すると、次のような回答メールで返ってきました。 ---------- 生化学検査成績の通知は、善意・無償の献血者の皆様に感謝の意を表すため、献血者の健康管理の目安としていただくものとして、日本赤十字社が全国 統一的に実施しているものであります。 生化学検査は、一般に食事による検査値への影響を考慮して、空腹時に検査されますが、献血の際にいただく検体は、むしろ空腹時ではない場合が多く、検査項目については、食事の影響が少ないものを選ぶ必要があります。 今回、ご提案いただきました血糖値につきましては、食事、運動などにより影響を受けやすいため、正確なデータを出すのは困難であります。 また、健康診断のための検査でないことも、ご理解いただかなくてはなりません。(日本赤十字社の返信メールから一部抜粋) ---------- そこで質問ですが、グリコヘモグロビンの値は食事の影響を受けるのでしょうか? ご回答いただければ幸いです。
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>そこで質問ですが、グリコヘモグロビンの値は食事の影響を受けるのでしょうか? 結論は「イエス」です。グリコヘモグロビンのうちの不安定成分があり、それが血液中の糖の変化に迅速に反応します。すなわち、食事により血液中の糖濃度が変化すればグリコヘモグロビンも変化する訳です。(だから不安定成分です。) グリコヘモグロビン自体はご承知のように過去の血液中の糖濃度を反映するもので、糖尿病コントロールの指標のひとつです。日本赤十字社の返事では、「正確なデータを出すのは困難」 とあります。これには、グリコヘモグロビン自体の性質と測定法の精度も含んでのことと解釈できます。なお、私自身は日本赤十字社を擁護するつもりはありません。 大切なよい提案をされているのですから、もう少し丁寧な返事があってしかるべきと思いました。
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- pon-poko-pon
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#4です。 >すると、あえて空腹時に採血しなくても、糖尿病の指標となるグリコヘモグロビン量の測定は可能だということですか? そうです。 血糖値の測定と違って、ヘモグロビンA1cは空腹時満腹時関係なく測定します。 普通は安定型のA1c(ヘモグロビンAとグルコース(血糖)が結びついて安定するまで数日かかります)を測定するでしょうから、やはり採血した時の血糖値はほとんど影響ないと言って良いでしょうね。不安定型だとそのときの血糖値をすぐに反映するらしいですが。
- pon-poko-pon
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>グリコヘモグロビンの値は食事の影響を受けるのでしょうか? ほとんど受けません。 他の方も仰るように、ヘモグロビンA1cは『過去2ヶ月』の血糖コントロール状態を知るものです。(だから、糖尿病患者はその時だけ血糖を良くしてごまかすことができないんですね。糖尿病患者の治療の指標となっています) 要するに、今日たくさん食べて今日採血してヘモグロビンA1cを調べてもさほど影響はないってことですね。 正確に言えば、ヘモグロビンA1cは過去4ヶ月の血糖値の動きを見る事ができますが、HbA1c値の半分・50%は過去1ヶ月間の間に作られ、約25%が過去2ヶ月、残りの25%が過去3、4ヶ月で作られるとされています。つまり近い過去の血糖値ほどHbA1Cの値に大きく影響する訳で、通常は過去1、2ヶ月の平均血糖値の動きを見るために使用されています。 赤十字の方は勘違いされておられるようですね。 『ご提案いただきました血糖値については・・』って言ってますし。 ヘモグロビン、すごく良い案だと思いますよ。 血糖値の検査って、そのメールにもありますが、普通は空腹状態で受けるものなんです。空腹時の血糖値と「ブドウ糖負荷試験」と言ってブドウ糖を溶かした水を飲んで血糖値の変動を見ます。 面倒で時間のかかる検査ですね(^_^;) 血糖値はその時のものしかわかりませんから、ヘモグロビンA1cが糖尿病かどうかというのを調べるのに一番役立つわけです。 糖尿病患者は全国で約700万人と言われてますが、治療を受けていない人(気づいていない人も)や予備軍を入れるともっと多いでしょうね。 この案が通ると良いですよね。もう一度メールをされてはどうでしょうか。頑張ってくださいね!
お礼
詳しい解説をありがとうございます。安心できました。また、応援いただき感謝いたします。 献血は若い頃から幾度となくしていますが、その詳細については何も知りません。ですから、この提案もどこまで届くかわかりません。 もっとも、骨髄バンクをはじめ、あって然るべきものであっても、実際に作るとなると容易ではないですね。 いずれにしても、再度メールを日赤に送るつもりです。
- hayabusa1043
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貴方の質問内容の、 今回、ご提案いただきました血糖値につきましては、食事、運動などにより影響を受けやすいため、正確なデータを出すのは困難であります。 また、健康診断のための検査でないことも、ご理解いただかなくてはなりません。(日本赤十字社の返信メールから一部抜粋) 読んで見てください。「血糖値」と書いてありますよね。 グリコヘモグロビン「普通はHbA1cと言ってます」は、今日からさかのぼって1から2ヶ月間の血糖値に反映する検査ですので、今日いっぱい食べてもほんとに僅かの変化でしかありません。 例えば、1ヶ月の平均としますと、今日だけいつもの倍のカロリーを摂取しても30日間から見れば約3パーセントの影響でしかありません。 グリコヘモグロビンの値が7%と仮定した場合、7%から3パーセントの上昇したとしても、7.2になるだけで誤差範囲としか見れません。 (勿論、一日の食事でこんなに影響は来ないと思われますか)
お礼
門外漢にとっていちばん厄介なのは用語です。コンピュータ用語も同様ですが、その言葉の直接の意味はわかっても、どこまでの範囲を示すのがその業界で一般的なのか、その微妙なところはわかりません。それを正確に把握するのは、機序を理解する以上に困難です。 「糖が結びついたヘモグロビンも「血糖」の範疇に入るのか」そのように考えていました。 ご回答ありがとうございました。
- hayabusa1043
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文面を見ますと、日赤からの回答は「血糖値」についての返答ですが・・・・ グリコヘモグロビンなら、不安定を除く安定型のを測定しいるのが通常ですから、食事の影響は回避されると思われます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 もし日赤の担当者が文字どおりの「血糖値」として回答したのなら、間が抜けています。それは、私の提案内容を確認せず、私のメールアドレスだけを頼りに回答したことになります。 》グリコヘモグロビンなら、不安定を除く安定型のを測定しいるのが通常ですから、食事の影響は回避されると思われます。 すると、あえて空腹時に採血しなくても、糖尿病の指標となるグリコヘモグロビン量の測定は可能だということですか? もし許されるなら、再度ご回答ください。
お礼
ご回答ありがとうございます。 通常の血糖値と違って食事の影響を受けないのがグリコヘモグロビン値の特徴だと認識していたので、赤十字社の回答は意外でした。それで、セカンドオピニオンを求めた次第です。 私自身、糖尿病の検査をしたことがないのですが、検査の日には、やはり空腹にして採血するのですね。 献血者が相変わらず増えない現状を打破する切り札になれば、と思ったわけですが、素人考えのようでした。献血者にとって魅力的な検査項目が増えることを願っています。