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日本における癌の現状

日本では、癌の発生率・癌による死亡率が増加していると聞きますが、その理由として何が挙げられますか? また、それに対し行政が講じるべき対策も教えて下さい。

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  • hey_ocha
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回答No.3

がんの発生数が増えたのは 1)高齢化 癌は高齢者ほど有病率が高いので、人口に占める高齢者の割合が高くなれば、癌患者の絶対数は増える 2)公衆衛生、医療技術の進歩 感染症や他の病気にかかりにくくなった、治りやすくなった結果、癌が増える高齢まで生きることができる人が増えた いずれにせよ、日本が世界一の寿命を誇る=癌が一番多くなる環境ということになります。 癌の死亡率は増えるどころか、大きく下がっています。 http://ganjoho.ncc.go.jp/public/statistics/pub/statistics02.html 「年齢調整癌死亡率」をご覧ください。 増加しているのは、全死亡に占める癌の割合、および癌になって死ぬ人の絶対数です。 つまり、上述の1)、2)によって、癌の死亡率は下がっても、がんで死ぬ人は増える(単に以前より高齢者が増え、癌患者数が増えているだけ)ということになります。 このようなことを無視して、癌が増えることをもって、自然食や生き方を奨める論調に誘導することが非常に多いのですが、全く見当違いです。 たとえば、上記HPにありますが、胃癌は戦後一貫して発生率が大きく下がっています。肺癌は喫煙率の影響が20年後に表れますので、最近ようやく減少傾向になりました。食生活の欧米化などにより、発生率が増えているものもあります。 なお、がんに占める喫煙の割合は3割とも4割とも言われています。つまり、タバコを販売禁止にするだけで、何割ものがんが減るわけです。これが政府がとれる唯一の対策です。それ以外については、大同小異。人間はいずれ何かの病気で死ぬ、多細胞生物である異常、それが癌である可能性はとても高いということになります。 ついでにいうと、食生活が豊になった世代が高齢者になってきていますので、動脈硬化等の「ぜいたく疾患」で死ぬ人がこれから増えるかもしれませんね。そうすると、癌による死亡率は減ります。

AbSf
質問者

お礼

詳しいご説明、ありがとうございます。 個々の疾患は予防・治癒しても、癌は宿命の敵という事ですね。 何より、煙草の毒はそこまで長期に渡って人体に影響を及ぼす事に驚きました。 煙草に関しては、次世代にはほぼ根絶されそうですね。

その他の回答 (2)

  • bukebuke
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回答No.2

平均寿命が伸びてるからだと思います

  • tak0san
  • ベストアンサー率35% (14/39)
回答No.1

癌になる人が増えたのは単に他の病気で死ななくなったから。 昔は結核のような伝染病やら脳血管系の病気で死んでましたが、食生活の改善や医療の改善によってこれらの病気でかかる人が減りました。 癌は細胞分裂時の遺伝子のコピー時のミスによって発生するものなので高齢になればなるほどかかる率が上がります。 癌の発生率については年代別の統計をとると他の先進国と比べて特に多いというわけではありません。 以下のURLを参考にしてください。 http://ganjoho.ncc.go.jp/professional/statistics/digest/digest01.html

参考URL:
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20090718

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