画像を拝見しましたが、芽と芽の間隔バランスは問題無いと思います。
1本のツルから別のツル(枝分かれ)が出ていた方が見栄え的には良い
のではと感じました。あまり新芽を掻き過ぎると開花に影響が出ますか
ら、ほどほどにした方が良いのではりませんか。気になり出したらキリ
がありませんから、ある程度での妥協は必要ではありませんかね。
画像の右から左にツルが伸びているだけの状態ですから、画像下に見え
ているフェンスを利用して、結束帯を使い誘引作業をされた方が見栄え
は良くなるはずです。ただ誘引作業が楽になるのは冬場で、活動を鈍く
している時期の方が作業は楽になります。
ツルバラの場合は新枝を伸ばす事が基本で、2年枝は新枝の付け根から
切ってしまい新枝を生かすようにします。5年以上も経過した枝は余り
生育が望めませんから、年毎に出る新枝に後を任せるようにして地際か
ら切ってしまいます。
ツルバラのツルは放任すると、1年で2m程度まで伸びます。このまま
何もせず放任すると花は枝先にしか付きません。こうなる事を避けるた
めに、12月中旬から1月末までに枝分かれしている部分から4節程度
残して切ってしまいます。枝を切るとツルが短くなって淋しくなります
が、春になれば新枝が出ますから暫くは我慢しましょう。春に出た新枝
も開花後に半分の長さに切ってしまいます。
枝は切る場所が決められています。どの場所で切っても構わないと言う
事はありません。バラは枝枯れしやすいので、新芽の近くで切ってしま
うと切り口が乾燥してしまい、折角の新芽も乾燥して新芽のままで終わ
ってしまいます。切る時は新芽の天辺の位置より、約5ミリ程度の位置
で真横に切る事です。切る時は和バサミやカッターナイフ等は使わず、
必ず切れ味の良い剪定鋏で切るようにします。芽から離れた場所を切る
と、今度は切り口から枯れ込みが生じます。
先程に5年以上の枝は地際から切ると掻きましたが、開花回数が4回を
目安にして下さい。開花は望めますが、年を重ねるごとに花数が少なく
なり、新枝も出にくくなります。