>>単なる粒状の油粕と骨入りでは結構ちがいます。
BSE騒動以来、骨粉が輸入できなくなり、扱いの基準も厳しくなって流通量が減ったため、価格も上がったようですね。
>>骨入りの何がいいんですか?
肥料のパッケージには成分の保証票が印刷されていますので、確認してみてください。
肥料の三大成分に、窒素(N)、リン酸(P)、カリ(K)というものがありますが、ただの油かすは、ほとんどが窒素分(N)なので、「窒素=5、リン酸=1、カリ=0~1」くらいの商品が多いと思います。これだけでは、窒素以外の肥料分が不足するので、他の材料を混ぜてバランスの良い肥料を作ることが多いんです。
そのひとつが骨粉入り油かすです。骨粉にはリン酸分が非常に多く含まれているため、油かすだけでは不足するリン酸分を補え、「窒素=5、リン酸=7、カリ=2(一例)」のようなバランスの良い肥料になります。
ちなみに、窒素分=葉肥、リン酸=花肥(実肥)、カリ=根肥などといわれ、窒素分ばかり多い肥料を使っていると、葉っぱばかり成長して植物がひ弱になり、花や実のできが悪くなります。そのため、花を観賞する植物や実を収穫する野菜、果樹には、リン酸分が豊富な骨粉はとても大事な肥料なんです。