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犬の食餌療法で生食について教えてください
- 犬の食餌療法で生食を考えているけど、不安があります。
- ネットで調べたところ、IBDのワンコで生食を用いている子がいるようです。
- 生食を与えることで免疫がアップすると言われていますが、注意点やリスクはあるのでしょうか?
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ダックス3頭飼育です。 うちの真ん中(同じく女の子です)も、生後10カ月の時に食物アレルギーによる蛋白(質)漏出性腸炎(蛋白喪失性腸炎・蛋白漏出性胃腸症とも言われます)と診断されました。 厳密に言えば、IBDと同疾患は同じではありませんが、手作り食について相談している獣医(診断医ではありません)によると、同じと考えてよいとのこと。 我が家は、診断医がドッグフード派で、当初はステロイド投薬に加えロイカナの療法食を使用しました。 が、本人がこのフードを嫌々食べており、原材料にも納得できなくて1年せずにやめました。 その後は手作りです。 うちの場合、加熱食がメインですが、生食も与えます。 現在3歳半になりますが、まったく症状は出ておらず、昨年の春からは血液検査結果も完全に正常値になりました。もちろん投薬なしです。 個人的な経験からは、手作り食をお勧めしたい思いはありますが、全ての子に生食が(そもそも手作り食が)最良なのかは、分かりません。 まず、確認させていただきたいのは、かかりつけ医は何とおっしゃっていますか? IBDの管理に最も重要なのは、ステロイド量と食事療法だと思います。 ご存知の通り、この病気は命に関わりますから、生食をするにしてもそこで発生するであろうリスクをかかりつけ医と共有しておかないと、症状悪化になりかねませんので注意が必要です。 その上で、生食の賛否について。 http://blog.hundbodai.com/?day=20060102 ドイツ在住の日本人獣医のブログです(手作り食が初めてなら、ここの「いぬめし」カテゴリーはとても参考になりますよ。)。 >バクテリアはどうかとか 確かに、犬にとっては問題ないのかもしれませんが、それぞれの家庭環境によって判断すべき材料が異なると思います。↑でも記載されている通り、小さなお子さんがいるような家庭では注意が必要でしょう。 >腸への刺激が強いのではないか 生食は「消化に良い」と言われていますが、我が家の場合は、あまりそうは感じていません。 むしろ、生食にすると粘膜便が出るなど便が安定しずらい感じがしたのと、世間で言われるような効果を体感できなかったので、蛋白源は半加熱が多いです。この辺りは、わんちゃんそれぞれの消化能力と体調などによるのだと思います。 >野生が強くなりまさか性格まで変わったりして? 私の知っている限り、生食をしていて攻撃的になったと言っている飼い主さんはいないと思います。 むしろ、攻撃性と食品添加物やフリーラジカルを指摘する実験もあるようです。 >加熱すると壊れる酵素が生だとそのまま取り入れられ免疫がアップするというのですが 酵素については、私もいろいろ調べましたが、正直どれが本当なのかわかりません。 理念は大変立派なんですが、明らかに誤っている説明もありますし。この辺りは、もう飼い主さんが何を信じるかにかかっているのかもしれません。 ただ、生食でないと摂取できないわけではありませんので、市販の酵素製品を試すことから始めてもよいと思います。 http://www.cadoc.jp/ 我が家はこれを使っています。 一番上の子は、なぜかこれを与えだして、毛ぶきが凄く良くなりました(^_^;) 猫たち(ドライを食べています)は便臭がかなり軽減しました(犬はもともと手作り食で臭くないので不明)。 >免疫がアップするという 生食をするしないは別としても、この点は非常に重要だと思います。 手作り食を相談している獣医も、食事について教えていただいたことのあるフードメーカーの方も、(1)免疫力アップと(2)血液がサラサラであること、の重要性を指摘されていました。 過去の回答を引用しておきますね。 http://okwave.jp/qa/q6046726.html フードメーカーのですが、参考になりそうなので引用します。 https://www1.hills.co.jp/vetssite/practice/hfs/hfs006.shtml 私がいつも参考にしている本の一冊である『ペットの自然療法事典』にも、↑と同様に食物繊維の有用性を指摘する記事があります。 うちの子にも食物繊維が多い食事は有効だったように思います。 ただ、犬が野菜・穀類の消化が不得意なのは確かですので、これらを与える場合は、与え方に注意してあげて下さい。 また、生食を推奨している獣医の著書 『「胃腸が弱い」ではすまされない』 http://item.rakuten.co.jp/mydog/book-ichyo/ 人間用についてですが、こちらも参考になるかもしれません。 http://nutmed.exblog.jp/10711038 長々と大変失礼しました<(_ _)>
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- rosa-linda
- ベストアンサー率34% (214/614)
生食を否定するわけでは全然ないんですが、 アレルギーというのは免疫の過剰反応なのだから「免疫力アップ」は的が外れているのでは? (「免疫反応の正常化」というのならわかるけど・・・まあいいか。) >バクテリアはどうかとか・・・ 寄生虫がいたほうがアレルギーは起こりにくいという説もありますよね。 なんでも、日本で汲み取り式のトイレが水洗トイレに移行したのと、花粉症が増えた時期がリンクしているとかって・・・。 確かにアレルギーというのは免疫の過剰反応(別に害じゃないものなのに体がそうと判断して追い出そうとしちゃう)なので、他に攻撃する対象があると収まるというのはあるみたいです。 (例えば、つわりの時期は花粉症が軽くなるなどもそう) 現代の清潔すぎる環境がアレルギー体質を生み出す一因になっているとも言いますし。 生食を実践する人にしてみるとある意味そこも狙いのうちなのでは? (ただし病気にならない程度のバクテリアでないと困りますが^^;) >腸への刺激・・・はわかりませんが、やっぱり始めはお腹壊したりもすると思いますね。 犬はすでに野生動物ではなく人間と同じだし(「もと」とか言い出したら人間だってもとは野生ですしね。外宇宙から来たんでなきゃ)、人間だってインド人に大丈夫な物が日本人にも大丈夫とは限らないじゃないですか。 だからやっぱり少しずつ切り替えていく移行期間が必要なんじゃないでしょうか。 >新たにアレルギーが・・・・これもわかりませんが、例えばチキンのフードはダメな子でも手作り食の鶏肉は大丈夫ってこともあるみたいです。(検査では○なんだけど実際には大丈夫) チキンのたんぱく質ではなくてドライフードの酸化した脂が原因だった場合かな、と勝手に思ってるんですが。 市販のドライフードだとどうしてもいろいろな物が入ってますので、その点、手作り食なら調整しやすいのは確かです。 >野生が強くなりすぎて・・・・ 確かに、ワニを生き餌で育てるとやっぱり気が荒く育つそうです。 人口飼料(スイミーと冷凍ネズミ)で育てるとおっとりした性格に育つそう。 でも、生食とはいえ肉自体はドライにも入ってるんだし、生き餌ではないのだから平気だと思いますよ(^^)私たちだってお刺身食べるし♪ 個人的に質問者様の場合、手間とか経済的にムリがないなら手作り食や生食を試す価値はありそうかな思います。(でも日本では生食理論を完璧に実践するのは難しそう。理想を言うなら動物の内臓まで手に入れなきゃならないんでしょ?みんなそこまではしないのかな・・・) うちの犬は幸いアレルギーとかではないんですが、長瀬雅之先生の手作りごはんの本は気に入ってます。 参考までに(^^)
お礼
丁寧なご回答、ありがとうございます<(_ _)> 1つ1つ「なるほど!」と思いながら、拝読しました。 大変参考になりました。 手作りごはん、早速勉強します。
- samsonbuster
- ベストアンサー率48% (58/120)
私も一時期生食に興味がありましたが、色々調べた結果、私個人の見解では確かに加熱すると壊れる栄養素も、生だとそのまま摂取できると言う利点はありますが、リスクのほうが大きい気がしたので、生食はやめました。まず、一番の問題はnadasosoさんもおっしゃるように、バクテリアです。サルモネラ、O157等は健康な犬だとそう感染の心配はないと言いますが、やはりリスクはあると思います。又人間に感染する懸念もあると思います。nadasosoさんのワンちゃんは腸の病気を患っていると言うことですが、未知のリスクを背負う必要があるか、もう一度考慮されたほうが良いかと思います。余談ですが、免疫系の病気を患っている犬にも生食は向いていないと聞いたことがあります。又性格が変わるかどうかに関してですが、犬によっても違うかと思いますが、攻撃性が見られる犬には生食を与えるのは良くない、と言うのはたまに聞きます。私の犬の病院の先生は家庭で飼っている犬は野生動物とは違うので生食は絶対勧めないということなのですが、お医者さんによっても違うと思います。ワンちゃんの病状を良くご存知の先生に相談してみたら如何でしょう。又、生食でなくとも、時間さえあれば、nadasosoさんがフードを作ってあげるのも良いかと思います。参考になれば。
お礼
丁寧なご回答、ありがとうございます<(_ _)> そうですよね、バクテリアは怖いですよね。 勇み足せず相談させていただき、本当によかったです。 手作りごはん、早速勉強します。
お礼
丁寧なご回答、ありがとうございます<(_ _)> おっしゃる通り、IBDはステロイド量と食事療法。 かかりつけの獣医師さんは、やはり生食のリスクを懸念して賛成ではなく、ドッグフードを適切にチョイスする、という感じです。 手作りごはんについてはちゃんと相談していないので、どのような見解をお持ちかわからないのですが、教えて頂いたサイトや書籍等できちんと勉強して、次回相談してみます! ワンコがおいしく食事を楽しめる事、症状が改善される事、ステロイドを使わなくて済む事、そして楽しく長生き!を目指していきます。 大変参考になりました。