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放射性物質の放出。六ヶ所再処理工場は人体に悪い？
今、東日本大地震の被災により 福島の第一原子力発電所（第一原発）から大量の放射性物質が出ていて 大変な問題になっています。 では、核燃料の再処理工場である 六ヶ所再処理工場（所在地：青森県）は現在試運転中ですが そこから出される放射性物質は、人体に悪影響を与えないのでしょうか？ また、具体的にどんな放射性物質が出ていて、人体にはどのような悪影響がありますか？ （今回の地震の被災によるものではなく、 核燃料を再処理することで日常的に出される放射性物質について教えてください）
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>>それらの放射性物質が、具体的に人体にどのような悪影響を与えるのかまではわからなかったので、もしわかれば教えてください。 放射線を浴びることで、体を形作っている細胞の設計図であるＤＮＡが傷付けられます。ＤＮＡには自己修復作用があるのですが、修復が不完全なままになる場合もあります。 そして間違ったＤＮＡ情報で、間違った細胞（いわゆる癌細胞）が作られるようになります。 癌細胞は、少々でしたら健康な人でも発生しますが、その場合は体の防衛機構として、発生しても癌細胞を破壊する事で自衛しています。ですが大量に発生すると防衛機構が間に合わなくなり、癌になってしまいます。 大量に浴びると、急性放射線障害や放射線皮膚炎などにかかります。 体内被曝など、少量を長期に浴び続ける場合、癌などや、皮膚、毛髪への障害、造血機能障害、免疫力の低下などがありますね。また新しい細胞が作られない（壊死）なども発生します。 また、特に生殖器に障害が現れやすく、胎児がいた場合は流産、奇形、身体への障害などの深刻なダメージを受けますし、場合によっては、遺伝病を発症してしまいます。 ちなみに、現場に出る原発作業員は、「子作りが終わった人、あるいは子供をつくる予定の無い人」が望ましいそうです。現在はどうか知りませんが、「１日１０分働いて、１万円（だったかな？）もらえる」ってことで日雇い作業員を募集したりしていたとか。現場監督がストップウオッチを持って作業時間の開始と終了をチェックするそうです。 なお、作業員は線量バッチをつけて年間被曝量を超えないようにコンピュータ管理されていて、被曝量が予定数を越えると、作業させないように管理はされていたはずです。
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- lv4u
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>>そこから出される放射性物質は、人体に悪影響を与えないのでしょうか？ 当然ながら人体に悪影響を与えます。 そして、再処理工場は原発で使った使用済み燃料棒を再処理するとき、燃料棒をぶつ切りにします。 そのとき大量の放射性廃棄物（固体はもちろん気体もあり）が出てきますので、通常時には、原発よりもはるかに危険度の高い施設といえるでしょう。 >>日常的に出される放射性物質について教えてください 以下のＵＲＬをごらんください。 http://ja.wikipedia.org/wiki/六ヶ所再処理工場
お礼
回答ありがとうございます。 ＞大量の放射性廃棄物が出て ＞原発よりもはるかに危険度の高い施設 六ヶ所再処理工場は、危険度の高い施設なのですね。 現在は試運転ということですが、その施設が出す廃棄物が 人体にどのように悪影響を与えるのか、 人々にとって本当に安全なのか しっかりとした検証をしなければならないと思いました。 また、ウィキペディアで六ヶ所再処理工場を調べたところ 数多くの放射性物質が、 気体となって大気中に放出 液体となって太平洋に放流 ということが分かりました。 海にまで流れ込んでいくというのは、恐ろしいことだと感じました。 それらの放射性物質が、具体的に人体にどのような悪影響を与えるのかまではわからなかったので、もしわかれば教えてください。
放射能Ｑ＆Ａ http://www.med.nagasaki-u.ac.jp/interna_heal_j/qa.html 放射線の１回照射量と身体影響（mSv＝ミリシーベルト） http://www.med.nagasaki-u.ac.jp/interna_heal_j/a4.html
お礼
回答ありがとうございます。 参考アドレスを拝見しました。 放射能Ｑ＆Ａ http://www.med.nagasaki-u.ac.jp/interna_heal_j/qa.html のQ9では 「長崎でも大量の放射線を被ばくした胎児には流産、死産が多く、小頭症などの胎児奇形の頻度が高くなっています。すなわち、胎児が放射線被ばくを受けなければ、流産、死産が４％であったのに対し、放射線被ばくを受ければ23％になりました」 とあり、大量の放射線の恐ろしさを具体的に感じました。 放射線の１回照射量と身体影響（mSv＝ミリシーベルト） http://www.med.nagasaki-u.ac.jp/interna_heal_j/a4.html 以上のアドレスも参考になりました。 ただ、自然放射線などの外部被ばくと 放出された放射性物質が体内に入ってしまった場合の内部（体内）被ばくでは、内部被ばくのほうがはるかに人体に悪いと聞きました。 放射性物質による内部被ばくが どのようなメカニズムで、人体にどんな悪影響を与えるのか もしわかれば教えてください。 （特に、六ヶ所再処理工場からでる放射性物質について）
お礼
詳しく回答していただきまして、ありがとうございます。 >放射線を浴びることで、体を形作っている細胞の設計図であるＤＮＡが傷付けられます DNAを傷つけるというのは、深刻な害だと感じました。 DNAを持つ生きものすべてに悪影響を与えるということですから。 また、DNAをもとに人間は成長するわけですから、 胎児や子供には大人よりもさらに甚大な悪影響があるのですね。 ほかにも放射線によって 癌や生殖器障害などたくさんの恐ろしい被害がでることがわかりました。 ＞現場にでる原発作業員は～１日１０分働いて、１万円 そのような破格の手当てがもらえるということは、それだけ人体に悪いということなのだと感じました。 また調べてみましたら、放射性物質が体内に入って排出されなかった場合、体の中で放射線を出し続けるそうです。（=内部被ばく） 放射性物質の種類にもよりますが、その人が死ぬまでずっと 放射線の害を受け続けることもあるそうです。 現在、福島の原子力発電所（原発）で深刻な危機が起こっています。 この危機を無事に回避し、人々が無事で安全に生きられるよう祈ります。 そして、このような危機を引き起こす原発や 質問させていただきました六ヶ所再処理工場のような原発よりも危険度の大きい核燃料の再処理工場を見直し、 新たな安全でクリーンなエネルギー開発に全力をそそぐべきだと思いました。 いつか、今あるような危険な原発や再処理工場が 日本、そして世界中からなくなるように願います。