- ベストアンサー
鉄道引き込み線について
鉄子見習いです。いつもの通勤駅で気が付いたのですが、ホームの待避線から通過線に合流する手前に数mほどの引き込み線があります。トロッコを止めるには短いし、意味がないと思います。これは何ですか、何か理由がありますか?
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
鉄道従事員です。 軌陸車や夜間保線機器を置く線路を、一部の鉄道では材料線と言ったりします。長さは数両分から長いところでは6両編成分くらいあったりします。線路は普通のホーム等の線路に弊校に設置されます。 軌陸車なら自動車と同じサイズなので小さなスペースでも置けますが、モーターカーとトロッコとか、だと、電車数両分ありますので、とても数メートルでは置けません。最近の軌道保線用のレール削正車とか、総合試験車などは、普通の電車1両分くらいの大きさがあります。マルチプルタイタンパー(道床突き固め車)も大きいです。中には、東急のように総合試験用の車両(電車改造の数両編成。新幹線のドクターイエローや、イーストアイに当たる車両)などはもっと長いですし。 と言うことで、まず、軌陸車とかの保線車両の保管線ではありません。 よく見て頂きたいのですが、その線路が退避線から分岐しているところに切替えポイントがあると思います。 この切替えポイントのところ、退避線の線路自体は普通のポイントのように進行方向が切り替わるようになっていないのではないですか? ポイントの列車進行方向に対して左側の線路の先端、先端軌条が無理矢理退避線の線路に乗っかるようになってませんか? もしそうであれば、他の方が書かれている通り、安全側線です。 安全側線というのは、本来は退避線がある駅では設置するのが本筋です。ただ、土地の関係で着いていないケースも多くあります。 退避線に電車が入る場合、安全側線がある時は、ホームを出たところの切替えポイントが、安全側線側に切り替わっています。 退避線に入ってきた電車がブレーキ凍結、ブレーキ故障、速度著かなどで停止位置に停車できなかった際、そのまま本線との合流ポイントまで行ってしまうと、ポイントの割り出しによる長時間の運行阻害になったり、万が一は本線上の通過列車との衝突事故になったりします。安全側線のポイントは、リンクのアドレスから見れる写真(小田急線厚木駅の安全側線)のように、まともなポイントではありません。 http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b3/OER-Hon-atsugi-Sta-Catch-Points.jpg/800px-OER-Hon-atsugi-Sta-Catch-Points.jpg 安全側線に突っ込む時は、まず電車はポイントを乗り上げるように渡ります(こうした転轍機を乗越転轍機と言います)。そしてまだ勢いがあれば、線路の先に設置された砕石の山に突っ込んで停まることで、本線を阻害しないわけです。 この安全側線が設置できない時は、次善の策として本線との合流ポイントを退避線側の開けておくことで本線出発信号を停止とさせ、万が一停止し損ねた待避列車を本線上に送り込んで事故を防ぎます。
その他の回答 (4)
- s-samrai
- ベストアンサー率33% (35/105)
発車する側であれば、安全側線でしょう。 通過列車が通過する前に待避線から誤って発車しまうか、 待避線に停車する列車がブレーキ故障などで停車できない場合、 その安全側線に乗り上げさせて、 物理的に通過線に合流させないようになっています。 このとき当然待避線側の信号が赤(停止)になっているはずですが、 ブレーキや保安装置の故障で停車できないことも考えられるので、 会社によってこういう安全対策をしているところもあります。
- rw-f
- ベストアンサー率47% (78/164)
それは、「安全側線」だと思います。 待避線に進入した際、スピードの出しすぎ等で止まれなくなった場合、本線上で衝突事故等が 予想されます。そのため、安全側線が設けられています。 待避線に待避目的で進入する際は、ポイントが安全側線側へ向いており、通過線側が通過(発車) した後、本線側へ向くようになっています。 一度、一連のポイントの動きを見て頂くと、良く分かります。 通常の待避駅だと信号で進入速度が抑えられているので、最近は単線の行き違い箇所や、分岐駅 (小田急線の相模大野駅等)以外はほとんど見られなくなったような気がします。
- yoroshuuoagari
- ベストアンサー率27% (145/536)
軌陸車(きりくしゃ)のための引込み線ではないでしょうか。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8C%E9%99%B8%E8%BB%8A そこでタイヤから車輪(またはその逆)に切り替えます。