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映画「シャイニング」について(ネタバレあり)
先日、映画「シャイニング」を見たのですが、 (1)エレベーターから出る血の洪水 (2)妻が見た前の管理人 が何の描写かわかりません。 前の管理人はやつれてしまった夫が見た幻覚だと思っていたんいたので、妻が前の管理人を見たと言うのがよくわかりませんでした。 原作未読です。よろしくお願いします。
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スティーヴン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」 ということで宜しいでしょうか。 この映画は一応キングの原作を元に作られていますが、原作者がその出来に我慢出来ず、 自ら別の実写版を撮ったという逸話がありますので、原作とは別物で考えたほうがいいでしょう。 この映画で描かれている恐怖の正体は、ホテルそのものが持っているなにか、というのが原作での書き方です。 映画でも、ジャック達管理人一家を襲ってくる怪異は、ホテルそのものの悪意が仕向けたもの、という形になっています。 血の洪水は、過去にこのホテルで起こった惨劇で亡くなった(ホテルに殺された)人々の血、あるいはホテルの悪意が「これから」弑する人々の血という解釈が成り立つのではないでしょうか。 ウェンディは原作では弱いながらもダニーと同じく「かがやき」(シャイニング)を持ち、ホテルの悪意と対峙しますが、映画ではキャーキャー逃げ回るだけの臆病な女性として描かれてしまっています。 ウェンディが見たのもホテルが見せた悪意の一つでしょう。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。とても助かりました。 どちらの回答も納得のいくものでした。この現象もホテルの悪意と解釈できますね。