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ビデオテープの保存方法
最近はビデオテープもDVDやパソコンに保存されている方が多いのでしょうが、 わたしはそこまで進歩した環境(住環境・IT環境)にありません。 そこで、わたしと同じような方、たくさんのビデオをどのように保存されているか? 湿気・埃対策はどうしていますか? 理想を言えばキリがありませんので、当面無難でテープになるべく負担の無い収納方法がありましたら教えて下さいませんか? よろしくお願いします。
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Q/わたしと同じような方、たくさんのビデオをどのように保存されているか? A/直射の当たらない場所で湿度の少ない場所か、風通しが良く湿気が留まらない場所に保存してますね。 もちろん、磁気は当てない。 それだけで、カビたテープはない。ただ、経年劣化はしますからそれは仕方ない。カビや物理的損傷が生じなければDVDよりVHSは保存性が良いです。ただ、画質が劣化していくと言うだけですね。 Q/湿気・埃対策はどうしていますか? A/何も・・・してない。それで既に2x年は再生できる環境にある。ただ、ラックに保存してある。100本ぐらいあるビデオテープです。一番古いのもまだ再生できますから今のところ問題はない。ただ、ノイズや彩度の低下、クロスカラーはどうしても出ますが・・・これはそのうちにデジタルでノイズ除去処理でもすれば多少は何とかなりそうですし、あまり気にすることでもない。まあ、テレビ放送なら同じ番組を放送してくれる機会があれば、それを再度録画しても良いですし・・・ Q/当面無難でテープになるべく負担の無い収納方法がありましたら教えて下さいませんか? A/とにかく 直射日光を避ける。 湿気を避ける。 磁気を避ける。 必ずビデオは先頭まで巻き戻しておく。 標準で録画する。 定期的に綺麗に保存されているかチェック(保存状態を確認する、再生チェックが必要かどうかは見た目次第) これが大事。 一番危険なのは、一番保存が期待できる方法をとってそれを過信すること。これは、あってはならないことです。特に、一本一本、乾燥剤と一緒に密閉容器に入れたから安全と考えるのは甘い。それで、気づかず保存しダメになることもありますからね。よほど大事なら、定期的に乾燥剤を交換したり、テープの状態をチェックする必要がある。(ただし、たびたび再生してチェックを繰り返すと劣化しますので注意) ちなみに、DVDやパソコンに保存すると画質の劣化がないとか永久保存や数十年単位での保存ができるとお考えの方がいますが、それは間違いですのでご注意を・・・ (前の方の解答の訂正も含めます) たとえばDVDですが、記録保持性が30年ありますが、これはDVD-ROM(工場であらかじめデータをプレス記録したセル及びレンタルディスク)のみの話です。 一般に家庭で記録するDVD-RやDVD+Rは最低で数日でデータは消えます。(書き込んだ直後に読めないことも) 有機色素のアゾ、シアニン、フタロシアニンなどの色素を用いるためで、光と熱刺激で反応するため、直射日光に当たると数日でデータは消えます。CD-Rも同じです。追記型と呼ばれる1回しか書き込めないディスクは永久保存はできませんし、ましてや10年単位の長期保存はVHSより難しいかも・・・(特に日本は四季の温度/湿度変化が過酷であるため他国より厳しい)平均2~4年程度でダメになることが多い。最長でも10年程度です。 (30年は本当にまれにしか持たない) ついでに言えば、これに加えDVDでも画質はある程度劣化します。ただ、目に見えて分かることはほとんどなく、そのような状況になれば先は短い。 DVD-RAM、DVD-RW、DVD+RW(CD-RW)など書き換えが出来るディスクは、相変化記録素材を用います。同じ名称の付く規格でも全く異なる性質を持つ素材で、ある素材の結晶状態と非結晶状態での光の反射率でデータの識別をします。これらは、書き換えができますが、書き換えを繰り返すと磁気ディスクとは異なり、素材に残留核と呼ばれる変化が中途半端なゴミが残りやすくなるため、1回の書き換え(2度目の書き込み)でも保存性は一気に低下します。全く、書き換えを伴わなければ、Rメディアより光の透過性が低く保護層が厚いため長期の保存が可能になります。ただ、傷や物理的な損傷に弱いのが特徴。一般に、保存性が高いのはRAMのカートリッジありとなります。長ければ、10年以上の保存性がある。 ちなみに、DVDの30年というのは、DVDの記録面の外側を保護する樹脂層の劣化がその程度の期間で起こるため。保護層が劣化すると光の透過と反射率が大幅に変化するため、実際にデータが存在する場所まで光が的確に届き、跳ね返ってこなくなるため読めなくなる。 CDの場合は20年。これも同じ原理で、最初に登場したCDが一部最近、読めなくもくくは読みにくくなったことから判明した事実。 ついでに、音楽で最近使われるMD(MiniDisc)や国内では普及率が高いパソコン用のデータ記録メディアMOなど光磁気を用いたメディアは、書き損じ、ディスク保護層の劣化などがない限りの長期保存が可能です。 読み出しだけなら、保護層が劣化するまでの間は読めますので、だいたい30~50年以上となります。光磁気ディスクは保護層の構造がDVD/CD系メディアとは異なるため高い保存性があります。また、磁気と名がありますが、特定の高温下でない限り磁石には反応しません。ある意味、実用的なメディア。問題は記録速度と容量があまり大容量で速くないこと。 これがデジタルメディアでは現状で最も保存性が高いメディアです。 ちなみに、ハードディスクは物理的な損傷がない限り使えますが、一般にメディア自体の記録保持性は30年。 しかし、記録されたデータを読み出す装置も付けてハードディスクと呼びますので、その装置の耐久性が平均4~6年となり、メーカーの開発耐用年数が6年以下であることから、保存性は6年以下となります。最新で大容量な物ほど密度が高くなり技術的に複雑になるため、早期に損傷する可能性が高くなります。 アナログメディアの場合は、保存性が全く変わります。 デジタルではデータが0と1のデジタルデータと呼ばれる機械語(2進数)に変換されており、一種の暗号になります。このため、欠落部が少なくとも、デジタルデータを翻訳できる一定量以上のデータがないと再生はできません。しかし、アナログでは直接情報の内容を記録しており、少しでもデータがあれば、ノイズが多くなりますが再生は出来るという利点があります。 そのため、デジタルより超長期的に考えたときに再生できることだけを考えると保存性は良くなります。 (レコードが100年。紙が1万年、テープが数十年、状況によって数十年以上、壁画なら数千万年) いかがでしょう。 完璧がないのが残念ですね。ただ、デジタルはコピーが容易。複製は作りやすい。現状ではですけどね。何せ、デジタルテレビ放送にコピーガード番組が登場しますからね。
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- kounotori3
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ビデオテープの保存にはシリカゲルとか食品の包装に添付されている乾燥剤と共にビニール袋の空気を追い出した後へ入れ口を閉じ、更にビニール袋に入れて二重にしています、 テープの強敵は高湿に依るカビと、磁気材料とテープの接着剤が加水分解劣化する事です、空気の乾燥は乾燥剤で解決します 磁気の強い所には近付けないことです、電気製品から遠避けて下さい テープ自体も経年変化で硬くなり弾力性を失います 最適な保存方法は涼しくて、湿度が低く、外部磁界の影響が少ない場所でしょう 媒体の推定寿命 CD-ROM :10~1.5年 音楽CD :20年 DVD :30年 磁気テープ:30年 レコード :100年 マイクロフイルム:500年 将来的には優れた保存媒体が出ると思われますので15年~20年先にコピーされたら良いでしょう
お礼
詳細な保存方法、メディアの特性など、ありがとうございます。 やはりテープには「湿気」というのがいちばん悪いのですね。 今考えているのは、無印などで売っている衣装ケース(?)のようなものに除湿剤などとともに収納するという方法です。 各媒体の寿命など、参考になりました。 ありがとうございました。
補足
質問の補足みたいなことですが、 保存場所の「機密性」というのはどうなのでしょう? 例えば風通しのいい場所に並べておいておくのと、 ダンボールなどに除湿剤を入れて天袋などに入れておくのではどちらがテープに負担が少ない(保存方法としていい)でしょう?
- TomYamKoong
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以前、ビデオテープ好きな方からこだわりの保管方法を教えてもらいました。 ・ビデオテープは水平に保管する (縦に保管するとテープが偏り画質が劣化するため) ・一本一本ジッパー付きのビニールに入れ、 その中に乾燥剤を入れる 私の家では、床の間の下にビデオテープを入れています。 一応水平に置き、大きな乾燥剤を置いてありますので、 現在湿気や埃からは何とか守られているようです。 しかし、この方法をとる前のテープはほとんどカビてます。しくしく。 上記の方法がご参考になれば幸いです。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 やはり1本ずつビニール袋などに入れるのがベストなのでしょうが・・・ TomYamKoongさんのような方法ならよさそうですね。 ありがとうございました。
お礼
膨大な情報、ありがとうございます。 感覚的にはレコ-ドとかカセットとか、古いメディアのほうが、音質の劣化はあっても、デジタルコピーしたものより長持ちするような気がします。 基本的なことを守っていればいいようですね。 これで安全と過信しないこと。 絶対安全な保存方法はないということですね。 最終的には個々の場所の特殊性もからんできますしね。 しかし(不勉強なのもで)デジタルテレビ放送にコピーガード番組が登場するというのは初耳だし、ビックリです。 いろいろとうならされることの多い回答、あらためてありがとうございました。