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映画の技法
韓国映画「母なる証明」の作中、ジンテに尋問される男子高校生が殺害された女子高生について証言する際に、少年が膝に目を落とすと、その女子高生が寝ていて、そのまま回想と現在を往復する(カットバック)シーンがありましたが、これは何という技法なのですか?
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回想と現実が入り交じって構成されるこの技法は、映画の編集というカテゴリーにおいては正式な名称はたぶんありませんが、広義に解釈すれば、カットバックでも合っていますし、クロスカッティングでも合っています(フラッシュバックだと各カットが短くそれを積み重ねるので、ちょっと違います)。 ただカットバックもクロスカッティングも本来は”同じ時間軸の中で別々の場所で起こっていることを交互に見せる”という技法なので、厳密には違っているのかもしれません。 となると編集以前の問題で脚本まで遡って、”デクパージュ”と言ってもいいのかもしれません。 デクパージュは映画全体の構成やカットの配列を現すフランス語ですが、映画の理論書などでは、よく使われる映画用語のひとつです。 これを巧みに使った映画では「去年マリエンバードで」という作品が有名です。 なんだか堅苦しいことを書きましたけど、普通に”カットバック”、あるいは”回想と現実のカットバック”でいいんじゃないでしょうか?
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noname#131704
回答No.1
「クロスカッティング」または「フラッシュバック」という技法です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0
質問者
お礼
にゃるほど!
お礼
凄い知識ですね!