No.1です。ちょっと追記します。
音大っていうと、声楽(オペラとか…)をやるか、楽器をやるか、指揮者をやるか…って思っている人が多い気がしますが、実際にそれ以外の学科もあります。
簡単に言うと、オペラ座とかをする時の裏方の役割です。
良い音楽を「良い演出によって支える」欠かせない役割、そんな学科もあります。
やはりその世界でも芽が出るのは少ないですが、声楽や楽器で力が出ないから…とそんな仕事に回る人もいます。むしろそんな仕事に惚れてそっちの方向に行く人もいますが…。
私は音大とは全く関係ないのですが、友達は漫画のだめカンタービレの舞台になった学校に通っています。
音大で国立とか私立とか知らないので、そこに通っている女の子の意見だと思ってください。
最初の回答に挙げた私の友達は、ずっとピアノをしていて、親もピアノを続けていくことが夢だったようです。
けれどかなり成長してから今の楽器に出会い(楽器を出してしまうと誰か割れるくらい有名なので…ごめんなさい)、でも親に反対され、高校生くらいの頃から親元を離れて、音楽の修行を一人でしていました。
(ちなみに親はかなりのスパルタ教育だったようです)
その後コンクールに来ていた大学の先生にスカウトされ、その先生の実家がフランス(音楽が発展しているところですね)にあるので、長期の休みにはよく修行にきなさいと海外に連れて行かれていました。
その後先生の元で才能が開花、難関と言われるコンクールに何度も入賞(主に海外なので日本ではあまり有名じゃないけど)して、期待の若手として目を付けられています。
ほかにも声楽科・指揮科などの友達がいます。
音大ではよくある光景みたいですが、音楽の勉強をやりながら、先輩たちのコンクールの手伝いをしたり、大きな舞台の手伝いをしたりと実績を積みながらお金を稼いで生活しているみたいです。
むしろ学校内でコンクールがあって、そこで勝ち残ることそのものが将来に直結することもあるようです。
私の友達は皆才能があったのか、目指す職(というかオケとか劇団)にきちんとつけています。(学生でありながら就職(契約かな?)できるらしい。海外のことなので詳しくわかりません)
多分みんな才能と一緒にすごく努力をしてきたので輝かしい未来が待っているんでしょうね。
話は変わって、ド田舎の私立音大に行った私の母の友達の話です。
家は平凡な家庭ですが、お嬢様を夢見て音大に入学。(子供のころから趣味のピアノをやっていたので、それで入学)
学校でお金持ちの旦那を見つけて、さらに自分は華々しいデビューを飾ると夢見るが、才能がまったくなく、学生時代の時から仕事が舞い込んでくることがなかった。
ついでに彼氏も見つからなかった。(そもそも相手が華々しいデビューを飾れるかは解らないし、半ばカケなのでカケをできなかったらしい)
音楽はとんでもないお金がかかるのを承知で入学したが、なかなか進級できずに親を泣かせて貯金を食いつぶしてなんとか卒業。
卒業するはいいが、才能がないので相変わらず仕事がない。小学校・中学校の音楽の先生や保母さんを目指すも、自分より才能があり、けれど境遇に恵まれなかった人たちがその位置にいるので自分の入れる隙間なんてない。
保母さんのレベルはピアノ弾いたこともない男性ができるレベルだから、ピアノ自体より育児能力で見られ、そんなことを学んでこなかったのでとってくれるわけもない。
ピアノ教室を開こうとするが、実績(コンクールでの入賞経験等)のない自分のところになど生徒が集まってくれるわけもない。
結局40過ぎてもパートとして働いています。
本当に音楽をやりたいから音大に入るのか、才能があるから音大に入るのか、ブランドのために音大に入るのか、イイ旦那(嫁)をゲットするために音大に入るのか、いろいろ入る目的も違えばその末路も違いますね。
お礼
なるほどねー 厳しい世界ですね 人生のシビアさを感じさせられました。 私も人生を夢見て挫折したことがあるんで、自分の為にもいろんな末路があっても「それも人生」と言いたいです。 しかし、楽器の名前を出したら、誰かわかっちゃうくらい大成されているなんて、すごいですね やっぱ、才能ってとっても大事なんでしょうね