レーガンはイメージ重視でかなりいい加減な経済政策だったと思います。
小さい政府論で減税してるのに軍事費拡大したり、製造業が悲鳴上げてるのにドル高政策とか…
おそらくイメージ的にドル高=強い感じがする=強いドルって感じだったんじゃないですかね。
まあ一応当時のドル高政策は経済的に意味もありました。
当時アメリカはインフレに悩まされていました。
その対策のために行ったのが金利の引き上げです。これにより海外の投資家がこぞって米国債を購入するようになりドル高になりました。
そして、ドル高はアメリカの物価高の抑制と安定に大きく寄与しました。
またその結果、金利高と安い輸入品の急増により、アメリカ国内の『弱い製造業』は淘汰されました。
経済学的には、これを製造業の衰退と見ることも出来ますが、贅肉をそぎ落としたと見ることも出来ます。
(まあ問題はビッグスリーのような生き残るべき強い製造業まで改革がなされずに駄目になってしまったということな訳ですが・・・)
また、基軸通貨であるドル価値が高いところで安定するのは国際経済を安定させます。
これも世界の警察を喜んで勤めるアメリカにとっては意義のあることだったのだと思います。
お礼
双子の赤字の印象が強すぎて、功績になかなか目がいきませんでしたが、そうでもないのですね。 回答ありがとうございます。