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ATRACの将来性・汎用性
- ATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)は、デジタルオーディオの規格の一つです。
- しかし、最近では他の規格(WAV、MP3、FLACなど)が主流となっており、ATRACの文字を見かけることは少なくなりました。
- また、ATRACはハイレゾ音源に対応していないため、将来的に他の規格に乗り換える必要があるかもしれません。
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はじめまして♪ ATRACは日本のSONYが独自開発した優秀な音声圧縮方式の一つです。 mp3ってDVD-Videoの動画圧縮フォーマットの一部ですね。 でも、残念ですが、MDの為に開発されたATRACも、MD自体が日本以外では普及しませんでしたので、過去のβマックスと同様に日陰方式です。 MDが開発発売されて、間のない頃にポータブルMDレコダーと、数年後にデッキとMD-DATAを利用した4トラックレコーダーを購入した者です。 現状でSONYがATRACを無償公開して居ないので、国内のMDラジカセとMDカーコンポ、SONYのコンポやパソコン(バイオ)以外に対応は出来ていません。 ATRACも何度かバージョンアップし、音楽用にはかなり良い方式に成っています。しかし、ポータブルレコーダーとしてのMD機がHi-MDとして、CD同様の無圧縮まで対応し、それから、、、 高級オーディオの録音ではDSD方式(SA-CDフォーマット)のメモリーレコーダーを出した事で民生用と業務用(プロ)とクロスオーバーしてしまいました。 パソコンでDAD(ビットストリーム方式とか、SA-CD方式)は基本的に私達民間人は難し過ぎですし、それでも音楽業界の簡易レコダーでは対応可能な機器が数万円程度から多数のメーカーから販売されています。 過去のβマックス同様に、SONY製品をオーディオとパソコンでこれからも利用するならまだまだ問題なく利用出来るはずです。 他社のPCやMacに変えた瞬間にとんでもない事に成りますので、データ保管には他のフォーマットでも残しておく事が良いかと思います。 変換する事で高度な意味では音質変化が有りますので、現在のATRACデータを展開した無圧縮データで保管出来るなら、それがよりベターでしょう。 圧縮方式には、元のデータに戻らない「間引き」が有る方式と、元のデータに戻せる「間引き無し」の方法が有ります。 可逆圧縮と非可逆圧縮と言いますので、このあたりのキーワードで検索してみて下さい。 個人的に、MDからどうしても取り込まなくてはいけない音源が無いので実行していませんが、もし有ったらアナログ信号で再生し、オーディオインターフェースで24Bit 48Kサンプリングでパソコンに取り込んでからマスタリングソフトで調整です。(あえて、デジタル接続をしないのが、変なコダワリですけれどぉ~) 10年前から今のところ、MDもATRACも日本国内ではマダ生き残っていますが、世界的にはすでに絶滅危惧種かと思います(個人的感想です。) 国外ではMDもATRACも知らない方式かなぁ、、、(残念) mp3とかAACなど ATRACと違うアルゴリズムで一部を切り捨てますから、そういう方式に保存するのは、より音質変化(劣化)を伴う可能性が有りますので、元のデータに戻せるけれど圧縮率が低い方式で保管した方が良いかと思います。 どこまでコダワルか? どのように保管するか? 個人の判断ですね。 御質問者様の判断にお任せいたしますが、参考に成りましたら幸いです。
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- tama80ji
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はじめまして。 NO.1の方も書かれていますが、ATRACはSONYが開発した音声圧縮形式で音質はMP3以上なのですが、規格をライセンス制としたために国外ではMD以外には普及しませんでした。 有償のATRACよりは無償で使用可能なMP3にPCのユーザーは流れました。 SONY自身も当初は携帯オーディオプレイヤーはATRACのみの対応でしたが、汎用性に欠けるためと著作権管理が余りにも厳重すぎたために普及が進まず、その間隙にMP3に対応した機器やiPODが普及したために一敗地に塗れる結果となりました。 仕切り直し後にWMA、MP3、AACにも対応せざるを得なくなりました。しかしそのお陰である程度の失地の回復にも成功しました。 なおATRAC・ATRAC3も非可逆圧縮なので音質は劣化しています。 ATRAC LOSSLESSならば可逆圧縮なので音質の劣化はありません。 ATRACはSONYが規格を公開していないために、他方式への変換も対応はほとんど市販アプリケーションとなります。 簡易的にはATRAC形式に対応しているジャストシステム製の音楽プレイヤー兼管理ソフトBeatJam使用で、ATRAC音源からCD-DAを作成して改めてWAVで取り込むとの手順があります。 他にはUSAソニーがATRAC→MP3変換ソフトをフリーで公開しています。 http://esupport.sony.com/US/perl/swu-download.pl?mdl=NWZA818&upd_id=2971&os_id=7 さもなければHiMDRendererと言うフリーソフトを使用するしかありません。 ATRACは音質は優れていても汎用性に欠けるために普及が阻害された、少々不憫な規格です。 一応SONY本体は一旦市場に投入した規格であるので、ある程度は面倒は見てくれるでしょう。 未だにβや8ミリビデオの面倒も見てくれていますしね。 但しMDも日本国内で普及したMDの再生のためだけに存在しているような形で、メインストリームからはすでに外れています。SONYの機器自体がMD対応が減少しています。 いつまで面倒を見てくれるかは不明です。 >ハイレゾ音源 これに関してはDVD-AUDIOが2007年でフェードアウトしてしまい、パッケージとしてはSACDの独壇場となっています。 DVD-AUDIOはオーサリングソフトさえあれば自前で作成も可能でしたが、現在はそのオーサリングソフト自体も消滅しました。 再生対応機器自体が少なかったので止むを得ません。 かと言ってSACDは自前での作成は不可能です。 但しSONYのVAIOでは数年前よりDSDに対応し、ハイレゾ音源をそのまま活かす、CD音源をアップコンバートして活用するようになっています。 DSDはDVD±R/RWに書きこむことでDSDディスクが作成可能で、一部SACDプレイヤーやSACD非対応のPS3で再生が可能です。 SONY以外ではこんなのがあります。 http://www.korguser.net/audiogate/jp/index.html 但し一般的ではありません。 一般では高音質よりも高圧縮、長時間収録を選択しました。 DSDに関してはもう少し宣伝して普及を計った方も良さそうな気もします。