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スポーツ写真の肖像権について
先日、高校ラグビーを見に行きました。 そこで、プレイ中の写真を何枚か撮ったのですが、それらをネット上に公開することは肖像権の侵害に繋がるのでしょうか? 望遠レンズで撮ったので、全体の様子ではなく、結構クローズアップした写真です。 肖像権に関しては、なんどか気になって調べているのですが、なかなか理解できません。 よろしくお願いします。
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「肖像権」は法律に規定があるわけではありませんが、各種の裁判の判決で言及され、その判例が蓄積されていわゆる判例法として確立して来ました。 たとえば、1969年の最高裁判決(これはデモ参加者の写真を警官が撮影)で「個人の自由の一つとして、承諾なしに、みだりに撮影されない自由がある。これは憲法13条(個人の尊重)の趣旨である」としました。その後、各種の判決が出ました。まとめると、(1)撮影の拒絶、(2)公表の拒絶、(3)財産的利益の保護の三つの類型があるとされています。 この(3)についてはパブリシティ権とも呼ばれ、主として著名人(プロ野球選手、プロゴルファー、俳優、など)に適用される財産権です。 高校ラグビーの選手は、おそらくプロとは言えないにしても、個人の権利ですから、肖像権は認められるでしょう。 実際にこのような場合には、まず目的や用途を明示した上で「撮影の許可」を取る必要があります。次には実際の「公開の許可」です。単に写真を複製して配布することは許可(許諾)されたとしても、ネット上に公開するとなると拒絶される可能性も出てきます。逆に、許諾されれば問題ないわけです。
お礼
回答ありがとうございます。遅くなってすみません。