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noname#140269
回答No.1
私は3年半前まで会社を経営してましたが、その時毎年、水族館が冬季休業に入ると必ずしていた仕事がありました。それは水と魚を抜いた水槽に入り、裏から機械でアクリルの表面の傷を取る為です。水が入っていればそんなに目立たないですが、ひとたび水を抜くとアクリルは傷だらけです。そこで表面をバフ加工して傷を取るんです。摩擦熱によって表面の傷を綺麗に無くしていくんですが、魚くさいのと、飛んでくる粉で（勿論防塵マスクはしてますが）、1日やれば、もう体力は限界になります。そんな仕事をしていた私ですから、水族館を表からでは無く裏から見てきました。とにかくもう設備が凄いんです。水槽に送る為の酸素や、水循環浄化設備、魚の生態に合わせて作られた偽者の岩、水槽を中から照らす効果照明、小魚の飼育・魚の研究設備、等々。その設備の維持費がまず第一です。動物園はその逆で、ライオン、トラ、象、キリン等の動物は外に出る場所、檻と小屋とわらがあれば良い。飼育に対しては、魚と違い、あまり気を遣わなくても良いんです。設備がある程度必要なのは寒い地域に生息するペンギンや北極熊ぐらいなもの。魚は全ての水槽において、維持管理がとにかく大変なんです。推測の域を出ませんがその差があるからでしょう。 先程も書いた通り、水槽の表面は全部アクリルです。ガラスと思ってる方が多い様ですが、あれだけの水圧にガラスは耐えられません。アクリルの厚さも最低50mm～と、おそろしく厚いです。あれだけで値段は何十万とします。しかも特注。そんな物がウジャウジャしてるのです。
お礼
ありがとうございます。 なんとなくはわかってはいましたが そこまで複雑で多様な仕掛けがあるとは。まさに 目からウロコというやつです