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難問クイズの答え。成立するか、しないのか?
- 100人の死刑囚に関する難問クイズの答えについて、成立するかどうかを検証します。
- 100人の死刑囚に対する難問クイズの答えを簡単に解説します。
- ネットで見つけた難問クイズの答えについて、成立するかどうかを検証し、解説します。
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単純に2人で考えてみましょう。 帽子の組み合わせは以下の通り(矢印は見えている方向) A→B 赤→赤 赤→青 赤→白 青→赤 青→青 青→白 白→赤 白→青 白→白 一人目のAは、Bの帽子を見て、Bの帽子が赤なら0、青なら1、白なら2、と言います。偶然、それが「自分の帽子の色と同じ」なら助かります。違うなら死刑。 二人目のBは、Aが何と言ったかで、自分の帽子の色が判ります。赤なら0、青なら1、白なら2って言ってるのですから。 ここで判るのは「一人目は偶然に助かり、残った全員へ答えのヒントを与えている」と言う事です(二人だけの時はヒントではなく「答えそのもの」ですけど) では、3人で考えてみます。 一人目は、2人でやった時と同様に「偶然、合っていたら助かる」ので、色は無視します。 また、解かりやすいよう、赤青白で答える代わりに、数字で答えても良い事にします。また、3で割った余りも求めず、足した数字をそのまま言います。 A→B→C Aの答え Bの答え Cの答え ?→b→c b+c=x x-c=b x-b=c ?→赤→赤 0+0=0 0-0=0 0-0=0 ?→赤→青 0+1=1 1-1=0 1-0=1 ?→赤→白 0+2=2 2-2=0 2-0=2 ?→青→赤 1+0=1 1-0=1 1-1=0 ?→青→青 1+1=2 2-1=1 2-1=1 ?→青→白 1+2=3 3-2=1 3-1=2 ?→白→赤 2+0=2 2-0=2 2-2=0 ?→白→青 2+1=3 3-1=2 3-2=1 ?→白→白 2+2=4 4-2=2 4-2=2 Aは「B+C」を答えます。偶然、自分の帽子の色「?」と合っていれば助かります。違っていれば死刑。 Bには「C」が見えています。Aが「B+C」を答えて、Cが判っているならAの答え「B+C」から「C」を引いて「(B+C)-C」を求めます。「(B+C)-C=B」なので、Bを言い当てる事が出来ます。 Cは、Aが言った「B+C」と、Bが言った「B」が聞こえています。「B+C」と「B」が聞こえているなら「B+C」から「B」を引いて「(B+C)-B」を求めます。「(B+C)-B=C」なので、Cを言い当てる事が出来ます。 これが、この「助かる方法」の基本です。 「3で割った余り」は無視して良いです。3で割った余りを求めるのは「帽子の色」つまり「赤青白」で答える為だけですから。 では、4人に増やしてみます。 A→B→C→D Aの答え Bの答え Cの答え Dの答え ?→b→c→d b+c+d=x x-(c+d)=b x-(b+d)=c x-(b+c)=d Aは「B+C+D」を答えます。偶然、自分の帽子の色「?」と合っていれば助かります。違っていれば死刑。 Bには「C+D」が見えています。Aが「B+C+D」を言ったのを聞いていて「B+C+D」と「C+D」が判っています。「B+C+D」から「C+D」を引けば「B」が判ります。 Cには「D」が見えています。Aが「B+C+D」を言ったのと、Bが「B」を言ったのも聞いています。「B+C+D」と「B+D」が判っているので「B+C+D」から「B+D」を引けば「C」が判ります。 Dは、Aが「B+C+D」を言ったのと、B、C、がそれぞれ「B」「C」を言ったのも聞いています。「B+C+D]と「B+C」が判っているので「B+C+D」から「B+C」を引けば「D」が判ります。 これは、どんどん増やして100人になっても同じです。 上記の解説では「最初の一人目が、数字の合計そのものを言う」になっていますが、これを「3で割った余りを求めて、赤青白に置き換えても変わらない」ので「問題の回答」の通りになります。 そういう訳で、最初の一人目だけは「偶然」で助かって、二人目以降の99人は確実に助かります。
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- don9don9
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ポイントは 「自分より後ろにいる人の帽子は見えないが、自分より後ろにいる人の発言は聞こえる」 ということです。 100人だと面倒なので仮に10人で A:赤 B:青 C:青 D:白 E:赤 F:白 G:青 H:赤 I:赤 J:白 とします。 Aは、B~Jを見て計算し、赤3、青3、白3で余りは0なので「赤」と答える (上の例では運よく助かりますが、Aが助かるかどうかは運任せになります) Bは、C~Jを見ると、赤3、青2、白3で余りは2 Aが言った「赤(=余り0)」となるためには、あと青が1つ必要 よって、自分は青だとわかる Cは、D~Jを見ると、赤3、青1、白3 これにBが言った青1を足して、赤3、青2、白3で余りは2 Aが言った「赤(=余り0)」となるためには、あと青が1つ必要 よって、自分は青だとわかる Dは、E~Jを見ると、赤3、青1、白2 これにB、Cが言った青2を足して、赤3、青3、白2で余りは1 Aが言った「赤(=余り0)」となるためには、あと白が1つ必要 よって、自分は白だとわかる Eは、F~Jを見ると、赤2、青1、白2 これにB~Dが言った青2、白1を足して、赤2、青3、白3で余りは0 既にAが言った「赤(=余り0)」となっている よって、自分は赤だとわかる Fは、G~Jを見ると、赤2、青1、白1 これにB~Eが言った赤1、青2、白1を足して、赤3、青3、白2で余りは1 Aが言った「赤(=余り0)」となるためには、あと白が1つ必要 よって、自分が白だとわかる 以降も同様に考えます。 要は「Aの発言」と「目に見える自分より前の人+A以外の自分より後ろの人の発言」 を比較することで、自分の色を割り出すことができるわけです。
お礼
丁寧でわかりやすい回答をありがとうございました。 とても参考になりました。 >「Aの発言」と「目に見える自分より前の人+A以外の自分より後ろの人の発言」を比較~ こうやって注目すべき点を言葉で表わしてもらえたことによって、模範解答の意味も随分わかりやすくなりました。
- chie65536(@chie65535)
- ベストアンサー率44% (8740/19838)
追記。 模範回答が判り難いのは「3人目以降」について書いて無いのが原因ですね。 この回答だと「3人目以降は、2番目~自分の前までの人が言ったのと、見えている帽子を全部足す」ってのが判り難いですね。 この部分は「残り98人の和」の一言で片付けられてしまっているのです(98という定数に気付くかどうかがポイント) 確かに、1番目以外なら、自分が何番目でも「2番目~自分の前までの人数+帽子が見えている人数=98人」なので、間違いではないのです。 「3人目以降はどうすんじゃい?」ってのに気付くと「この回答でも正しいが、言葉が足りない」ってのが判明します。 模範回答のくせに、問題並みに難解なのが困りますね(きちんと読み解ける人が何%くらい居るか…)
- chie65536(@chie65535)
- ベストアンサー率44% (8740/19838)
補足。 >前98人が赤(0)、99番目が白(2)で考えると、回答のとおりにやると成り立たない気がするんですが…。 成り立ちます。 最初の一人目は「全部足して2、白」と答えます。3分の2の確率で死刑。な~む~(-人-) 次の二人目は「一人目が全部足したのを2と答えた。自分より前を全部足したら2。2-2=0で、赤」と答えます。 次の三人目は「一人目が全部足したのを2と答えた。二人目は0、自分より前を全部足したら2。2-0-2=0で、赤」と答えます。 次の四人目は「一人目が全部足したのを2と答えた。二人目と三人目は両方0、自分より前を全部足したら2。2-0-0-2=0で、赤」と答えます。 何人増えても、98人目まで「2-0-……(2人目~97人目が全員0)……-0-2=0で、赤」と答えます。 99人目は「全員足したら2。2人目~98人目が全員0。だったら2-0=2で、白」と答えます。 単純に「全員赤」の時を考えてみれば「全員が赤と言って、全員助かる」のが判りますよ。
おお、難しいですね。 回答ではなく質問なんですが、一ついいでしょうか。 帽子の赤白青というのは何個ずつとか決まってるんでしょうか。 極端な例として前98人が赤(0)、99番目が白(2)で考えると、回答のとおりにやると成り立たない気がするんですが…。
補足
質問ありがとうございます。 「教えて!goo」を使うのは初めてでして、 補足をここに書いて良いものかどうか分からないのですが… fjs385さんのご指摘通り、私もそこに疑問を持ちました。 しかし私が見たかぎり、問題文には帽子の色の数についての記述がありませんでした。 となると、やはりこの問題文では成り立たないのでしょうか…
お礼
chie65535さん、何度も丁寧に解説していただきありがとうございました。 例題も分かりやすく、かつ納得できる解説でありました。 お陰さまでもやもや感も無くなり、すっきりしました♪ 今回は、chie65535さんのこの回答に、ベストアンサーを送らせていただきましたが、このスレッドに回答頂いた全ての方に感謝しております。 ご協力下さった皆さん、どうもありがとうございました。