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マボロシの鳥
太田光の「マボロシの鳥」を読んだ方(途中でも)、率直な感想を聞かせてください。 いくつかプレビューのあるサイトも見たのですか、なぜか信用できません。どういう意見であっても、皆様の感想を直接聞いた方が何百倍も信用できると思い、伺うことにしました。 どうぞ、宜しくお願いします。 ※尚、現在入院中につき、お返事が遅れたり、丁寧にお礼が出来ないかもしれませんが、お許しください。
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太田さんのファン(狂信的ではない)ですので、期待して読みました。 悪くは無いが、絶賛するほどでなく、金額で評価するなら500円くらいかな、という感想です。 短編集9つをなるべく違ったテイストで、読む人それぞれに違った感性のどこかに引っかかる部分があればいいな、という狙いがあるようで、そのとおり文体も世界観もバラバラな9作になってます。 が、ファンであれば、その内容が太田さんの好きなSF(ヴォネガット)、落語、戦争、テロ、暗かった学生時代、銀河鉄道の夜や星の王子様、向田邦子さん、芸について、などをモチーフにしてあることに気づき、 最後の鳥はマボロシの鳥にかかっているのかなあ、など深読みして悦に入れるところはあるでしょう。 良くも悪くも太田さんが前面に出ている作品でありますので、もし太田さんが名前を伏せてこの本を出したとして純粋に満足できるか、となるとちょっと物足りない内容が多いかな、というのが率直な感想です。 タイトルのマボロシの鳥は一番わかりやすい作品だと思いますので、立ち読みするなら最初から読むのでなく、真ん中へんにあるマボロシ、、を読むといいかもしれません。
お礼
回答、頂きまして有り難うございました。 言われてみれば、太田氏のファンかどうかという要素も評価に影響を与えてしまいますね。 私は好きでも嫌いでもない立場です。 普通であれば、芸能人の小説には興味も示さないのですが、記者会見の宣伝文句が気になって、読みたいと思うようになりました。