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PCオーディオを始めようと思っている初心者です。雑誌に以下のような記載
PCオーディオを始めようと思っている初心者です。雑誌に以下のような記載がありました。 「パソコン(ウインドウズXP)→USBDAC→アンプの構成で、96や192kHzの高サンプリングレートのソースを聞こうとする場合、XPでは出力データのサンプリング周波数を指定できないため、別の設定が必要になる・・・」 この場合の「別の設定」とは、何なのでしょうか?レートにあわせて一曲ごとに、パソコンで何らかの設定をしなければいけないのでしょうか?詳しい方ご教授ください。
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Windowsに関しては、あまり詳しくないのですが... 前後の文脈が分かりませんが、おそらく、カーネルミキサのことを指しているのではないかと思われます。 カーネルミキサというのは、Windowsの音声入出力を統一的に扱う仕組みで、どんなサンプリングレート、どんなビット深度の信号でも、特定のサンプリングレート(たぶん48kHz)・ビット深度に変換してしまいます(その設定を変えることはできません。「XPでは出力データのサンプリング周波数を指定できない」とは、このことを指していると思われます)。 これは、ある意味で便利な仕掛けです。どんな信号がきても、とりあえず「音が鳴る」状態にはもっていけるからです。しかし、変換の質が悪ければ、音質が劣化してしまいます。PCオーディでは、これを問題視する訳です。 これに対し、Vista以降では、WASAPIという別の仕組みが導入されています。これ(のうち排他モード)を利用すれば、カーネルミキサをバイパスして出力できるので、サンプリングレートが変換されません。WASAPIは、Windows自身の仕組みなので、Vista以降では当然に利用できます。 似たような方法の1つに、カーネルストリーミング(WDM/KS)というものがあります。これは、XPでも利用可能ですが、再生ソフトが対応している必要があります(極端な言い方をすると、再生ソフトに、カーネルミキサを意図的に無視させる訳です)。ほかに、ASIOという仕掛けもあります。これは、どちらかというと音楽制作の場面で多用されますが、カーネルミキサをバイパスする点では同じです。 ところで、USBオーディオインターフェイスには、大きく分けて2種類のものがあります。1つは、OS標準のデバイスドライバを使うもの、もう1つは、独自のドライバを用意しているもの、です。 前者の場合、そのままではカーネルミキサを経由することになります。そこで、WDM/KSを使いたい訳ですが、どうもこれに対応したソフトは少数のようです。 後者の場合は、たいていASIOかWDMの仕組みを使ったドライバを用意しています。この場合、コントロール用のソフトが付いているのがふつうで、ドライバをインストールすると同時にインストールされます。このソフトを使って、オーディオインターフェイスの動作サンプリングレートを変更できます。「別の設定」とは、このことを指していると思われます。 以上、要するに、XPで96kHz・129kHz等の高サンプリングレートのファイルを再生する場合には、 (1) それに対応したオーディオインターフェイスを用意する(ドライバがASIOに対応していること) (2) オーディオインターフェイスのドライバをインストールする (3) コントロール用ソフトで、再生したいファイルのサンプリングレートに設定する (4) foober2000やLilithなど、ASIOに対応した再生ソフトを使う ということになります。 http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/9956/audio/asio.html http://www.yung.jp/bony/?page_id=54
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- nijjin
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複数の周波数が設定できるものはコントロールパネルから設定したりします。
お礼
ありがとうございます。これは、再生ソフトではコントロールできないのでしょうか?
私の購入したUSBDACは説明書の通りに接続するだけで 聴く事できました。 他のメーカーの物も同様だと思いますが。
お礼
ありがとうございます。
お礼
ご丁寧な、ご回答ありがとうございます。なるほど再生ソフトの「設定」ですね。よくわかりました。ありがとうございました。(貼っていただいたリンクで、もう少し勉強します)