ヤマハの電動アシスト自転車を使っています(坂が多い場所に住んでいるので)。
1. リチウムイオン電池は小刻みな充電をしても「メモリー効果」が出ないとされています(メモリー効果についてはご自身で検索してください)。バッテリーの容量(→自転車の航続距離につながる)も大きく またニッケル水素充電池より軽量です。とはいえニッケル水素充電池が大幅に劣る、というほどのことはないでしょう。時々メモリー効果を払拭するためにリフレッシュする必要があるようですが。
2. コストパフォーマンスは 電動アシスト自転車にもいろいろな車種があるので一概には言えません。各社おのおの数種類出していますし。
3. ヤマハとブリヂストンは協業しています。電動アシスト機構部分をヤマハが作り、自転車本体をブリヂストンが作って相互に供給していますので、この2社間では若干のデザインの違いはあっても性能の違いは無いでしょう。パナソニックは独立路線です。この3社以外にもサンヨーが前輪に電動アシスト機構を入れた自転車を出しています。
どこの自転車を買っても極端な性能の違いは無いと思います。
自分が電動アシスト自転車を買う際にチェックポイントにしたのは、ブレーキの性能です。そもそも平坦な土地なら高価な電動アシスト自転車を買う必要がないわけで、坂の多い土地で乗るために買うわけですね。坂を登るために電動アシスト機構が必要ですが、当然坂を下る頻度も同じくらい多い訳で その時ブレーキの性能が大変重要です。電動アシスト自転車は、普通の自転車よりずっと重いわけですからブレーキにかかる負荷も増えます。ヤマハの電動アシスト自転車でも数種類有って ブレーキは全部同じ、という訳ではなく 自分は「Vブレーキが付いた車種」を選択しました。一般のママチャリについている「キャリパーブレーキ」は下り坂での効きが弱く 試乗して危険を感じたからです(勿論坂の斜度にもよりますが)。電動アシスト自転車はホームセンターの店頭で試乗させてくれるところがありますので アシストの具合だけでなくブレーキの効き具合も是非チェックしてください。
またバッテリーは一般に3万円以上しますし 充電と使用を繰り返していくと当然劣化して能力が下がってきます。リチウムイオン電池は継ぎ足し充電が可能とはいえ 「小刻み充電」(バッテリーが空になる前に 少し減っただけで充電する)を繰り返すと 劣化がどんどん進みます。一般に充電池の劣化は「充電回数」に比例して進みます。出来るだけ使い切るくらいまで乗って 充電回数を少なくするのが長持ちさせるコツです。
カタログに掲載されている「航続距離」は誇大広告の典型例のようなもので、そこで謳っている距離の半分も出れば万歳でしょう。カタログを良く読めば判りますが(とても小さい時で気づきにくいように表示している)、坂の傾斜がとても緩やかな試験条件での航続距離を掲載してます。電動アシスト自転車が必要なのはきつい坂で使用するケースが殆どなのに まったく役に立たない試験条件です(業界で申し合わせて カタログ数値を見栄え良くするためでしょう)。以前はもっと詐欺的な条件での結果でした。まあカタログ数値の半分、冬は更に距離が短くなってカタログ値の3割くらいしかバッテリーは持ちませんが、各社この点はどれも似たり寄ったりです。
お礼
Vブレーキは大変興味深かったです。 ただ、マウンテンバイクのような形状しかないようで ママチャリタイプは私が調べたところ ありませんでした。 とても参考になり勉強させていただきました。 こちらの中古を譲り受けました。 http://okwave.jp/qa/q6210542.html
補足
ヤマハとブリヂストンは協業しています。 そのようですね。 良いところ取りのようで 興味深く勉強させていただきました。