アドレナリン
興奮している時に「脳内にアドレナリンが分泌されて・・・」等と言われる事がありますよね。薬理学を学んでいる学生なのですが、この表現にひっかかるものを感じてしまいます。
僕は、アドレナリンというのは、カテコールアミンと総称される化学伝達物質の一つであり、ドパミン→ノルエピネフリン(NE、別名:ノルアドレナリン)→エピネフリン(Epi、別名;アドレナリン)という生成経路で生産される化学伝達物質で、それぞれの化学伝達物質(ドパミン、NE、Epi)が生体に対して活性を示すものだと認識しています。
Epiは、副腎髄質で産生されると教わりました。また、中枢神経系では、ドパミンがカテコールアミン含量の半分以上を占めるとも教わりました。
ここから質問に移らせていただきます。
1,そもそもアドレナリンの語源は何なのでしょうか?
2,脳内にて、Epiが産生される事は、あるのでしょうか?(現在、判明している段階の解答で結構です。)
3,Epiは、血流にのって各末梢器官に作用すると教わったように記憶しているのですが、脳内に移行する事はできるのでしょうか?(つまりは、血液ー脳関門を通れるのか?)
おそらく世間一般では、カテコールアミンを代表して、その語感の良さも相まってアドレナリンという表現が定着したのだろうと思っています。別に目くじらを立てる程の事でもないのでしょう。ただ、科学に関わっている者として、正確な情報を得たいのです。
分かる範囲内の解答で結構です。よろしくお願いします。