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子宮頚がんの感染について
- 最近子宮頚がんワクチン接種の話題がにぎわっています。友人との話の中で、なかなか奥深い説明がしにくい報道のせいかわかりにくい・・と。
- 生涯異性との性交がお互いひとりだけの場合は、子宮頚がんになることはないと聞いたことがあります。この法則がほとんどの人間でくずれているので、ワクチン接種ということなのでしょう。
- さて、感染の疑問ですが、お互い性交対象が一人だけだったAとBのうち、Cと接触したAがBと接触することで、AはもちろんBへの感染も疑わられるでしょうね。その際、HPVウイルスは物理的にどのように感染するのでしょうか?男性の精液からでしょうか、粘膜からでしょうか、経口とか皮膚からもありでしょうか・・?
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>HPVウイルスは物理的にどのように感染するのでしょうか?男性の精液からでしょうか、粘膜からでしょうか、経口とか皮膚からもありでしょうか・・? 基本的に性感染症の感染経路は粘膜感染です。 しかし、HIV(エイズ)のウィルスは精液に一番多く居ますので、HPVも否定は出来ないでしょう。 子宮頸がんになられた方を検査すると、90%以上の方からHPVウィルスが検出されています。 このためにワクチン接種(HPV16、18型のみに有効)という話に発展しています。 また、性感染症の一つである尖圭コンジロームの原因はHPVの6、11型です。 型が違うじゃないか?と言う疑問が出てきますが、 国立感染症センターの情報から、 患者から分離されたウイルスは、ゲノムDNA の塩基配列の相同性に基づいて90 以上の型に分類されている。 型によって感染部位と病理像が異なる。 皮膚に感染する型では、1、2、4 型などが良性の疣、5、8、47 型などが皮膚癌の原因となり、粘膜に感染する型には、尖形コンジロームを引き起こす6 、11 型(低リスク型)や子宮頚癌の原因となる16 、18 、31 型など(高リスク型)がある。 尖形コンジロームから1 、2 型や16 、18 型が分離されることもあるので、感染しているウイルスの型を知ることが、予後の推定に重要となる。 と説明されています。 尖圭コンジロームになってからHPVウィルスは変異すると言う事です。 このため性交渉をする前にワクチン接種するという取り扱いになっています。 また、HPVは基本的に世の中のそこら中に居ます。 例えば、プールのシャワー室で感染(足に怪我をして傷を負っていた)したという事例もあります。 HPVはイボになるウィルスです。 生涯を通じてイボや魚の目などが出来た方は、HPVに感染した可能性があると言う事です。 但し、HPVは現在100種類以上(これからも増えるという可能性が高いです。)見つかっていますが、その殆どは良性でイボのままで終わってしまうと言う事です。 むやみに恐れず、事実を理解しておく必要があります。
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- kumap2010
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>この法則がほとんどの人間でくずれているので、ワクチン接種ということなのでしょう。 いやいや、その法則は今も変わっていませんよ。 HPVウイルスに有効性の高いワクチンが去年日本で認可されたり、 若いうちに接種することでリスクが大きく軽減出来るという研究結果がが出たりしてるので、 ワクチン接種を推奨しようって話になってるだけです。 それと、「感染」と「発症」を混同していませんか? HPVウイルスの感染=子宮頚がん ではありません。 お互いひとりだけしか性交してなくてもHPVウイルスの「感染」は普通にあり得ます。 しかし免疫機能が働くため、一人の一種類のHPVウイルス感染だけならしばらくすれば自動的に排除されます。 その後は免疫がついているのでその人と性行為をしてももう感染することはありません。 ですが短期間で何種類ものHPVウイルスに感染してしまうと、免疫機能により排除出来なくなる場合があります。 そうして長期間感染してしまった場合に子宮頚がんが発症してしまうのです。
お礼
ご回答ありがとうございます。
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