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海外の携帯やパソコンの文字変換などは、どうなっているんですか?
海外の携帯やパソコンの文字変換などは、どうなっているんですか? ローマ字打ちをするのですか? 日本のものしか知らないため、すごく気になってます。
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一口に海外といいましても、国により使用する文字もバラバラですので一言では難しいのですが、逆の発想で考えてみましょう。 そもそもキーで文字を打つ道具として合ったタイプライターはご存じでしょうか? これが時代の変遷と共に電子化してパソコンのキーボードに、後には携帯へと進化したわけですが、いずれも元は欧米のものです。 こういった便利な機械を日本文化では同じ読み「あ」であっても、ひらがなの「あ」もあれば、「A」「ア」「亜」などと使い分け読み分ける独特の文化があるなかでは、「変換」が必要となります。 例えば英語圏であるアメリカやイギリスではこの「変換」という概念がありません。 せいぜい大文字と小文字の「切り替え」があればあとはキーにある文字そのものしか使いませんよね? それで用が足りるのです。 パソコンも携帯も日本製品の場合には、この「変換」を機能させるために「辞書ソフト」が組み込まれます。 パソコンをお使いであれば意識されているかどうか、おそらく「MS-IME」あるいは「ATOK」という辞書ソフトが入っていますし、それをひらがなうちした後に変換するために押すキーには「あ~わ」の刻印がありますよね? 欧米のパソコンキーボードや携帯のボタンにはこの「あ~わ」の刻印自体がありません。 言葉の入力を便利にするために例えば「aus」と文字通りに一始めると「aus」で始まる語句の候補群がリスト表示される程度の機能はありますが、これは候補を表示しているだけでキーで打った文字を全く形の違う言葉に置き換える「変換」ではありません。 以上から海外の方が我々日本人宛にパソコンや携帯で日本語の文章を作成する場合、マシン本体に日本語(ひらがな、カタカナ、漢字)という文字データそのものがありませんので、本来は内蔵されていない日本語用の辞書ソフトを新たに組み込むか、日本語の読みをそのままローマ字表記で表現するしかないのです。 日本人の方が海外でパソコンや携帯を購入されると、まず困るのがキーに「あ~わ」の刻印自体がないことと、どう打ち込んでも変換辞書そのものがないので日本語が使えないのです。 パソコンメーカーで有名なAppleにしても、話題になったI-padなども海外製品をそのまま発売するのではなく、実はこの「日本語辞書」を搭載した「日本語仕様」の製品を新たに作っているのですよ?