1.鉄筋検査、防錆鉄筋
近年、公共構造物での、鉄筋材料検査、組み立て鉄筋検査において、さびの管理については非常に厳しなっているのが事実ですね。特に橋梁工事、床版工事などではかむりが少ない規定であるから、材料検査段階、保管段階(さび防止のシート養生)試用段階で検査が厳しくなっていますね。特に海岸線や、波浪によるしぶきを受ける地区などのより、かむりの寸法なども規定で決まっています。場合によっては、防錆鉄筋を使用する設計になっている場合も多々ありますね。
2.錆びの許容量、検査、対策
鉄筋に発生した錆びの程度についての許容ですが、定量的な規定はないですね。あくまで目視的な規定ですね。
1)通常、 鉄筋の量の錆びは、コンクリートとの付着強度を増大させる効果があるとされていますね。この場合は、むやみに錆びを除去する必要はないですね。
2)古くなった鉄筋、余った鉄筋の再使用などの場合に、錆びが進行し浮き錆びの状態のものは、付着強度の低下や鉄筋としての設計断面積《直径》JIS規定、が足らないことが推定されます。
3)事前の材料検査段階で使用不可(不合格)としましょう。 使用するには、ワイヤーブラシでケレンして、径などをチェック規定内のもを使用しましょう。
万一、規定に合わない場合は、使用しないとするか、増し鉄筋(補強鉄筋を配置)して対応しましょう。
4)コンクリート打ち継ぎ部で、鉄筋が長期間放置される場合は、鉄筋に防錆材を塗布するか、セメントペーストを塗布し、ポリエチレンのカバーをかける等の対策が必要です。短期間の場合でもシートなどで覆うことが重要ですね。
5)写真添付がないのでわかりませんが、施工業者の主任技術者、鉄筋工事の職長等立会いの上、第三者監理の技術者に検査を指示しましょう。現実にハンマーなどでたたくとぼろぼろとさびが落ちてくるようでは浮き錆びですね。又、鉄筋の組んだ場所にさびが産卵している場合も浮き錆び多しとなりますね。通常は光っていますね。そして錆びはありませんね。無論組み立てた場所にさびなどは落ちていませんね。
6)その結果の「浮きさびでないかどうか」が、検査の合否の決め手になります。浮き錆びの場合は、ワイヤーブラシなどで丁寧にケレン(錆び落とし)して、掃除機できれいに清掃して、再検査を受けるように指示して貰いましょう。検査書面、指示書面、是正前写真、完了写真、是正復命書を発行してもらい受領しましょう。