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大井川鉄道のSLについて
- 大井川鉄道は多くのSLを所有していますが、経営は非常に苦しい状況です。
- SLの維持費や部品調達などの費用がかかり、沿線人口の少なさも経営を難しくしています。
- 一方、故障中のSLにはナショナルトラストの支援があるようですが、SLの所有数が観光客や鉄道ファンの訪問を増やしているかは不明です。
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大井川は実際に乗ると分かりますが、沿線人口が極端に希薄なところでして、どう考えても「鉄道」を維持できるような地域じゃありません。ですので、SLなどの「観光資源」が無いとやっていけないんです。 ご質問の様な疑問はSL導入時(もう30年以上前)にもありましたが、「導入することで観光資源になり沿線も活性化する」と、当時の役員S氏が論陣を張って何とか導入した結果、今のように「大きな赤字も出さずに運営可能」なローカル鉄道になり得たんですし、沿線の温泉などの観光地も「それなり」に観光客を集めることが出来ているんですよ。 ちなみに「ナショナルトラスト」は「自分の所有の車両を走らせてもらっているだけ」で線路使用料などは払っておらず、大井川鉄道はむしろ「持ち出し」に近い状況なんですよ。
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- ultraCS
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最低限、財務関係は思い込みではなく、調べてから質問しましょう 2007年度決算で、本線(金谷~千頭間)の営業収入は約7億7,700万円、うち、SL関連は約6億1,000万円で、通勤通学など地域の足として鉄路を維持する経費を、観光客輸送に奮闘するSLが稼ぎ出している勘定になります。全線の営業係数は120で赤字は1.5億前後だと思います。 おそらく、SLを廃止したら、営業係数200突破は確実で、速攻廃止対象路線でしょう。 そう考えると、6億の効果を持つSL運行ですから、少々の修繕費(一両年間数百万~千万程度と思います)は営業経費のうちです。よほどの大修理でなければ、それほどの支出にはなりませんし、事故の場合は廃車でしょう。 大井川鐵道本線の場合、SLに限らず、本線車両は基本的に中古車両です。鉄道の場合、かなり簿価が小さくなってからの調達ですから、新製購入とくらべれば減価償却費が小さく、金利負担も少ないというのは重要な点だと思います。 ナショナルトラストが大井川に委託している車両の簿価は1000万程度、金額としての支出は多い年で年間数百万程度ですから、経営に対する寄与は焼け石に水以下ですね。 http://www.national-trust.or.jp/rinen/rinen-1.html なお、部品に関しては、入手困難な物は、内部で削出したり、協力鉄工所などでワンオフで作っているようです。
お礼
おはようございます。 詳しい説明有難うございます。 やはりSLが稼ぐ収入って大きいんですね。 SLがいつまでも走り続けてほしいと思います。
お礼
わかりやすい言葉での回答ありがとうございます。 >ご質問の様な疑問はSL導入時(もう30年以上前)にもありましたが 同様の疑問があったのですね。 でもSLが走ることによってそれなりに存続できることは 良いことですね。 これからもSLが走り続けて欲しいです。