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ライブでパソコンを使いたいのですが、知人の話で「スピーカーなどの影響で
ライブでパソコンを使いたいのですが、知人の話で「スピーカーなどの影響でオーディオデータの音が途切れた」と聞きました。 ステージの環境の中で振動・電磁波などの影響がありますか? また、あるとすればその対策を具体的に教えてください。
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素人PA屋ですが、私が扱うのはこっちも素人、相手も(どっちかというと駆け出しバンドが多い)アマチュアバンドですので、ライブでパソコンを使いたい要請があった時には、練習を見に行って機材と操作の習熟を確認できない限りは、 「パソコン使用は、原則やめておけ」 「よしんばどうしてもパソコン使用したいとしても、万一に備えた代替音源は持ってこい」 と、常々言っております。 それほど、素人バンドのパソコンによる音源操作は、トラブルが多いからです。 また、素人専門イベントの常で、PA組み上げ→リハの準備時間はいつもギリギリですから(素人イベントでは、主催者が十分な時間会場を押さえられない)、リハでトラブったら原因確認→対策を打つだけの時間はあげられないので、リハがグダグダのまま時間切れで本番突入し、やっばり本番でトラブるってことが非常に多いので。 ただ、スピーカの振動や電磁波が原因という事は、ほとんど経験はないです。 振動による接触不良や機材の不具合(顕著な例では機材を本番中に落とすとか、配線が外れるとか)は、その種のステージ事情をあまり知らない人からすれば、意外と多い(本当に結構多い)ですが、振動の原因はスピーカだけではないので…というか、スピーカ起因の振動はそんなにはないです。演奏中の人の動きに起因する物がほとんどです。 電磁波というよりは、電源に起因するトラブルは、アマチュアステージではかなり多いです。 ちゃんとしたライブハウスならまだしもですが、アマチュアイベントのステージでは、ステージ上に流せる電源は、やや「タコ足配線気味」になりやすく、電圧変動や電源周りからのノイズは多い目にならざるを得ません。 パソコン本体は、最近のノートなら電源の質には強いですが、オーディオインターフェースは電源の質に敏感な物は結構多く、家や練習場所ではなんともなくても、本番ステージで誤動作や不調を起こす事は、意外と多いです。 主な不調は、まずノイズ混入。次に音飛びですね。私の経験の限りでは。 最近なら、最初から「プロ業務仕様」のガシッとしたインターフェースなら、まぁまぁ滅多な事はないですが、2~3万円クラスまでの「素人家庭用」インターフェースだと、個人的にはトラブル経験の確率がかなり高く、非常におっかないですね。 特に電源起因だと、とにかく現場で動かしてみない事には対策もへったくれもないので、難しい所です。 もっとも怖いのが、リハ時にはなんとか動いているけど、本番で照明等が本格稼働したらグダグダになるケース。これが結構多いので、おっかないんですね。 私的には、 「プロ業務仕様に耐えるインターフェースの導入」 「電源安定化装置を自前で持ってくる」 「非常時に備えた代替音源の確保(念のために最低限の音源を入れたMTRを用意する等)」 くらいしか、考えられる対策は無いですねぇ。 経験的には、電源ノイズ対策のフェライトコア付きケーブル…程度では、100%の対策にはほど遠いので。 私の携わる範囲で、PCによる演奏を手放しでOKできるベテランは、上のような対策をきちんと講じてくる所ばかりです。自分たちのステージの確実な成功のために、打てる手は打ってくる所は、逆に滅多な事ではトラブルはありません。
お礼
回答ありがとうございます。 電源の事は考えてませんでした。 とても参考になりました。