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掘込み車庫(ボックスカルパート)の水漏れの原因と対処法
- 築3年目を迎えた我が家の掘込み車庫(ボックスカルパート)で水漏れが発生しました。長雨が原因と考えられます。
- 床面の細いクラックからじわりと水が流れ、他の細いクラックからも水が湧いている状況です。
- 天井や壁面からは水漏れの痕跡は見当たりませんが、長雨の影響で修理が必要な状況です。
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1>築3年目(BCボックス)の奥の床面の細いクラックから、水がじわりじわりと流れ出てきました。 ・長期間雨が続いた場合や、豪雨の場合は、床面のクラックから水が浸透して流出することはありますね。 2>経過、初めは床面のクラックが少し湿った感じ、2日後水の流れができて、細いクラックからも水が湧いているといった状況です。 ・添付図のように雨水の行く先は、屋根は排水管を経由して枡、道路の下水管に排水処理されますね。 それ以外は、地面に吸い込んでいくもの、一時溜り(地面、土中)、晴天時蒸発されるものになります。通常の雨では、地盤の浅い部分で水分を一時保留(しみこむ)します。長期間の雨ではだんだんに水分を含む地盤が深くなってゆき、深いほど地下水圧が高くなります。今回は車庫床面したの土中の水の圧力が高くなりクラックを通して流出したものですね。 通常の雨では、土中の(床下)水圧が高くならないため、仮に土中に水があったとしても、細かいクラック(0.15mm以下)では透水係数が小さく、水の流出は無いわけです。仮に有害なクラック0.2mm以上があれば、通常時でも水分がにじみ出ることも想定されます。建設時は当然、地盤からの湧き水がないこと、地下水位は床面以下で建設されているわけですから、クラックがあっても水の流出は無いわけですね。 3>天井や壁面からは水漏れの痕跡は見当たらない。 ・天井から敷地地盤面の高さが仮に0.5mとした場合、浸透した雨水は、0.5mの水圧の力しかないため同じクラックがっても防止しているわけです。側面も水があったとしても全体に水圧が作用しませんね。いり口側は下がるわけです。これで水が漏れる場合は、不良品質のBCとなりますね。床の奥側が水の逃げ場が無く一番水圧が作用しますね(下からの水圧も作用しますね)。 4>このたびの長雨は特別凄まじいので仕方ないのでしょうか?後々の事を考えると直した方が良いのでしょうか?>ちなみに、お隣りは同じメーカーで建てたBCですがこの症状は出ていません ・長雨や異常気象の場合は、コンクリートの性質上、やむを得ないものとなりますね。一番のポイントは、水圧がかかったことですね。水圧に対する防水性能は無いからです。どうしてもであれば床面と側面の一部に防水を施工することもありますね。一般の家屋の地下室は従って防水構造を採用されていますね。 隣家のBXは流出がないとのことですが、同じになるとは限りませんね。地盤を造成したときの、在来地盤の傾斜状況、使用されている土砂の種類、締め固め状況で雨水が地中に浸透したとき、床面で水圧として作用しやすいかどうかですね。また、庭の排水が処理される構造(暗渠廃水などで枡に流れる構造で施工)になっておれば(庭の施工時、砂利や砂を敷き勾配をつけて低いほうから枡に流れる構造)施工しておれば、庭にたまる雨水が少なく、地中に浸透する水も少ないので、地下水圧を高くすることが少なくなります。 ゆえに、隣家では、そのような条件がよかったものと思われます。床面のクラックによりますが。多分クラックは(微細な)あるのが普通です。但し無いのが好ましいことは間違いありません。 5>また、直すにしても大掛かりになるのでしょうか? ・直す必要は無いですね。これによって安全の確保が出来ないとか、有害であるとか、危害が発生するとかであれば問題であり、瑕疵担保、地盤保証等で販売業者責任を十分問えることは出来ますね。 問題は通常時でも水がしき出ている場合です。水によって鉄筋の腐食が早く進み、BCの耐久性が損なわれる。この場合は問題になりますね。梅雨も明けますが土中の水はなかなかなくなりませんね。少し様子を見て元に戻るかですね。多分元に戻ると思います。どうしてもの場合は、樹脂注入によりクラックの補修を専門業者で施工します。現状では補修は必要がないと思います。唯今後、たびたびであれば、今回が原因で背面の地盤に何らかの水道(みずみち)が出来て異常な水圧が作用していることも考えられます。その場合は専門業者(建築でなく土木工事、土木技術者)に相談されることが良いですね。 6.当方の車庫もも35年になるひな壇型の造成地のBCです。最初は水が床面から染み出たこともありましたがそのうちに目づまりして出なくなりましたね。実際コンクリート構造物ではよくある事例です。クラックの大きさが広がる(経時変化)場合は問題ですね。原因、対策が必要です。 日誌記録、経時変化、クラックの調査(幅長さ)、流出の調査、降雨量の記録、天気、気温、写真等で記録に取っておくと対策時の資料になります。
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- 007MUKADE
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”ボックスカルパート ”を検索して見ました。 ・・・次々と新しい工法が出るので・・・・昔人間には 検索が頼りです。・・・ ”プレキャスト暗渠 ”ですね。所謂 ”地下排水路 ”用の部材です。 http://www.kooge.jp/product_c6_1.asp これを利用して 堀込みガレージに 応用してる・・と思います。 なら、表側は 車庫への出入り口として 反対側へは 現地でコンクリート壁を 造ってる筈です。今までの雨では 水が出てないと云うことは 施工時には 標準的な 止水板は施工されてると思います。(無ければ 即刻水が染み出します) 今回の長雨で 今まで以上に ガレージ廻りに水が滞留して コンクリート壁や 床を 歪ませて、クラックが発生して 水が染み出した・・と思います。 今回を 初めとして 今後は 少しの雨でも 水が出て来る事はあり得ます。 一度 施工業者に 見て貰って下さい。 対策は ガレージ内部より ストッカーを一度移動して ”止水工事 ”と ”躯体防水 ”で 水は止められますが、結構技術的に高度というか・・・経験豊かな職人芸が要ります。 馴れない 防水業者では 何度やっても また漏れる・・・の繰り返しになりますので 防水業者の選択には 気を使わないと なりません。(約1週間 乾燥を時間を挟んで 3度以上作業) 尚、地下水の止水は 非常に難しいので 同じ構造でも 隣と同じでは有りません。 例えば ”水位 ” も各戸で 異なりますので 壁に掛かる 水圧も 違ってきます。 このあたりは理解して下さい。 ”隣は大丈夫なのに・・・”と云っても 通じ無いのです。 業者に見て貰って 責任を感じて 自前で止水~防水をしてくれれば・・・ラッキーですが 話し合って 悪くても 半々程度の落としどころを 持って交渉して下さい。 頑張って・・・下さい。
お礼
にありがとうございました。 長雨による地下水圧の上昇が原因なんですね。 内部の鉄筋の錆びが少し心配にはなりましたが、 今週で梅雨も開けそうなので 少し様子を見てみます。 メーカーさんには来られた時に報告してみようと思います。
お礼
domoku1943さん本当にありがとうございました! 長雨で地下水圧が上がったからですね。 とてもわかりやすい図解付きの説明で納得できました。 安全面では問題ないですし、今週で梅雨も開けそうなので、 少し長いスパンで経過を見て対処するかどうかを考えてみようと思います。