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日本は何故格差が小さいんですか?
日本は何故格差が小さいんですか? 質問はたくさんあります ◆質問1 日本は何故格差が小さいんですか? ◆質問2 何故こんな資本主義で社会主義みたいな国が出来たのでしょうか?誰が何のために作ったんですか? ◆質問3 格差が小さいほうが強い国になるということですか? ◆質問4 前にマスコミが格差が広がった勝ち組負け組で国民を煽りましたが何故そんなことしたんですか?目的は?国民の向上心を刺激するためですか? ◆ 以上です 出来るだけ答えて下さると有難いです
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日本の国柄を考える上で大変大事な疑問だと思います。あなたのご質問に完全にお答えすることはスペース的に無理ですので、私の回答文をヒントにして、更に深い知識をご探求下さい。 ◆質問1: ・もともと日本は格差など必要のない国でした。各国には為政者がそれぞれの国民を統治していくための指導原理があります。例えば、欧米諸国はキリスト教原理、中近東はイスラム教原理、現代中国は共産主義原理、等です。では日本はどういう指導原理なのでしょう? 戦前までは、自然崇拝(太陽信仰+神道)+仏教などの混合したおおらかな共生思想の国でした。封建時代には士農工商などという身分制度が有りましたが、これは格差というよりも国民を統治していく上での統治方法を便宜的に区分する程度の意味しか無く、統治の実態は西欧諸国の極端な独裁よりも遙かに民主的且つ法治的でした。江戸時代までは日本は世界一の文化国家だったと思えます。 それらの源は、6世紀に早くも確立された国家指導原理「聖徳太子の十七条憲法」(http://www.geocities.jp/tetchan_99_99/international/17_kenpou.htm)に遡れます。この憲法を読めば、日本がこの頃から既に強い平和思想、共生思想、公共思想、非独裁思想に貫かれた指導原理を確立していた事が分ります。今の日本国民の多くの人が潜在意識下に持っている感性は、実にこの頃から連綿と引き継がれてきた祖先伝来のものだと実感できます。 さて、「日本以外の」国家においては、有史以来実に太平洋戦争の終結するまで、絶え間ない戦乱の歴史でした。つまり国の定まるときが無かったと言えるでしょう。そう言うことで、特に欧州、中国大陸などは弱肉強食の思想が骨身に染みこんでいます。そのため、国の中でも強い者はより強くありたい、という願望が充ち満ちていると思います。そして、国作りの考え方はどうしても「強い者」の考え方に引きずられて行きます。こういう事から、特に一神教原理で動いている国は格差崇拝が強いのだと思います。例えば、キリスト教では、聖書の冒頭でキリストが「生めよ、殖えよ、地に充てよ」、つまり「キリスト教徒でこの世を埋め尽くして、異教徒を駆逐せよ!」と要求しているのだと思います。加えて、地上にある一木一草、虫けら一匹まで人間(=キリスト教徒)の足下に組み敷け!とまで命令しています。こんな思想をたたき込まれれば誰でも弱肉強食思想に染まってしまうのではないでしょうか? ◆質問2: ・明治維新で、日本が無理矢理開国させられるまでは日本は外国人から「人々は貧しそうだが、皆誰もが幸せそうに見える」とうらやましがられたほど、資本主義的物欲感とは無縁でした。しかし、開国と貿易を迫られ、否応なく外国の経済活動に組み込まれていくことになり、その結果、資本主義と、日本人がもともと持っていた共生の思想とが混じり合って、その時々の情勢でどちらか一方の方向へ傾いて行くことが起こります。これがあなたが感じておられるような、疑問となっているものと思います。 明治の開国の頃、欧米人の心ある人は「この、おとぎのような国を開国させることが、本当にこの国の為になるのだろうか?」と大きな疑問を持った人も有ります。 ◆質問3: ・国民の間での不平不満の開きが少ないほど、国民は一体感を持ってまとまれますよね。そう言う意味では強い国(品位のある国)になるとは思います。ただし、あまりにも平坦な格差では、頑張る意欲を持つ人も減ると思いますので、資本主義的な意味合いでは返って弱くなるとも言えるのではないでしょうか? ◆質問4: ・上に書いたような経緯で、日本は一時「社会主義国よりも社会主義的だ」(つまり国民の生活レベル差が殆ど無い)と言われました。その間、資本主義の外国はどんどん規制緩和を進め、経済活動の制約を無くしていきました。その結果日本は経済活動の面で先進諸国に大きく差を付けられていくことになります。その反省に立って、特に小泉首相の時に色々な規制を撤廃する政策をとります。その結果、国民の間で特に経済力の格差が広がってしまいました。マスコミは、これをむしろ非難する形(是正させる方向)で大きく取り上げて騒いだわけです。国民の向上心の刺激にもなったかも知れませんが、それよりも、国民の心が荒れることを心配した面が強かったのではないでしょうか? あなたに読んでいただきたい本があります。そして自分の国に誇りを取り戻してください。 (1)逝きし世のおもかげ(渡辺京二著、平凡社 ¥1,600.-?) (2)アメリカの鏡日本(ヘレン・ミアーズ著、伊藤延司訳 角川oneテーマ21 ¥約800.-) (3)文明の衝突(サミュエル・ハンチントン 訳その他不詳)
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- allwinner
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まず、日本以外の先進国や主要国は、多民族国家で、例えば欧米では白人以外にも黒人、アラブ系、アジア系など、習慣や信仰する宗教が違う民族が一緒に住んでいます。 しかし日本はアイヌ人などの少数の民族を除き、大半が大和民族で構成されています。 また、人口が集中しているのが太平洋ベルト地帯と呼ばれる関東、中部、関西、北九州などの地域ですが、これらの地域の気候もほとんど一緒で、太平洋ベルト地帯に住んでいる人にとっては、地域的な格差は感じないと思います。 関東と関西で料理の味付けなどが異なったりということはありますが、日本人の生活習慣は全国ほとんど同一です。 人間というのは日本人に限らず、自分と同じ価値観や考え方の人同士は仲良くします。趣味が同じ友達がいたら、その友達とは仲良くして、相手を見下したりはしないと思います。 日本人の価値観はみんな似たり寄ったりですから、日本人同士で相手を見下したりとかはあまりしないと思います。 また、日本は明治維新以降、富国強兵策を取り、外国との戦争を何回かやりました。小さな島国の日本が外国に勝つためには、国民が一致団結する必要があります。国民の格差がない方が、一致団結できますよね? このように、外国との戦争や、1945年の敗戦以降の経済発展のためには、国民が一致団結する必要があったのです。日本政府が国策として国民の格差を少なくしていたのです。 ところが、戦後ずっと右肩上がりの成長を続けて来た日本が、1990年にバブル経済が崩壊し、今までのやり方ではダメだと主張する人が現れてきました。 小泉純一郎やホリエモンなどは、アメリカ型資本主義を日本にも導入するべきだと主張し、小泉政権ではそれを実行したので格差が広がりました。 その結果どうなったかはお分かりだと思います。 自民党政権が崩壊し、左寄りの民主党が政権を取りました。 日本人には格差社会やアメリカ型資本主義はなじまなかったようです。
- jurarumin
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◆質問1 格差は大きいですよ。 ただ、低層者が多いため少なく見えるだけです。 格差が少ないなら派遣切り等で住所をなくす人なんて居ませんよ。 ◆質問2 完全な民主主義です。 どこが社会主義的なのでしょうか? 富裕層が自分の力を保持するためです。 例として、この国は、政治家・官僚に都合のいいように動いています。 ◆質問3 一概に言えません。 長所と短所があります。 ◆質問4 ネタが無かったからでしょう。 一部では政治家が低所得者を味方にして・・・(謎)
- aokii
- ベストアンサー率23% (5210/22062)
選挙で選んでそうしたのです。
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補足
回答ありがとうございます。 選挙で選んだとはいつ頃ですか?首相が誰だった時代ですか?そうなる前は他の国と同じように格差が広がっていたんですか?