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昆虫採集後に標本をつくることに疑問(小学生の親より)
昆虫採集後に標本をつくることに疑問(小学生の親より) 夏休みにお友達から昆虫採集のイベントがあるので誘われました。 しかし、その後その採った昆虫を使って標本を作るらしいのです。 生きているものをつかって、いろいろな過程を得て標本にすることに ついて改めて子どもにとってよいことなのだろうかと疑問を感じています。 昆虫採集まではありとしても、標本つくりはちょっと躊躇しているのですが こういう風に思う気持ちっておかしいですか? また、標本作りを体験させることで子どもにとって何か得ることはあるのでしょうか。 教えていただければ嬉しいです。
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子供が生き物の死を体験するのに昆虫はもっとも身近なものだと思います。 昆虫は長生きしたとしても、標本に相応しい成虫になった時点からではせいぜい数ヶ月の命。 だからといって他の長生きする生物より命を軽んじていいというわけではないですが、子供が昆虫採集をすると大抵の昆虫は弱ってその後死んでしまうことが多いです。 標本にされることを気にされているようですが、そもそも虫取りという行為は残酷なことであり、後で逃がしても同じだと思います。今そこで死なないだけで、後で必ず死ぬのです。 ですが、核家族で身近な人の死と疎遠なことが多い昨今。 残酷だから、という理由で親が子供から「生き物の死」を完全に取り上げてしまうとかえって、死の悲しみ、残酷さ、恐怖などの学びの機会をまったく得られないで大人になってしまいかねないと思います。 相談者のお母さんは昆虫採集と標本作りを体験されたことはありますか? 昆虫採集も標本作りも、実はそんなに簡単にはできません。 標本にして皆に自慢にできるような美しい蝶や大きなトンボを捕まえることは、身体だけではなく、凄く頭を使う行為です。 どのくらいのスピードで網を振ればトンボが捕まえられるとか、捕まえた蝶はちょっと力を加えただけで足や羽がすぐに取れてボロボロになってしまうとか。 そういう経験を何度かすることにより、自分がヘタなせいで、ムダに殺してしまった虫に対する罪悪感や、うまく捕まえられたことに対する達成感。 また根気よく続ける持続力も養えます。 友達が凄い昆虫を捕まえたら素直に尊敬したりもします。 小学生ではたぶんそんなにキレイな標本はできないかもしれません。 それでも「自分がやった」という経験は残ると思います。 上で利点をいくつかあげましたが、後でその標本を見て、お子様が何を思うのかはお子様自身で決めることであり、お母さんが「子どもにとって何か得ることがあるのだろうか?」と考えてメリットのあるなしで行動を制限する必要はないと思います。 イヤイヤやらされているのなら止めるべきですが、本人がやりたいというのならやらせてあげてはいかがでしょうか。 「殺してしまうデメリット」を犯しても、昆虫採集と標本作りという経験はする価値があると私は思います。
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- kyo-mogu
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気持ちは分かります。私も子供の頃にしまいたから。 標本となると、生きている状態を可能な限り保存したいという考えがあります。虫が死んでしまうと腐敗が始まります。他の生き物に食べられてしまうなどもあり標本に成りにくいなどもあります。 基本的に獲物を捕る、取ったことの記念としての標本があります。狩猟という本能なんでしょうね。男としての。 ただ、採集するときに自然とふれあうことになります。数が少なくなっている物は駄目なんです。まず、捕って良い物かどうか。なぜそこに居るのか、多くの事を学ぶチャンスでもあります。 自然が多かった時代は採集しても鳥に食べられるなどの数とあまり変わりない状態だったと思います。 しかし、今はあまりしない方が良いような時代でもありますね。絶滅危惧種も多いですから。 それとイベントでと言うことですので、必ず指導や心構えなど教えてもらえると思います。昆虫採集の意味とか言ってもらえたら良いのですがね。
お礼
有難うございます。 死んでいるものの標本なら解るのですが、 生きている状態だから綺麗な標本が出来るのですね。 そうなんです。 標本という人間のエゴの為に生きているものを殺すことが 私には受け入れられないのかもしれないです。 食べることや、害虫を殺すことは自分が生きるうえで 必要だと思うのですが、標本はちょっと違うと思ったので・・・。 でも、まだ締めきりまで時間がありますので、みなさんの 意見を参考に参加するか否か検討したいと思います。
博物館好きの三兄弟の母です。 夏休み中のイベントを試し眇めつ計画を練っている最中です^^ お子様が「標本を作る事の意味をわかっていない」との事ですが、 それでしたら、一応、親御様から説明を事前になさってみてはいかがでしょうか。 それでもきっと、やった経験が無い事でしょうからピンと来ないとは思います。 それは仕方の無い事では、と思うのです。 事前にちゃんと話しておいてあげるべきなのは、 *標本を作る大まかな過程。 *お子様自身がショックを受けるかも知れないよ?と言う事。 *その時になって「やっぱり出来ないな」と思ったら、見学でも見なくても良いのでは?と言う事 かなあ、と私は思います。 前の方も、質問者様もおっしゃるように、人間は自ら手を下さずに生き物を殺して生き延びています。 それは悪い事ではないと考えています。 大切な事は、その事「命を貰って生きている」事を見つめて自分で考える事なのだと思うのです。 小学校に上がったら、そんな事を考えても、小さな経験をしても良いと思うのです。 それに、既に「飼っていたカブトムシが死んじゃった」とか「道を歩いていたら、間違ってカタツムリ踏み潰しちゃった」なんて事は、経験済みな筈です。 私自身は、そんな事にいちいちショックを受けていたのですが。。。 小さい頃って、そんな事気にしないもののようですから。 今回、昆虫を捕まえて標本にして、お子様が何も気にせずルンルンで帰ってきたら「生きている事の大切さ」を、顔を曇らせてショックを受けているようだったら「それなら貰った命を大切にしよう」と、どちらの場合も大切な親子の会話が出来るのではないでしょうか。。。 我が家は飼い猫が野性味溢れていて、鳩を捕まえてきて庭で食べていたり、先日は蛇と格闘の後血痕を残して食事してあったり、です。 飼っているカエルの餌は、庭のキャベツから集めたイモムシをピンセットで食べさせるし、死んじゃったらお墓を作ります。 動物園から帰宅して、夕食に肉炒めを出したら、「さっきの動物園に居た豚さんも、食べちゃうの?」とか質問された時は閉口しましたが。 >こういう風に思う気持ちっておかしいですか? おかしくないです。 躊躇するべきだと考えています。 その「躊躇する気持ち」を体験する事って、大切ではないでしょうか。 「命について考える」と言う、人間が強く生きる為には避けて通れない悩みと向き合う機会を得られる、と私は考えますが、 その適切な時期については、やはり一番身近な親御様の判断に委ねられるのではないでしょうか。 素敵な夏休みになりますように。。。^^
お礼
有難うございます。 参考になりました。
- bullfrog
- ベストアンサー率22% (302/1370)
>子どもは標本というものを理解していないのですが >植物とは違い、生きている(動いている)ものを >殺してしまう行為を体験させてもいいものなのかが >悩んでいるところです。 個人的には、私たちは殺さなければ生きていけないわけですから、殺す体験が一概に悪いとは思いません。 蚊やハエといった害虫を叩き殺すことだって、日常にあるわけですし。 ただ、無目的に殺すのは問題だと思います。 標本づくりは、目的があるから問題ないと思います。
お礼
有難うございます。 参考になりました。
- bullfrog
- ベストアンサー率22% (302/1370)
花を押し花やドライフラワーにするのと同じようなことではないかと思います。 記録や保存のための方法ですから、難しく考えずとも良いのではないかと思います。 昆虫の死体を飾っておくことに違和感を感じるのかもしれませんが、植物の生殖器である花を飾ることと似たようなモノではないかと思います。
お礼
有難うございます。 私が違和感をもっているのが、死体を飾るのではなく 生きているものを殺す行為をしてしまうことです。 それなら豚や牛はどうかって言われると困るのですが、 それは食べるという目的だけど、標本はかざる目的だから 根本的に違うと思うのです。 子どもは標本というものを理解していないのですが 植物とは違い、生きている(動いている)ものを 殺してしまう行為を体験させてもいいものなのかが 悩んでいるところです。 子どもは友だちから誘われてようで参加したいみたいです。
お礼
有難うございます。 解りやすい説明も頂き、 主人と相談したうえで、まだ参加締め切りまで 時間がありますので、どうするか検討したいと思います。