• ベストアンサー

親から虐待を受けて育った子供は、自分が親になった時に虐待する傾向が多く

親から虐待を受けて育った子供は、自分が親になった時に虐待する傾向が多く見られるのは何故ですか? 自分の親のようにはなりたくないと思いながら育つような気がするのですが…。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • nemuchu
  • ベストアンサー率52% (1828/3483)
回答No.4

虐待を「これは虐待であり、自分が育ってきた環境は普通ではないんだ」と気付けるならばまだいいんですよ。 本当に深刻なのは、その状態が「普通」になってしまった人達なんです。そして、そういう人は少なくありません。 我々は、親兄弟から暴力をふるわれたら「おかしい」と思えますよね。「それはもうしつけじゃない、虐待だよ」と、「暴力のない状態・普通」と比較できます。 しかし、世の中には、「暴力がある状態、崩壊している家庭が『普通』」になっている方がいるんです。 そういう人達は、暴力のない状態を知りません。 1)虐待を当たり前として育つとそれが「普通」であり、そうではない家庭を想像すら出来ない場合がある  -例えば、サザエさんのアニメやホームドラマのような家庭は、「人間が空を飛ぶドラマ」を見ているのと同じくらいのレベルで「TVのなかだけの話」と思っている  -朝食を食べないのが当たり前で育つと、わが子には朝食を食べさせたほうがいい事を思いつけない  -父親は家族を殴るのが当然だと思って育つ>社会にでてそうではないという「情報」を知る>結婚した相手はDV夫だった>殴られる>「やっぱりこれが当たり前なんだ」と思う>わが子が夫に虐待されても「父親というのはこんなものだ」と思ってしまう 2)自分がされた行為を「嫌だ」と思ってはいても、ではそれ以外にどうしたらいいかわからない場合がある  -良いお手本がないと、悪いお手本だと判っている行為を繰り返すしかない 3)自分がされた行為を「嫌だ」と思ってはいても、精神的に不安定な為、何かあったときに歯止めが利かず自分がされた行為を繰り返してしまう。あとから死ぬほど後悔するが、次も自分では止められない など。 まだ他にも理由がありますが。 だいたいは、「育て」の不足が問題になります。 「当たり前の、虐待のない家庭」がどのようなものか全く判らない。 判らないものを自分1人の力で行おうとしても、できません。 また、被虐待児は肉体的暴力だけが問題なのではなく、規則正しい生活習慣を身につけさせてもらえなかったとか、性的な事への禁忌が異様に低いとか、学習面で遅れがあるなどの問題があり、 その為にどうしても、成長してからも順当で真面目な生活を出来なくなってしまう。 結果、似たような境遇・生活習慣の人としか付き合えず、自分の不足を補えずに生きていく事になってしまうといった事もおこりえます。 ようするに。 そう問題は簡単ではない。ということですね。

ptra
質問者

お礼

ありがとうございます。 ご回答の例のひとつひとつを想像すると、わかりやすくイメージつきました。 人間誰でも最初から温和な家庭を知って産まれてくるわけではありませんものね。 育てられた家庭環境や、親との関係ががその人間にとっての普通となってしつけられていくのですね。 家庭という閉ざされた環境の中でも、子供達が広い世界を知り気がつくことができたらいいですね。 例でも出されていましたが、私はサザエさんのような家庭に憧れていましたし、サザエさんの家庭のほうが普通だとは思っていました。 肉体的な虐待はありませんでしたが、子供の頃に本当によく思っていたことだったので…回答者様が例に出されて いたのでよりわかりやすかったです。

その他の回答 (3)

  • misadesu
  • ベストアンサー率32% (8/25)
回答No.3

そういう方法で育てられたから、それ以外の方法を知らなくてするということだそうです。

ptra
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 それだけ子供達の心というのはまだ純粋で、目の前の環境を受け入れてしまうのでしょうね。

noname#132422
noname#132422
回答No.2

はじめまして!  三人の男の子のママです(中学 小学4 4歳) 反面教師にして自分の親のようになりたくないって人もいますし、  私の主人のように子供の愛し方をわからないって人もいます。だからお手本は自分を育てた親? 虐待されても子供って親を好きなんですよね・・・  だから例え叩かれても殴られてもそれが親の愛情なんて思っちゃうのかな・・・ 叩くのも躾けの一貫なんだって勘違いもあるのかも・・自分はそう親から育てられたからってね・・・  反面教師にして大事に育てようと思っても育児ってイライラもつきもの、悪い事して少しでも叩いたらそれがフラッシュバックになって歯止めが利かなくなったりとか?  自分の幼い時と自身の子供が被さって自身の子供に焼きもちを焼くとかもあるのかな?  自分の両親ってその人達しかいないから他の育て方って見てないからそれが通常なんだって思っちゃう人もいるのかも知れないですね・・・  同じ境遇の夫婦が一緒になったら同じような親に育てられたからそれは違うよ!っていう事も出来ないですしね・・  夫婦になって子供が出来て躾け等で一番初めに夫婦で揉める事なんですよ。 でも同じ境遇なら揉める事もないかもね・・  そういうのも原因にあるのかな?  色々な原因はありますよね・・ でも悲しい連鎖ではありますよね・・・ ちなみに 私の主人は(父親からの虐待児でした)子供の接し方 愛し方がわからない人だったので実践で教えてきました、現在は親バカになってます。  

ptra
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 同じ境遇の夫婦の間で育てられた子供はやはり影響されるものが大きいと思いますね…。 でもご回答者様のようにご主人様をしっかり教育されたり、それができる器量があるって素晴らしいと思います…。 似たような境遇の異性ではなく、健全な家庭で育てられた人と巡り会えれば幸運ですね。 きっとご主人も感謝していることでしょう。 結構それが上手くいかずにどちらか片方の気持ちだけが強くなったり、共依存になったり、揉めて離婚してしまうカップルも多いと思います。 どこかで悲しい連鎖は断ち切れるように、これだけニュースにもなる時代になりましたので、多くの人が気がつく機会が増えていくことを望みます。

回答No.1

赤ん坊にとって親、特に母親は絶対な存在なんです。 食べ物を与えてくれ排泄物を処理してくれ暑さ寒さから守ってくれます。 親に見放されたら生きていけません。親が神であり世界なんです。 親に充分に愛されなかったら、世界が自分を愛してくれていない、 世界が自分を必要としていないと感じてしまって、大人になってから 社会に適応しにくい人間になります。 子供は親に愛されて育ったと思いこみたいのです。 親に虐待されても、それは親の愛だったんだと思いこみたいのです。 自分の子を虐待することによって、親は自分を愛してくれていたんだと 確認しようとしているんです。

ptra
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 受け止め方って2種類あるかもしれないと思いました。 もっと多いかもしれませんが。 虐待すらもそれが親の愛だと受け止めてしまうタイプ。 親を否定し、憎み続けながら生きてくタイプ。 前者の方は、子供にも同じように接してしまうのでしょうね。 後者も、結局は親から受けた精神的な束縛から逃れるのは一生難しいのでしょう。

関連するQ&A