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重要会議への欠席や不慣れな新人総理・閣僚では国益・国威・国運・国際信
- 歴代の総理や閣僚で国際的に通用した・活躍した人物・エピソードは?
- 先の重要会議への欠席や不慣れな新人総理・閣僚は国益・国威・国運・国際信頼に大きなマイナスとなり得るのか疑問が生じる。
- 適任者を選び、内向きな政争に捉われず出席・活躍・存在感を示し、日本の国際貢献に積極的な役割を果たして欲しいと期待する。
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質問の背景と質問に関して、あまり関心しない認識を提示しておきたい。 >重要会議への欠席や不慣れな新人総理・閣僚では国益・国威・国運・国際信頼に大きなマイナスでは? まず、簡単に論理的に ・重要会議に慣れていれば、プラスか? → 偽 簡単にいえば、「慣れ」の問題ではなく、実務の問題に過ぎない。 不慣れあることから相手の油断を引き出す可能性もあり、慣れ・不慣れは一長一短に過ぎない。 従って、回答は、マイナスとは限らない。 厳密には、慣れ・不慣れは大きな因子になりえない。 (もっとも質問者の『政治イメージ』の話であれば、顔を知らない政治家では不安になるだろうが、イメージで政治を捉えるようなセンスならば、論外とさせてもらう) >歴代の総理や閣僚で → 国際的に通用した・活躍した人物・エピソードは? 質問者ガ指摘する背景とやらが極めて”軽薄なもの”としか思えない。従って、質問の回答が難しいのだが、背景に対する分析を行っておきたい。 国際政治的に言えば、日本の総理で名を為した総理は少ない。 質問者が提示している中曽根などの部類は、ロンヤスという”表層面”の問題。 (中曽根時代は米国反日感情の最盛期だった事実さえ忘れているのであろうか?) 小泉に関しては、第二次湾岸戦争・六カ国協議などにおいては諸外国からはマイナス査定されている部類である。 (つまり、質問者の国際感覚は日本から見ての評価で極めて怪しい) 逆に特定アジア融和で名を為した橋本・村山なども決して芳しい評価でもない。(国論を総括してのステイトメントではなかったから) 簡単にいえば、日本の総理で国際的に著名な人はいないのである(唯一例外とすれば、宮沢総理だろう) >適任者(識見・経験・語学力)を選び、内向きな政争に捉われず出席・活躍・存在感を示し、日本・日本人・日本の文化や考え方を主張し、国際貢献に積極的な役割を果たして欲しいと期待し願うばかりなのだが・・・ 政治的リアリティでいえば、政治家に識見・経験・語学力は必須ではない。あれば好ましい程度であろう。 歴史的に名を為す政治家の特質はその識見よりも、それを支えるブレーンにあるだろう。 鉄血宰相ビスマルクは、世界史上でも特異な政治家であるが、彼個人よりもラッサール・ブライヒレーダ・ミーケル・モルトケなどが挙げられよう。 要は政治家の本質は、優秀な実務家(行政マン、識者)を多く抱え、耳を傾けられるか?にあるとも言えよう。 従って、そもそも政治家の適正についても、極めて質問者の見解には説得力を感じない。 なにより、政治家個人の限界を考えれば、人材登用の柔軟性・適材適所こそ、政治家の本質であろう。 なお、中曽根の価値は、政敵であった後藤田正晴を任用したことに尽きる。 そして、中曽根内閣における多くの実績は、後藤田の功績が極めて大きいだろう。 惜しむべきは、最後までTOPにならなかった現場主義の後藤田の政治観であろう。 私の知己でミシガン大学の国際政治学の研究員は、後藤田を日本屈指の行政マンとして高い評価をしている。もっとも、最高峰は『後藤新平』らしいが
お礼
詳細な考察・事例を引用&紹介賜りありがとうございます。 大変参考になり、また翻って省みますと→感情のままに投稿、その表現力や思いの伝わり方に難しさともどかしさ、勉強・研鑽の必要性を強く感じました。 丁寧なご意見ご見解に感謝を申し上げます。 >簡単にいえば、「慣れ」の問題ではなく、実務の問題に過ぎない。 その通りです。 慣れとの表現に込め&意図していたのは、単なる出席の回数や顔を売るレベルではなく、識見やプレゼン力とか人間性・信頼感の裏付けを持った影響力&指導力です。 それは、質・内容に加えて回数・頻度の量的裏付けがバックボーン・組み合って、より伝わり易い、与件を高め効果的だとの思いです。 ex 「古くて申し訳が無いが、私の印象では、日ソ漁業交渉で我が国の担当が毎回替わったり知識経験が少なく、ソ連のイシコフ漁業相に→誰々はこう言った、誰彼は何年にこう約束していたと窘められたり、解説されたり、終始圧倒され主導権を握られ、結果、我が国の国益や漁業関係者の願いも空しく出漁チャンスを逃し、不利な漁獲割り当てや禁漁期間を飲まされ妥協を重ねていた、そんな屈辱・慨嘆・卑屈・・・」 「中曽根・小泉氏のサミットや首脳会談での発言・存在感は、パフォーマンスだ&単なる目立ちたがりだとの指摘も、その評価はある程度は当たっているのだろうが、半面、私には従来の日本&日本人の卑屈さ・謙虚さ・和を尊び遠慮し過ぎで、物言わず、否、言えずの貴方任せの言動に憂いと怒りと無力感を感じていたので・・・後から請求書見てビックリが多かった時代(湾岸戦争時の多額の資金負担も遅く誠意が伝わらず、PKOやODAや国連分担金も気前の良い支払いだけ、費用対効果には疑問も)・人物と異なり、言動に押し出しの強さ・主張&表現に実際の成果以前の日本・日本人としての面目・価値観のアッピールと矜持を示してくれ、国益・国威・国運を毀損させず国際信頼を増進させた面を評価、戦後の復興と将来の国際社会との大競争、役割の大きさと責任の重さへの自覚と友好関係への自信を蘇らせてくれた感がある」 >中曽根・小泉氏の評価・業績考 安保&経済での最大の同盟国アメリカとの信頼関係を高め強固にした功績は高い。 単なる、トップの親交「ロン・ヤス」「ジョージ・ジュンイチロー」だけではないが、そのシンボリックな信頼感・相性・コミニケーションの努力があっての利害&国益の衝突の緩和や潤滑財となった事は正当に評価したい。 勿論、そのパワーの源にはブレーンや名参謀(官房長官や補佐官や有識者)の存在や活躍が大きいのは言うまでも無いが、その登用&活用した度量と識見も、また彼らの成功要件であり、チーム力の成果・功績だと思います。 まさに、名将の下、合戦勝利の陰には、名参謀・名軍師・軍略ありです。 好悪・功罪あり、道半ばもある。そして格差や利害を分ける観方・立場の違いもあるが・・・評価は結果責任と歴史が決める! 行財政改革:土光臨調・国鉄民営化 郵政民営化・不良債権処理・プライマリーバランスへの挑戦・改革ロードマップ(工程表)・国際貢献 国民マインドの向上:日米パートナーシップ、プラス思考、自己責任と自助自立を意識付け その時代を生き体験した者としては、色々な見方や問題はあっても、その時・そのテーマーへのベストアンサーをタイミング良く迅速にダイナミックに→率先垂範でジャッジし、リードし、プレゼンし、達成したかにあると思います。 「if」や「たられば」は限が無い。時間と環境の変化&痛みの場所・レベルで評価も分かれる。 私の為政者の評価としては、信頼感と戦略的思考で、問題解決・ビジョンの実現に向け、いかに人材と英知を結集、求心力を以って与件を高め、実績を挙げ、希望を期待に成果へと導き繋げる事だと思う。 後藤田正晴、伊東正義、梶山清六、飯島勲の各氏の功績・力量・魅力は参謀として女房役として、時に鼎&代行者としてのキャラクター・人望・共感を覚え思い出します。 彼ら無くしての成果は期し難く為し得なかっただろうし、彼らもまたリーダーの信頼と器量が無くば、実を上げ得なかっただろう・・・。 まさに、天の配剤・歴史の必然性だと思います。 無学浅才、稚拙な表現力の為、推敲も不十分で誤字脱字や冗長でとりとめの無いお礼(演説?)になり、誠に恐縮に存じます。 国思うゆえの赤心の情に免じてご容赦を賜りたくお願い申し上げます。 ご回答は、大変、参考になり、お教え頂き、心より感謝とお礼を申し上げます。 誠にありがとうございました。