あー、休刊になってたんですねアレ。
ftogsr1974様の周辺にはあの雑誌の存在を知らない人ばかりなんですか?
私の周辺には(学校の図書室で購入されていたせいか)知らない人間の方が珍しいですが。
毎号楽しみに読んでました。
年度末などに、雑誌は払い下げられるので(といっても1年以上経過したバックナンバーとかでしたが。)ごっそり持ち帰っておりました。実家の本屋にまだずらっと並んでいるはずです…
「原稿用紙3枚」という規定の「3枚劇場」、あと方言詩がすごく好きでした。
金色夏生さんとか、今どうなさってるのかなー。
東逸子、きたのじゅんこら挿絵家の名前と作風もあの雑誌で覚えました。(ついでに挿絵家という職業の存在も学んだ)
やなせ編集長が挿絵をつける読者投稿詩欄があったでしょう、そこに難病を患った夫(?)を持つ女性の書いた詩が載っていたことを鮮やかに記憶しています。
子供心にはっきりと人生の哀歓を見ました。
あとはー…「このイラストに詩をつけろ」という投稿企画ものがあったでしょう?
好きな画風のイラストレーターさんの絵がお題になっているときは何となく嬉しかったですね。
投稿とかはしませんでしたが自分だったら何をどう主題にすえてどんな言葉を羅列するだろうか、と考えて自分でも作ってみたり。
あーこういう発想をするひとが、と結果発表をいつも楽しみにしていました。
投稿だけでなく、時々で特集を組んで特定の詩人や挿絵家の作品を掲載していたのも、勉強になりました。
昔の詩人の作とか読めるのが嬉しかった。しかもステキな挿絵つきで。
プロポーズの文句に「毎日君の作ったご飯が食べたい」と言ったら額面どおり受け取られてしまいしかも彼女は料理がド下手
という男性を描いた詩や、
デートをすっぽかされて怒り狂いながら彼氏のセーターを編む女性の詩
なんかは、未だにちょくちょく話題に…。
お礼
ご回答ありがとうございました。 こんな田舎町でも書店に並んでいましたので、知っている人はいるかと思いますが、自分の周りにはいなかったようです。 と言うのも男が「詩とメルヘン」を愛読している事が、ちょっと恥ずかしかった事もありこっそり買っていました。 そうですね、色々と企画がありましたね。 銀色夏生をもじったペンネームの金色冬生さんの詩も、やなせさんに散々ペンネームを変えた方がいいと言われながらも、良い作品を掲載していましたね。 プロアマを問わず作品を募集していましたので(作品が上手すぎて)プロがセミプロの人のように思いました。 でも自分はこの人の詩に何の感情移入も出来なかったのも事実です、ゴメンなさい。 その後、何かみんなそんなシチュエーションの詩ばかり多くなったように感じ、惰性で買って飛ばし読みをするようになったのも、この頃でした。 課題詩、方言詩、ほんの三行詩、星屑ひろい、メルヘンは、すやまたけしさん、レイ.ブラッドベリの同名の「霧笛」が印象深かったですね。 そうそう、特定の詩人の詩に綺麗な挿絵をつけて紹介する企画は自分も好きでした。 また、あの「金子みすゞ」さんの詩が発見され、まだ世間一般に知れ渡る前に「詩とメルヘン」では一足早く紹介されましたね。 自分はあの衝撃を忘れられません。 明治大正生まれの女性の、何ともいえない言葉遣いに、圧倒されました。 当時投稿者最高齢だった、サカキバラトシさんの詩「金魚」は忘れられません。 今だ諳んじれます。 懐かしい思い出をありがとうございました。