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エンドミルの使い方
- エンドミルの使い方についての質問です。エンドミルは横方向への切削を得意とし、長穴(貫通穴)を開ける際は両端をドリルで開けてから、その間をエンドミルでサグることが基本です。
- 横に引きたい場合はロータリーバーが向いていますが、もしエンドミルで行う場合は浅く横方向に引きながら貫通まで持っていく必要があります。
- どちらの方法を選ぶか迷っている方も多いと思いますが、エンドミルは刃の形状からしても先端での横切削が得意なので、基本的にはエンドミルを使用することをおすすめします。
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。フライス屋です。 エンドミルは「側面だけでなくエンド(底)も切れるカッター」という程度の意味です。全く穴の開いていない部分に縦に押し付けて行ってもそれほど切れるものではありません。穴を開けるのならドリルを使います。 この質問自体がフライス盤などでの機械加工での場合を考えたもので無いように感じます。フライス盤で使うチャックにロータリーバーをくわえて加工をすることなど普通はしません。とするとこれはリューターのような手持ちの小型作業機具での使用時のことでしょうか。エンドミルは工具も被加工物もきちんと保持して使用するのが前提です。ですからそのような作業機具に付けようとすること自体に無理があります。またそうした場合作業自体も無理なため、破損や折損の事故が必ず起きるでしょう。刃物が駄目になるくらいならまだしも、危険性も高いので止めた方が良いです。 エンドミルの主な使い方は、ドリルで開けた穴をある程度きれいに仕上げたり(新品を使えば0.01ミリの精度の穴を仕上げられます)、段や溝、長穴などの切削をするといったところです。きちんとした機械で使ってこそその能力を発揮します。 最後に長穴加工の例。10ミリ厚の鉄板に12×60の長穴を開ける。 ・先ず両端に10か11程度の穴を開けておく。 ・仕上げの必要により A.12でそのまま片道2ミリ程度づつ削って貫通させる。 B.10.5か11のエンドミルで5ミリづつ2回ほどで下加工。その後12で仕上げ。 大体こんなところです。もっと精度が必要な場合はもう1工程ふやす場合も有ります。 両端に穴を開けておくのは、エンドミルのみではZ(深さ)方向への切り込み量をそれ程大きくすることが出来ないため。これが出来ない場合にはかなり時間が掛かります。 最後に参考とした質問の回答文に「ザグる」という表現が使われているようですが、これは言葉の適切な使い方ではないと感じます。「両端の穴の間を削る」と言うのが実際のところでしょう。
その他の回答 (2)
- 大明神(@bathbadya)
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私らもこういった作業を「ザグル」って呼びます。 長穴の加工だと、巾より径の小さいエンドミルで、仕上げで一周するような加工パスです。
お礼
雰囲気がつかめました。 ご回答有難うございました。
- vsl2000
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ボルト頭やナットが当たる部分だけを平らに仕上げる加工を「座ぐり」と言いますが、それを動詞化したのが「ザグる」ではないでしょうか。 >ロータリーバーで一気に横に引いた方が早い 質問者さんの加工物の材質は何ですか?
補足
失礼しました。 アルミです。(A5052クラス)
お礼
適切なご回答、誠に有難うございました。