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レオパルト2が最強と言われる理由
レオパルト2が最強と言われる理由 現在の西側先進国が保有する第三世代戦車のうち、レオパルト2が最強だと言われている理由は 何でしょうか? また、よく戦車ランキングが出ますが、これも大方どのような評価の元ランク付けしているのでしょうか? よろしくお願いいたします。
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この質問に本気で応えようと思えばいったい何時間掛かるのか分かりません。ということでざくっと回答すれば、正直いろいろな分野で様々な兵器が世界最強という言葉を冠されていますが、これらが果たしてどのような視点から見た世界最強なのか、誰もその答えは持ち合わせてはいないはずです。もっとも限定的に言えるなら、やはり数次の実戦を経験したM1エイブラムスが最強の言葉にふさわしいかもしれません。 とはいえこの手のランク付けは、簡単に言えば単なる主観的な問題でしかないといえるのではないでしょうか。レオパルド2が世界最強の戦車というタイトルを付けられたのはずいぶん昔のことですが、その当時でもかなりの攻撃力と斬新な機能や防御力をもった戦車が世界中にありました。それでもレオパルドが最強のタイトルを持っていたのは、やはりレオパルドが先鞭をつけた先進的な攻撃、防御、機動性能を各国の軍隊が後追いしたことによるものと、なんといっても第二次世界大戦でのあの病的ともいえる、しかしあまりも魅力的だった戦車開発の歴史を、世界の陸軍が忘れきれないでいるからでしょう。 現代の戦車戦はあらゆる要素と資源をシステム的に機能させなければ、とても戦い抜けないほど複雑になっています。広大な開豁地で大量の数の戦車同士が戦うという構図は、湾岸戦争で終焉を告げたと考えていいかと思います。現在は極言すれば一人の歩兵が携帯したATMであっさりと撃破されるほど、対戦車兵器は劇的な進歩を遂げています。イラク戦争(第二次湾岸戦争)ではあのM1エイブラムスでさえも、イラク兵のRPGで撃破されています。しかもHAがです。 それぞれの戦車の各能力を数値化して、これを比較すれば確かにそれなりにランク付けは出来るでしょう。しかし実際に360度全てが戦場になっている場所で、この数値は何の意味も持ちません。必要なのはトータルシステム的な戦車部隊とその支援部隊の運用法です。 戦車はほかのサブ的な支援部隊を引き連れていなければ、その性能は十分に発揮できなくなっています。ということで、これからは世界最強の戦車というランク付けは意味をなさなくなると思います。
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- k16399638
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漫談です。 1)イラク戦争で、M1は損害をだしましたが、チャレンジャーは損害をだしていません。NATOの戦車対抗演習での成績は最下位だったそうですが、英国の人は「チャレンジャーは戦争の道具なので」と笑っていたそうです。チャレンジャーの元はチーフテン戦車ですが、ワルシャワ条約機構軍は、チーフテン戦車の重装甲と砲をイチバン恐れていました。 2)地球にある戦車の8割がソ連製です。その中の7割がT-54/55です。つまり、戦場に現れる確率がイチバン高い戦車は、T-54/55なわけです。カタログ・スペックで劣っていても、戦場にいる戦車は、いない戦車より絶対強いですよね。 こういった見方もおもしろいです。
お礼
戦争の道具とは英国人もあっさりと言いますね(笑) まあ確かに戦場にいる戦車が強いわけですし、 そう言われるとさすが英国人の言うことは 核心を突いてはいますね。
- xiansui
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一概にレオパルト2が最強という訳では無いようですよ。 ちなみに、アメリカのForrecast International社が2004年に発表した戦車ランキングでは、以下のようになっていました。 (1973年設立、航空・宇宙・防衛産業の専門調査機関であり、各分野の市場予測を世界の政府機関・主要メーカー・調査研究機関・関連企業に提供しています。) 1位 M1A2エイブラムス(アメリカ) 2位 メルカバMk4(イスラエル) 3位 90式戦車(日本) 4位 レオパルド2A6(ドイツ) 5位 チャレンジャー2(イギリス) これだと、日本の90式の方が上位だったりします。 やはりレオパルト2や90式は実戦経験がないので推測の域を出ないのが実情だと思いますが、戦車を開発していないヨーロッパ各国(オランダ、スイス、スペインス、ウェーデン、デンマーク、フィンランド、ギリシャ、オーストリア、ポーランド)で採用されている為、最強ではないかというイメージが付いたのかもしれませんね。 ちなみに、A6が採用する55口径120mm滑腔砲は異常に強力で、2km先の65cm装甲を抜けるらしいです。
お礼
このランキングだとやはり実戦経験豊富なエイブラムズが1位ですね。 レオパルドが4位と言うのも驚きですが、我らが90式が3位と高評価なのは 面白いですね。
お礼
ご丁寧な説明ありがとうございます。 なるほど、レオパルドが最強のタイトルを持っていたのは、 登場時のその衝撃度と、前大戦時のイメージを思い起こさせたというのは 確かに説得力がありますし、私も納得です。 >必要なのはトータルシステム的な戦車部隊とその支援部隊の運用法です。 これからは総合的な軍の運用力が戦争の勝敗を決めていく時代なんですか。 しかし、ロマンに満ちた?戦車戦の時代が終わるというのはなんとも 寂しくもある気がしますね