早い段階で気づいてよかったですね。
昔、私は高校2年であなたと同じ状況になり、「高学歴」をとるか「好きなこと、得意なこと」をとるか、
選択を迫られました。
私の場合、「高学歴」をとり、文系で名前の知れている大学に進学しました。
結果、学歴コンプレックスは解消されました。
しかし、仕事が合わず、職を転々としている典型的なダメ人間になってしまいました。
普通は、好きなことや得意なことや生まれ持った才能を
伸ばす努力ができる大学に行ったほうがいいと皆さんおすすめすると思います。
もちろん、私もおすすめします。
受験がうまくいきそうにないということをおっしゃっていますが、それならそれなりの方法があります。
学力が足らず、行きたい大学に入れないのならば、入学が簡単なのに就職に有利な大学や、入ってから高学歴者に対抗できるような技術を身に付けさせてくれる大学に入るという方法があります。
そこに入って、「受験は負けたが人生は逆転ホームランを打ってやった。」というのを狙うのもいいと思います。
私の場合は、それでかなりの人に破れ、ぼろぼろになったクチです。
好きではない分野や、才能のない分野で必死にがんばって高学歴だけを手に入れ、
就職を有利にして社会人になるのは邪道です。社会に出てあまり通用しません。
正攻法は、得意なこと、好きなことを伸ばすことです。
動機はとても重要です。もし、動機にずれがあれば、努力すればした分だけ損をします。
「好きだ」「得意だ」はいい動機だと思います。
「とにかく見栄を張りたい」というのは極めて人間的で、よくも悪くもないのですが、何かを目指す過程においてそれは、悪い動機だと敢えて言い切って差し上げましょう。
「狙い」や方向性が正確でないと、たとえ高学歴になったとしても、不利になることが多々あります。
例えば、「中国語」に狙いを絞ったとします。
私の入った大学はそれなりに名前の知れている大学ですが、語学に関して言えば、偏差値40代の
大学に負けていたということを何度も目にしたことがあります。
2年間、中国の有名なスター大学講師から授業を受けて、1年間中国に留学するのを必須とするような大学があるとします。
その差は普通の大学に比べて歴然です。
その大学に行った人は中国語を普通にしゃべっていました。偏差値は低い大学です。
私の大学の場合、漫然と過していたのでは、その部分では圧倒的に負けてしまう大学でした。そんなにがんばる気がないのなら、偏差値の高い大学にわざわざ行かない方がいい可能性もあるということです。
一番いいのは、狙いも正確でいい大学に入ることです。
私の大学の場合、中国語は5年生になるのを覚悟して、中国に留学するという選択を行うしかありませんでしたが、目的意識を持って大学に入ってきた人は、北京大学などに奨学金で留学していました。そういう人が本物の高学歴者だと思います。
まだ、やりたいことなどが見つからないとか、絞れていない場合、方向性だけは誤らない方がいいでしょう。
文系、理系がその方向性というものです。
ただ単に高学歴になったとしても、大学であまり努力しない人を多く見てきました。大学に入ってから努力して見ると意外にいい人生を送れる可能性は高いかも知れません。
「学歴」も大事。でもそれ以上に大事なものがあると思います。そこを見誤ると火傷します。
今でも私は職を転々としています。
若いあなたには同じ過ちを犯してほしくないと思います。
まとまりがなくて、長文失礼しました。参考になれば幸いです。