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ママチャリの内装3段 vs 外装6段
サイクルベースあさひに自転車を見に行って、よりワイドレンジなギヤの自転車が良いと思い外装6段をチョイスしようと思ったら、 「一番軽いギヤと一番重いギヤ比はどちらも同じ、外装6段はこの中で細かく分かれているだけですよ」との事。 でも「外装6段だから坂道も楽々」ってカタログに書いてあるからより軽いギヤ比じゃないのか?と言い返すと、 「より細かい細かいギヤ比だから最適なギヤで登ると楽と言う事です」とのこと。 これって、本当ですか? なら、ほとんどの自転車メーカーのカタログや、HPの情報って紛らわしいですよね。
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実際にギア比を計算してみました。 ギア比というのは、ペダルを1回転させた時に、後輪が何回転するか、です。 まず、内装3段です。 内装3段は、リアハブの中で変速するため、チェーンのかかるギアの歯の枚数はいつも同じです。 うちのマンションの駐輪場に泊まっている内装3段の自転車で、ギアの枚数を数えてみました。 2台見て、2台とも前が32枚、後は14枚でした。 この場合、ギア比は32/14=2.285です。 ペダル1回転で、リアハブが2.285回転します。 そして、リアハブの内部で3段変速します。 これのギア比は、1速が0.733、2速が直結1.000、3速が1.360だそうです。 (参照:自転車探検! http://www.geocities.jp/jitensha_tanken/variable_speed.html) これを、さっきの2.285に掛けます。 すると、1速が1.674、2速が2.285、3速が3.107です。 (数字が多くなるほど、ペダル1回転でより多く後輪が回転する、つまり、スピードは出るけど重いギアになっていきます。 逆に小さくなるほど、スピードは出ないが、軽く、坂も楽に登れるギアになります) 次に外装6段です。 外装6段のシティサイクルの前ギアを数えたかったのですが、いいのがありませんでした。 後ギアは、ほとんどはシマノの14-28T(最小14枚、最大28枚)だと思うので、1速から順に28、24、21、18、16、14枚です。 前ギアを仮に44枚とすると、ギア比は順に1.571、1.833、2.095、2.444、2.750、3.142です。 これを見ると、内装3段の1速と3速、外装6段の1速と6速のギア比はかなり近いことがわかります。 内装3段の2速は、外装6段の3速と4速の中間くらい、つまりちょうど中央あたりです。 つまり、店員の言っていることは、あながちウソではない、ということです。 外装6段は、内装3段を細かく分けただけ、とも言えます。 ただ、内装3段は、1つギアを変えると、ペダルの重さが極端に変わります。 1速では軽すぎる、でも2速では重すぎる、みたいな状況が、外装6段より多くなるかと思います。 外装6段なら、2速や3速を使えばちょうどよくなります。 なお、外装6段には、1速が28枚から34枚になったギアもあります。 (2速から上は同じ枚数) このギアが装備されている、もしくは、あとからこのギアに交換すれば、1速だけ2速と極端に離れてしまいますが、かなり軽いギアにすることができます。 また、同じ内装変速でも、内装3段ではなく、内装8段にすると、細かく分かれるだけでなく、さらにワイドレシオなギアになります。 (軽いギアはより軽く、重いギアはより重くなります) 具体的には、1速が0.527、8速は1.615です。 内装3段の1速0.733、3速1.360より、広範囲をカバーしています。 なので、よりワイドなギアが欲しいのであれば、内装8段を選択するのも手です。 ・・・が、内装8段には、一つ大きな欠点があります。 コストが高いことです。 内装8段の採用車種の多いブリヂストンでも、一番安くても定価で5万円クラス以上の上級グレードにしか存在しません。 (マリポーサシリーズ、プレスティーノ、アルベルトロイヤルエイト等) 予算が許すのであれば、内装8段の自転車を候補に入れてもいいと思います。
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- tetsumyi
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内装3段 、外装6段は取り扱い方法も考慮して選択した方が良いですよ。 外装6段は駐輪場でぶつけられるような所に置くと変形して変速不具合が出ることが多いですし、チェーンカバーであるためにチェーン注油状態に気をつけ定期的な頻繁な注油が必要です。 内装3段でチェーンケースの場合は雨に強くチェーン注油も少なくてすみます。 自分できちんと管理できれば良いのですがメンテナンスを出来ない人は外装6段を購入すべきではありません。 あさひには色々な自転車がありますが、あさひオリジナル自転車は全てMade In Chinaであり急な坂道や使用が激しい乗り方をすると短時間で故障することが多いようです。 自転車メーカはベアリング用ボールを製造するような技術を持っていませんから外部から仕入れますが、中国では精度の高いボールを製造できるような段階には程遠くMade In Chinaの自転車で力のある学生が乗っていると1年程度でクランク軸等のガタが出るのが普通ですから要注意です。
お礼
ありがとうございます。 確かに家にある自転車も 15年くらい、快適に乗れてるのもあれば 2~3年で快適では無くなった自転車があります。 次購入する奴は品質のしっかりしたものを選びたいと思います。 ありがとうございました。
- 1967kawo
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その意味をどう考えるかで本当かどうかは変わるのですが、多少の差はありますが、内装3段も外装6段も一番軽いギヤ比はそんなに違わないはずです。なので、急な坂道を上るときの苦労は内装3段も外装6段もそう違わない。その意味だけで考えると店員さんの言葉はやや不親切といえるかも。 というのも現実世界の坂道はといえば、きっかり20度の坂道が延々と続くと言うことはあまりなく、ある部分は14度でちょっと上ると18度になって、さらに行くと16度になって、最後に20度がちょっとあるといった具合です。 店員さんのいう「最適なギヤで登ると楽」ということの本当の意味は、ペダルを一定の重さで踏めるというところにあります。先の坂道の例で言えば、内装3段のギヤでは14度から20度までの坂道を全て同じ低いギヤ(1段)で上ることになるでしょう(14度の坂は2段でいけるかも)。そのため、斜度が変わるたびにペダルを踏む重さが変わります。逆の緩いところでは軽く、急なところでは重くという具合に。でも外装6段の場合、それぞれの斜度に合わせてギヤを選択できます。例えば14度の部分は3段で、16度、18度を2段で、20度は1段に切り替えることでペダルを踏む重さを一定にすることができます。 ペダルを踏む重さを一定にコントロールできると、人によって感じ方はまちまちですが、一般的には疲れにくくなると言われています。 この意味で言えば6段の方が楽です。 結局、疲れるのはどちらも一緒ですが、どちらが疲れにくいかといえば、こまめなギアチェンジが可能な6段の方がまあ、疲れませんね。
お礼
いろいろ、教えていただいた結果、多少はコストがかかりそうですが 内装8段が良さそうだと言う、結論に達しました。 ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます!! まさに、このこと(技術的裏づけ)を聞きたかったのです。 で、この回答を読む前にBSの客相に電話したら同じアドバイスをいただきました。 「内装8段の3段は内装3段の1段とほぼ同じくらいのギヤ比」との事でした。 軽いギヤを頻繁に使う+初老の脚力の無い母親が乗る って、事を考慮するとコストはかかりそうですが内装8段になりそうです。 もう少し若ければ、クロスバイクに近いママチャリを薦めたいところですが 機械音痴の母親が前後の変速(前3段、後8段とか)を自由自在に使いこなすことは無理です。 そんなにスピードは出ないけど、坂に強く、ゆっくり乗る事が出来る快適なギヤ比のママチャリ出ると良いんですがね。 ともあれ、モヤモヤが取れてスッキリしました。 ありがとうございました!