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助けて!日本ゲーム産業歴史と発展中で出会った問題、教えてください。
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>日本ゲーム産業歴史と発展中で出会った問題、教えてください。 SEGA(現、セガサミー)のビデオゲームの歴史を調べて下さい。 SEGAは、任天堂と並ぶ日本を代表するビデオゲームメーカーでした。 が、アメリカで特許権訴訟に破れビデオ事業から撤収しました。 (今は、ゲームソフトのみ製作) アメリカの特許制度は「世界中で、唯一発明主義」なんです。 何ら根拠・実績(開発製品)が無くても「先ず、知恵を特許出願」します。 そして、数十年間出願自体が地下に潜ります。 その後、第三者が「製品を発表・販売した途端、この製品は特許侵害だ」と訴訟を起こして莫大な利益を確保するのがアメリカ流特許権です。 特許を持っている者・組織は、一切特許を実現する能力・知識は必要ありませんからね。発想が特許ですから! 例えばSEGAの場合、ビデオ(TV)ゲームを製造販売していました。 が、このゲーム機は特許侵害だとアメリカで訴訟になりました。 このアメリカの特許は「音が変われば、色が変わる」という、非常に単純な特許なんです。 SEGAとしては、音も画像(映像も)独立して存在している(音が変わっても色は変わらない)事を、実製品で証明し、特許に関係ないと裁判所で主張しました。 (音が全く鳴らなくても、画像が映るのでゲームは出来ますよね。アメリカ人以外は、SEGAの主張を認めます) ところが、アメリカ司法当局は「SEGAは、特許を侵害している」との判決を出し、SEGA側に数百億円?の損害賠償命令を出しました。 結果、SEGAは経営に行き詰まりゲーム機事業から撤退・会社はパチンコ製造会社に吸収されます。 当時12000円台だった株価(1株)も、1000円前後まで暴落です。(大損しました!) 同じく任天堂は、訴訟を行なわず特許使用料を払う事で和解の道を選んでいます。 ここが、メーカーであるSEGAと、自社工場を持たない(商社)任天堂の違いです。 自社開発・自社製造を行なわず、任天堂の商標を付けて売るだけですから利益幅も大きい。 期待に反して売れなくても、一切在庫を持つ事はありません。損害は、全て開発・製造メーカーが負います。 経済界ではよくある「メーカーよりも、商社が儲かる」事は、ゲーム業界も同じです。
お礼
本当にありがとうございます。助かりました