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スピーカーケーブルの長さとサイズ
スピーカーケーブルを9m程延ばす場合、ケーブルの断面積はどの程度必要でしょうか?
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- t_saito
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A No.2 です。 どの程度の音質を要求されているかは解りませんが、結論から言えば普通でしたらそれ程気にする要素ではないと思います。 私は若い頃、大手映画会社で録音の仕事をしていました。 映画の録音で最も気にするのは、雑音の混入でした。微かなストップウォッチの音もNGです。 従って、配線で最も神経をつかうのはマイク回路です。 雑音に対する配慮はテレビ局の比ではなりません。 後に、建築の拡声設備などの設備設計や施工をしていました。 最近は、教会の音響改善工事の設計し工事監理も致しました。 音響再生で一番神経質になるのは、アンプと室内音響です。 教会の音響改善工事では、天井高さが8メートルもあり、配線やスピーカーの交換は大工事になるため、先ずアンプ装置一式を交換と室内の内装を変更してみました。 結果が芳しくなければ、配線の交換工事を追加する覚悟でしたが、見違える程の改善が見られ、牧師さんも大満足ではた。 案ずるほどのこともないのが一般だと思います。
- hideo3
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JT190さんがオーディオ技術に関してお持ちになっている知見を私は存じ上げませんが、引用URLは加銅鉄平先生のHPです。御存知と思いますが加銅先生はオーディオ関連の書籍も沢山出されている、技術畑の先駆者であられます。私は引用URLの内容に間違えは無いと考えています。 引用URL;http://www.netlaputa.ne.jp/~cadeau/Q&A34.htm 加銅先生のURL;http://www.netlaputa.ne.jp/~cadeau/ DFに関してですが、例えば2mm2の導体の抵抗は1m当たり10mΩ程度です。ケーブルの場合は往復線路ですのでケーブル1m当たり20mΩに成ります。質問者の9mのケーブルですと180mΩに成ります。アンプのDF=100としますと、出力抵抗は80mΩです。9mのケーブルを足すと260mΩと成りますのでDF=29程度に変わってしまいます。この様に大きな違いになりますが、実際の音質に関してはDFだけでは物語れませんから、アンプやスピーカーの他の特性も大きく寄与するものと思います。
- JT190
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毎回ケチをつけるようでこっちも嫌になってしまいますが・・・間違いは間違いですからねぇ。 http://www.netlaputa.ne.jp/~cadeau/Q&A34.htm ↑これ、明らかに間違っていますよ。(どこの評論家が書いたのかは知りませんがw、アンプ設計者としては失格レベルです) ・誤:ボイスコイルの動きにブレーキがかかり、振動板は最短時間で停止します。 ・正:ボイスコイルの動きにブレーキがかかり、振動板の共振を抑えることができます。(但し、最短時間では停止しません! 停止時間はむしろ長くなります) 毎度同じページを引き合いに出しますが、↓の一番下のグラフを見れば一目瞭然です。(メータの針の動きについての説明ですが、SPのコーンでも原理は一緒です) http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/1996/00441/contents/039.htm 不足制動:「アンプのDF」×「SPのQo」<1 臨界制動:「アンプのDF」×「SPのQo」=1 過制動:「アンプのDF」×「SPのQo」>1 「振動板が最短時間で停止」するのは「臨界制動」であって、「過制動」ではありません。 で、SPのQo(Qoc)は多分0.5~2程度のはずですから、少なめに見積もってもDFが3もあれば「過制動」となって、それ以上では「DFが大きくなるほど、コーンの(fo付近での)応答速度は遅くなる」のです。 で、何か言いたいというと・・・ ・音の良し悪しや好き嫌いはともかく、理論的には「DFが大きいほど良い」という考え方自体がそもそも誤りである。(DFが大きい方が共振は抑えられるが、コーンの応答はどんどん悪くなる) ・但し、現行SPは「過制動時に良い音がする」ように最初から設計されているので、コーンの応答速度が最も速くて共振も起こらない「DF×Qo=1」で最も良い音が出るという訳「でも」ない。 ・DFが影響するのはfo付近の周波数のみで、更にDF×Qo=1近辺ではDFの僅かな変化でコーンの挙動も大きく変化するが、DFが50とか100とかになるとDFが多少変化してもコーンの挙動は殆ど変化しない。
- hideo3
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ケーブルも音楽を心地よく聴くためのパーツです。アンプからスピーカーシステムを結ぶのがスピーカーケーブルですが、アンプとスピーカーシステムの関係では”ダンピングファクター;DF”と言う指標があります。これは、スピーカーシステムの特に低音用ユニットであるウーハーは振動すると、逆起電力が発生し中高音用ユニット(スコーカー、ツイーター)へそれが伝搬し、音が濁る等の悪影響が出ます。この回避のためにアンプの出力抵抗は小さくしてありますが、スピーカーケーブルの導体抵抗もアンプの出力抵抗に加算されますので、DFを落とす事になります。(DFに関しての解説は;http://www.netlaputa.ne.jp/~cadeau/Q&A34.htm) ここで問題ですが、suoy57 さんがお使いのスピーカーはどの程度の大きさ、特にウーハー、でしょうか? DFは大型のウーハー(概ね口径25cm以上)の場合には逆起電力も大きくなりますから影響も大きくなりますが、小型のスピーカーの場合には問題の重要度は低下します。 今一つ考えなければならないことは、音楽信号は平均的な電力量は大した値ではないのですが、ドラムのアタックやオーケストラのフォルテシモの音等は瞬時に大電力を伝送する必要がありますので、ケーブルもそれに対応する余力が、心地よく音楽を聴く為には必要になります。 結論的には、スピーカーシステムの大きさに合わせてケーブルの導体サイズも選ぶのが良いでしょう。9mの長さはそれほど長いとは思いませんが、ウーハーが25cm程度とすると1.25mm2又はこれ以上が良いと思います。小型のスピーカーシステムの場合には、元々極低音は期待できませんので、細いケーブルの方が高解像度の音を得られ、好ましい場合もあります。逆に太すぎるのは、高解像度を求める場合にはマイナスに成ることもありますので、良くケーブルのスペックを吟味することをお勧めします。 ケーブル技術の詳細は、URL「AVケーブルの教科書」の”課題1、ケーブルを替えると音が変わる”等が参考になると思います。
- t_saito
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配線の許容亘長はアンプとスピーカーの特性で決まります。 アンプとスピーカーを同時に購入する場合には、太さと、許容配線長さの概算値をメーカーが教えてくれます。 面倒なのは、それぞれ別に購入した場合で、そのときは自分で判断しなければなりません。 ご質問は、このケースだと思います。 オームの法則覚えていらっしゃいますか。 電気回路に流れる電流に、その区間の電気抵抗を掛けた値がその間で降下する電圧です。 アンプからスピーカーまで2本の電線で繋がれ、そこを音声波形の電流が往復します。 そのとき、アンプの出力端子にかかる電圧は、途中の往復配線とスピーカーの間で分割されます。 このとき、スピーカー端子に多くの電圧(すなわちスピーカーのコイル等で降下する電圧)が大きく、そして配線で発生する配線間の電圧(すなわち配線途中で降下する電圧…ロスです)が極力少なくなることが、必要です。 各部分のの電気抵抗(流れる電流が直流ではありませんので正確にはインピーダンスといいます)に比例して電圧分担されることになります。 従って、配線が長い場合の対策として、2つの方法があります。 1 スピーカーには、ハイ・インピーダンス型と、ロー・インピーダンス型があります。 一般にステレオなどのように、アンプの近くにスピーカーを置く場合には、ロー・インピーダンス型を使います。 建物内にあるスピーカーのように、配線が長くなり、スピーカーまでの電気抵抗(インピーダンス)が大きい場合には、それに負けないように、ハイ・インピーダンス型のスピーカーを使います。 スピーカーがすでに準備されていて、別のインピーダンスにしたい場合には、マッチングトランスという部品をスピーカーの近くにおくことで、変換することもできなくはありません。 2 配線を太くして、配線内のロスを減らす方法。 配線のインピーダンスを小さくすることです。 交流電流を流す配線ですので、専門的には厄介な話になりまが、一般的には太い配線ほど良いのですが、太すぎればまたインピーダンスは大きくなります。 機器の特性が解りませんが、ロー・インピーダス型スピーカーを9mの配線で接続する程度でしたら、それ程高価な電線でなくても、少し太めで2本の電線が密着しているもの、できれば撚り合わせているものを使われればおおむね大丈夫だと思います。 行わないと思いますが、配線を金属の管に入れないことをお薦めします。
- LHS07
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なるべく太いもののほうがいいです。 しかし1mで1万円以上するものもあります。 1mで1000円以下のもので十分です。