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タイの議会解散運動について
タイの議会解散運動について 今タイではタクシン派と呼ばれる人々によって議会解散運動が行われていると思うのですが、なぜあそこまで大きな運動になっているのでしょうか? 今回のことが起こった経緯みたいなものを知っている方いましたら教えてもらえませんか?
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アジアを中心にふらふらと旅行するのが好きで、中でもタイは大好きな国なのでタイの政情にはとても興味を持っています。 かいつまんで説明すると、タクシン元首相は政治家になる前は携帯電話事業で巨万の財をなしたタイ一番の大富豪と言われる人物でした。 タイでは大企業の株主は大臣職に就けない為、彼は就任前に自信が所有する株を親族や知人の名義に書き換えました。 その後親族たちは携帯電話会社を売却し、さらに利益を得ました。 その辺りの経緯が「所得隠し」「不正献金」「脱税」等の批判を受けて、2006年に軍事クーデターが起こり彼は失脚しました。 がしかし、タイの政局が不安定なのにいまだにタイ経済が好調なのは彼の経済政策がとても優れていたからだと言われています。 経済以外にも地方産業の支援、医療制度の充実、麻薬撲滅運動等かなり実績を上げています。 タイは軍事クーデター以降首相が短期間でコロコロ変わる不安定な状態が続き、国民に非常に人気のあるプミポン国王の体調もすぐれない状況なので、政治的手腕に長けていたタクシンの復活を望む層がデモを繰り返しているのです。