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実際にフラット35で契約された方
実際にフラット35で住宅ローンを組んだ方。 教えて頂きたいのですが、まず審査しますよね?その際に収入や勤務先、勤続年数などいろいろ調べ仮承認がおり家の着工。 つなぎ融資を行ってそして家が完成まえに本契約という段取りでしたか? その時にまた審査するのですか?在籍確認や書類の提示など・・・ よろしくお願いします。
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讃岐の建築家です。 住宅ローンアドバイザーの有資格者でフラット35は過去10回程度利用した経験があります。 過去に利用した受付金融機関では事前審査というものは一回もありませんでした。まず、必要書類(住民票、所得証明、保険証、免許証、売買契約書、重要事項説明書、請負工事契約書、平面図、立面図、土地の謄本、前面道路の謄本、公図など)を準備して受付銀行で申込書類を購入(200円か400円)して行員アドバイスのもと記入していきます。書類が全て揃い銀行が受け付けた後、機構へ送られ、審査が始まり、審査結果の通知書が銀行へ送られてきます。行員から結果の連絡があるでしょう。 承認が得られた場合、真っ先に工事の依頼先にその旨を伝える必要があります。ご自分で確認申請手続きする場合はご存知だと思いますが、確認申請とは別に設計審査に関する設計図書等を作成し手続きしなければなりません。中間検査時の現場審査、完了検査時の適合証明書などもフラット専用の必要手続きが別途発生します。旧住宅金融公庫の工事技術基準を満たしていることを証明しない限り資金を実行できないからです。 フラット35Sの金利優遇を受ける場合は、更に住宅性能評価の設計及び性能表示の証明書が必要となるので、その旨を工事の依頼先に伝える必要があります。もしかしたら、今の設計では基準に満たないので設計の変更と見積もりの変更を要求される可能性があります。 承認を得た後は、上記のように工事に関する所定の手続きを完了させます。工事許可が得られた後、工事着手。上棟時の中間金支払に向けてつなぎ融資の契約を行います。所定の営業日経過後、資金が実行され業者へ代金を支払います。(つなぎ融資制度のある受付金融機関での借入を前提にしています。そうでない場合は手続き内容や支払方法などが異なります。)上棟後、フラット35の工事技術基準を満たしているかの審査が現場で行われます。合格するまで工事はあまり進められません。完成1ヶ月前程度から土地家屋調査士に表示登記、司法書士に所有権保存登記、抵当権設定登記を依頼します。その際必要な書類は新住所のものとなりますので、まず住民票の異動が必要です。必要な書類に関しては土地家屋調査士、司法書士、金融機関で事前確認して下さい。登記が進み抵当権設定の準備と住宅完成時の適合証明書の発行(公的完了検査の約1週間後)が確認でき次第、受付金融機関で最後の金銭消費貸借契約を行います。所定の営業日経過後、資金が実行され、つなぎ融資資金や諸費用を天引された後、業者への支払を済まし、物件の引渡となるのが一般的な流れです。資金実行日の翌月か翌々月から支払が発生します。 上記までフラット35の一連の流れについての説明でした。 質問の内容からすると、転職などが予測できますが、申込時と異なる事実が発生した場合速やかに報告する義務があったと思います。基本的に金消契約時に審査はないですが、申込時と変更がないかは見られます。変更がある場合は変更届を機構に提出し指示を待ちます。保険証の提示や勤務1年未満で所得証明が取得できない場合はフラットの様式で給与証明書を勤務先に証明してもらう必要があります。転職など申込時の内容から変更がある場合は速やかに変更届(フラット35様式)を提出して下さい。 転職時期などは事前に銀行に相談してから決めるべきです。時期を待ってくださいとか、収入が何万以上なら問題ないですとか住宅金融支援機構に確認してくれたりします。収入が総返済負担率(住宅ローン+その他のローン、教育ローン、マイカーローンなど)を満たしていれば、転職も問題ないと言われるかもしれません。 既に離職時期が決まっていて再就職先が未定の場合は、住宅ローンは延期したほうがよいと思います。虚偽記載や公文書偽造などなどで資金実行してバレたら詐欺ですから罪は重いですよ。
お礼
ありがとうございました。大変参考になりました。転職などということは全然予定していませんがこのご時勢いつリストラにあうかわからないので気になった次第です。