- 締切済み
「パワーとスピード」の「スピード」って?
よくメジャーリーグと日本の比較の文脈で「パワーとスピード」の違いなどと耳にします。 パワーはわかります。確かに日本よりメジャーの方が圧倒的にあると思います。 では、スピードって具体的に何のことなんでしょうか? 走者の走力のこと?それなら日本にも俊足選手はいっぱいいますから全体的にメジャーの方が優れてるとはいえないとおもうのですが・・ 投手の投げる球のスピード?それなら多少はメジャーの方が速い気もしますが・・・ それとも他の要素なのでしょうか?
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
みんなの回答
おそらく、瞬発力のことだと思います。 大きくわけると、人間の骨格筋には速筋と遅筋の二つがあり、瞬発力を発揮するときには、その名のとおり速筋が主に働きます。 一般に、筋肉量における速筋の割合は高い順に 黒人 > 白人 > 黄色人 となっていると言われています。 なので、黄色人種が中心であるNPBは、MLBに比べ瞬発力に劣るという訳ですね。 ここで大切なのが「瞬発力とは必ずしも脚の速さのことではない」ということです。 ここでいう瞬発力は「パワー(本来の意味、下に詳しく書いていきます)を生み出す要因の一部」を意味しています。 力 = 質量 × 加速度 という式があり、この式の「力」=「パワー」、「加速度」=「スピード」です。(ちなみに「質量」はそのまま「重さ」を意味します) なので、パワーという言葉は本来、そんな風にスピードと並べて扱う言葉ではありません。 おそらく質問者の方の読まれた文章中では「筋肉量(≒質量)」の意味で使われていたのでしょうね。 ちなみに平均的な黄色人種は、同じ身長の平均的な白人に比べると、体重が5kgほど軽いそうです。 つまり、黄色人種が中心のNPBは、質量の面でも不利だということになりますね。 パワー(質量)× スピード(加速度)で 力 になる訳ですから、NPBの選手とMLBの選手の生み出す力の差は大きなものになりますよね。 ボールに伝える力が大きければ球は速くなり、バットを振る力が大きければスイングは強くなり、地面を蹴る力が大きければ脚は速くなります。 このような身体能力の差から生まれる日米間の野球の違いを語るために、「パワーとスピード」という言葉を使ったのでしょう。
- jkpawapuro
- ベストアンサー率26% (816/3045)
アメリカでは伝統的に、野手を五つの評価で判断します。 hitting for average(打率) hitting for power(打撃におけるパワー) baserunning skills and speed(走塁技術とスピード) fielding ability(守備力) throwing ability(送球能力) パワーは本塁打率もしくは長打率、スピードは走塁能力といったところでしょうか。 パワーとスピードが及ばないといった場合、 アメリカで通用するパワーとスピードを兼ね備えた選手が日本にはいないといったニュアンスです。 本当にスピードがある選手だとパワーがない、パワーがある選手だとスピードがありません。 上記五つをあわせた5ツールプレイヤーじゃないとなかなかアメリカでは超一流と認められないので、そういった意味では日本人は超一流野手にはなかなかなれなそうです。 なお近年では Patience(四球獲得能力)が重要視され、上記に加え6つのファクターで選手を査定するようです。
- duke3tyan
- ベストアンサー率12% (3/25)
極端な言い方かもしれませんが。 「スピード」については、体の大きい選手がトレーニングの成果など で、日本の小柄な選手と同じ動きが出来ていることです。 「投げる球のスピード」については肘から先だけで、日本の選手がステ ップしながら振りかぶって投げているのと同じスピードが出ていること です。
- kazdenchu
- ベストアンサー率64% (16/25)
例えばプロバスケットのNBAを見ても、2メートルを超える長身選手が素晴らしいスピードで動きます。この「スピード」がメジャーリーグにもあり、これが単に足の速い遅いではなく、根本的に日本の野球との違いになっています。 もちろん投手の投げるボールも、野手の守備での送球も、打者のスイングにも、いずれもスピードがあり、日本の野球とは違う部分といえます。 最も「スピード感」にあふれているのは、打者が内野ゴロ(遊撃、三塁へ)を打った時かも知れません。メジャーのグラウンドは内野が天然芝のため、打球の勢いが死にます。内野は必死に前進、捕球すれば間髪入れずに一塁に矢のような送球をします。また打者もセーフ(内野安打)になる可能性が高いために懸命に走ります。このようなプレーがあればこそ、全体のスピード感につながっていると言えるでしょう。日本では人工芝のため、内野手はゆっくり捕球しても一塁に悠々間に合います。それを分かっている打者も「ああ、アウトだ」とちんたら走る…。まさに悪循環、海の向こうとは雲泥の差です。 要は「球際のスピード感」とでも言いましょうか。 また、メジャーは試合時間も日本のようにダラダラしておらず、基本的に2時間台で終わります。投手の投球間隔も早く、打者も簡単に打席を外しません。これもスピード感の1つでしょう。
- isf
- ベストアンサー率20% (254/1220)
球のスピードも多少ではなく圧倒的に違いますよ。 日本では速球投手の部類だった上原や川上が向こうでは並みの投手になってしまいます。 メジャーの速球投手となると、とても日本人には不可能な球速を出しますから。 投手だけでなく野手の送球のスピードも日本とは全然違います。 パワーとスピードだけは絶対に体力的に太刀打ちできないと思いますね。
- sn-skinner
- ベストアンサー率44% (40/90)
もちろん投手のボールスピードのことでしょう。 メジャーリーグは、変化球よりストレートが評価上ですから。 野手で「スピード」といえば、イチロー選手?(メジャーリーガー) バットスピード(振り子打法)、 走るスピード(盗塁・内野安打)、 投げるスピード(レーザービーム) ・・・こんなところですかね。 投手の球が速ければ、打者・走者・守備のスピードも必然的にあがりますよね。