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スバイ小説や漫画
ゴルゴ13やパイナップルアーミや海外の小説では、フリーマントルなどが扱っている、CIAやFBIの内部事情や、国際紛争や国際関係、テロや武器etc クリエイターで、その手のコンテンツをつくりたいのですけれども、その手の情報というのは、どこで手に入れるものなのでしょうか。 図書館にいけばそういった本があるのでしょうか?(あるのでしたら、具体名なども教えてください) 国家情報戦略室に聞くとかは、コネがないので、できません。 実現可能な範囲で教えてください。 よろしくお願いします。
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あまり詳しくはないのですが、回答致します。 実際のドキュメンタリーに近いものか、もしくはアニメルパンや007のような完全にエンターテイメントに近いものを作るのか、どの程度のお話しを作りたいのかにもよります。 完全にドキュメンタリーを作成したいという場合には少し毛色が違ってまして、情報源の向こうからアクセスしてくるのではないか、という推測の意見があります。 例として、手嶋 龍一さんのウルトラ・ダラーを挙げてみます。 http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%A9%E3%83%BC-%E6%89%8B%E5%B6%8B-%E9%BE%8D%E4%B8%80/dp/4103823038 これは北朝鮮のニセ札についてのイギリス人のスパイアクションなのですが、現実世界に忠実な描写がなされています。これを佐藤優さんという方が手嶋 龍一さんとの対談で、「実は北朝鮮の怪しい動きに鈍感な日本人に対して警告をする為に、各国関係者が手嶋さんにそれに役立つ情報を渡したのではないか、もし手嶋さんがこれを元に小説を書くのであれば情報源を秘匿した上で小説を通して警告を発する事が出来る。」という発言をしています。 そして、手嶋さんは「それは機微に触れる問題で危険ですので一旦対談を打ち止めにしましょう」と発言しています。 更に、北朝鮮はこの出版に対して明確な警告の声明を出したとの事で、通常のスパイ小説とは違う様相を呈しています。 上記の対談本も併せてどうぞ。 http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B9-%E6%AD%A6%E5%99%A8%E3%81%AA%E3%81%8D%E6%88%A6%E4%BA%89-%E5%B9%BB%E5%86%AC%E8%88%8E%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%89%8B%E5%B6%8B-%E9%BE%8D%E4%B8%80/dp/4344980115 続いて落合信彦という方の小説ですが、この方は情報源が非常に怪しいので、エンターテイメントとしても擬似ドキュメンタリーとしても楽しめません。私は文章を書かずに読んでいるだけの人間なのですが、こういった中途半端なのが一番ダメです。 格好をつけている為にリアリティが失われています。 かなりリアルに描くか、それとも(リアリティがあるけれども)完全な娯楽作品として描くか。その選択肢で言えば完全リアル路線は厳しいでしょう。 上記のウルトラダラーを下敷きにして言えば、小説で公開して良い情報というのは情報提供者のコミット(同意)を得なければならないので、既に文章や情報として出回っていないものを得る為にはそれなりの人脈が必要ですが、それを構築するのは一般人では容易ではありません。 最近の例で言えば、佐藤優さんという方の書いている著書が大変面白いのでここから入る事をお勧めします。 ロシア関係が中心になるのですが、紛争、戦争、宗教、民族、社会入り乱れているが、とても分かりやすく解説してくれています。 そして、アメリカでは私は手嶋さんしか知らないのですが、こちらをお勧めします。 まずは上記の「インテリジェンス 武器なき戦争」からスタートし、 「ウルトラダラー」 「外交敗戦」 といくのが良いと思われます。 そして佐藤さんの本を10冊くらい読んだ後は、本丸である下記を。 http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B9%E6%88%A6%E4%BA%89%E2%80%95%E5%AF%BE%E3%83%86%E3%83%AD%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E6%9C%80%E6%96%B0%E5%8B%95%E5%90%91-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E5%84%AA/dp/4479302174 http://wldintel.blog60.fc2.com/ また、下記もいろいろとネタがあって面白いです。 知の超人対談―岡本行夫・佐藤優の「世界を斬る」 http://www.amazon.co.jp/%E7%9F%A5%E3%81%AE%E8%B6%85%E4%BA%BA%E5%AF%BE%E8%AB%87%E2%80%95%E5%B2%A1%E6%9C%AC%E8%A1%8C%E5%A4%AB%E3%83%BB%E4%BD%90%E8%97%A4%E5%84%AA%E3%81%AE%E3%80%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E6%96%AC%E3%82%8B%E3%80%8D-%E5%B2%A1%E6%9C%AC-%E8%A1%8C%E5%A4%AB/dp/4819110438 イスラエルは引きこもりを徴兵してプレステで攻撃練習をさせて大変な戦力になっている、との嘘みたいな発言あり。 上記他、グッドシェパードという映画がかなり現実に近いと言われています。 「娯楽として」公開されている作品を見て、そこから作品の再構築を試みても、オリジナリティーのあるアウトプットはできません。 インテリジェンスの98%は公開情報から構成される、との言葉通り、公開情報を分析し、おや? と思った箇所に作業仮説を立てて組み立てれば、オリジナリティーのある面白い文章が書けるかもしれませんね。 部分的でも他作品からのネタパクリは頂けないと私は思っています。 (引用元を出せばOKか) ああ、ここの部分はあそこのパクリだ、と思われたら、そのパクリ元の作家を自分の文章で売ってあげているような感じになります。 ネットではある程度の情報が取得できますが、不思議なのが書籍の方が情報が早い(速いではない)。また、読者としてもネットで検索できるネタには新鮮味を憶えないでしょう。 公開情報からある程度推量できる範囲での事象背景を再構築する。 というのがいいと思うのですが落合氏もこれをやっているんですよね。 (その代わり出版当時は売れた。今の評価は・・・)
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- bakansky
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ネットでもある程度の情報は入手できると思います。 ニューヨークタイムズやワシントンタイムズの電子版など、こまめにチェックしていると、CIA や FBI 関連の報道に接することがあります(私が最近見た中では、米国における中国人スパイ網に関するもの。台湾出身の中国人でアメリカ国籍を取った者が、元米軍人のコネを利用して情報を入手、それを北京政府の側に売り渡していた事件がありましたが、初めは、古典的な情報の受け渡し方法をとっていました。それは、昔のスパイ小説に出てくる場面みたいです。のちにはネットを使うようになりましたが、かえって当局にモニターされてしまう結果になりました。2人とも有罪判決が確定したというのがありましたが、興味をもてば、さらにその発生・検挙のいきさつを報じた記事まで遡って検索してみるとかもできるでしょう)。 そもそも、防諜や諜報の組織の概要を知る必要があるでしょうが、これは多数の書籍が出ております。簡単には、ネットの Wikipedia なども参考にはなります。英米ロ以外にも、有名なイスラエルのモサド(これも、つい最近、ハマスの司令官暗殺に関与したという報道があったばかりで、日本の新聞の記事でも取り上げられていました)、ドイツやフランスなどの防諜組織、まだほかにもいろいろ。CIA や FBI のホームページ(映画にもなった『ハンニバル』の小説では、博士がFBIのホームページをチェックしていました)などもあります。 私の持ってる書籍はわずかなものですが、それでも、下記のようなものがあります。 ・フリーマントル『CIA』『KGB』(ともに「新潮選書」) -- この2冊は、必読書かもしれない。 ・ネイサン・ミラー『スパイ 諜報戦争』(経済界) ・トマス・ホワイトサイド『空軍武官ウェンネルストローム/暗号名"鷲"』(早川書房) -- これは、実際にあったスパイ事件を扱っている。もっとも、この事件に関しては、ネット上に詳しい文献があります。 ・ロナルド・ケスラー『スパイvs.スパイ』(新潮文庫) -- これも、現実の事件、実在の人物を扱っています。実際の捜査などに関して、なかなかよく調査しています。 ・Ronald Kessler: FBI(Pocket Books) -- 上記の本と同じ筆者。この筆者には、情報分野に関する本が何冊かあるようです。 ・Ronald Kessler: Escape from the CIA (Pocket Books) -- これも同じ筆者で、実際の事件について。 ・ウォルフガング・ロッツ『スパイのためのハンドブック』(早川文庫) -- 著者は、実際にモサドのスパイであった経歴を持つ人。けれど、まるで読み物として書いたように軽い書き方。スパイの素質には、妻をも裏切ることができるほどの非人情な面を発揮できなければならないといったことも含まれるということを知ることができる。 ・三好徹『小説ラストボロフ事件』 (講談社文庫) -- 小説ですが、この事件は実際にあったもの。ただし、この事件に関しては、ネット上でも、参考になるような情報はほとんど得られない。 ・Aleksei Myagkof: Inside the KGB (Ballantine Books) -- これは、ソ連から西側に亡命した元KGB将校の手記。冒頭の、亡命する場面を記述した部分は、まるで小説みたいです。この本は "Espionage/Intelligence Library" の中の1冊だったのですが、興味があれば他の類似書もこのシリーズの中に入っているようです(ただし、現在も入手が可能なのかどうか不明)。 情報戦争という面からは、暗号に関するものが興味深いのですが、これも関連書は多数あり、ここでは省略。 おまけとして、小説ですが、K-O・ボーネマルクというスウェーデン人の書いた『さらば、ストックホルム』(中公文庫)が、西側の市民として生活しながら東側のスパイであるという、北欧らしいスパイ像を描いていて、なかなか興味深かった。
お礼
ありがとうございます。 早速、読んでみます。
- isoiso0423
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「その手のコンテンツ」とは何なんでしょう? 国家情報戦略室?は国家戦略室のことでしょうか? 聞くのだったらここではなく内閣情報調査室(通称CIROサイロ)だと思います。 引退された公安関係の方だと面白いネタをたくさん持ってますよ。 新聞記者も書きたくても書けないネタをたくさん持ってますし。 ゴルゴ13はストーリーやシナリオを考える専門スタッフがおり、世界中の新聞やサイトなどから情報を得ているようで、どこかの国の諜報組織にコネクションがあるわけではありません。 「ゴルゴ」も「パイナップル」コミックを読むと、あの映画を参考にしているなぁとかけっこうパクリも多いです。 CIAの内部事情だとけっこう暴露本が出ています。 紛争などは世界の通信社のページなどでわりとわかりますけど。ただ英語版ですが。 007で有名なイアン・フレミングが元スパイだったのと、フリーマントルはジャーナリスト出身なので、情報をくれる人脈があるんだと思います。 関連書籍は山のようにあるのでどれがいいのかは判りませんが、「世界の秘密結社」みたいなのが参考になると思います。 フリーマントルのほかにグレアム・グリーンやフレデリックフォーサイスなどそっち系で有名な作家の本や、それを元にした映画を見るのもいいように思います。 映画で何本か。ゴルゴやパイナップルなどのネタ元だったりします。 「オデッサファイル」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=3669 「ジャッカルの日」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=10302 「グッド・シェパード」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=327032 「ブラジルから来た少年」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=20245 「ザ・シューター/極大射程」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=327455 「ワイルド・ギース」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=25935
お礼
ありがとうございます。 とてもよくわかりました。
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