■コウシエン・トーナメントがない
私立高校が売名のために全国から純粋培養された中学生を買い集めるような魅力的なアマ野球トーナメントは北米にはありません。北米にも高校や大学のスポーツ奨学金はありますが、才能のある子が連投につぐ連投で壊れてしまうようなことはありません。肩は使わないと鍛えられませんが、同時に消耗品でもあります。
■野球ロボが少ない
北米で4大スポーツといえばアメリカンフットボール・バスケットボール・ホッケー・ベースボールです。ベースボールでプロになる選手はフットボールかホッケーの経験がある選手が多く、プロ入り後も掛け持つ選手がいたりします。これはクロストレーニングの一環とも考えられ、より広い可動域の関節を作り、よりしなやかな筋肉で、より強い体幹を作り、それは怪我に強い肉体につながります。幼少期から野球ばかり「やらされている」子は筋肉の質が硬く怪我のファクターを抱え易いです。
■プロ意識
今は日本でも各種の科学的トレーニングやケアが行われていますが、ほんの20年前はパンチパーマに金時計、黒の外国車で球場入りし、「飲む・打つ・買う」の三拍子が揃い、シーズン中の地方巡業やオフには後援者のお座敷を周り、スタジオに入り浸ってCMを撮りだめることが美徳とされるむきもありました。(今でもないわけではありません)競技に対する向き合い方が違いますね。
お礼
やっぱり球団数の違いですか、ありがとうございました。