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パッチベイ経由でギターアンプへ入力することは問題無いでしょうか?
- エレキギター弾きで真空管アンプを使用しています。手元の19インチラックにパッチベイなどを入れてギター信号がアンプに入るようにしたいと考えています。
- パッチベイはBEHRINGER PX3000等を検討しています。
- パッチベイ以外でも良さそうな機材がありましたらご教授ください。
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質問者が選んだベストアンサー
うーん、私は本来パート的にはベース屋で、ただバンド内の素人音響屋の方も兼ねているので、いろいろウンチク語ってる立場なんですけどね。 具体的にどういうチューブアンプか、現時点ではこつちはわかんないわけなんですが、エレキギター弾きでそこそこのランクのチューブアンプ愛好者だと、例外もあるけどほとんどは何かしら「ギター→アンプ直の音の鮮度」に拘るのが普通なので、『鮮度が落ちる=音痩せする』ということで、 ・シールドは高級品を最短距離でギターから直接アンプのインプットに ・可能な限りエフェクタは減らすか、いっそ使わない ・スルーボックスやループボックスも、音痩せしないものを厳選して使うか、いっそ使わない って人が『普通』なもんですから、質問者の方のやろうとしてることは、逆説的に『新鮮』ですね(^^ゞ 私の言う『普通のチューブアンプ派ギタリスト』だったら、ギター→アンプ間は「見栄えより出来る限り最短結線」の方に拘るのが普通なモノで(^^ゞ また、複数のアンプを使い分ける時は、ライブならやむなくループボックス等を使われる事もありますが、自宅では「こまめに自らシールドを差し替える」方の方が圧倒的に多いです(^^ゞ パッチベイとスルー(ループ)ボックスだと、定評のあるボックスは高い部品を潤沢に使って、内部の配線も「配線材」を太く音痩せの少ないモノを厳選したり、いろいろと結線も工夫したりしてあるので、一般用のパッチベイに比べればギターとアンプ間に使う分には「かなりマシ」とは思います。 パッチベイは、ローインピーダンスかつハイパワーな信号が通る(ギターに比べれば段違い)のが前提なので、別に手を抜いてるというわけじゃないですが、ギター用ではやたら気を使う部分も普通の部品部材でサラッと作ってるケースが多いです。ローインピーダンスハイパワーなら、そんなと気を使っても音は一緒…というポイントは多いので。 むしろ、PX3000なんかだと業務用音響機材では必須の「TRSバランス伝送への対応」とか「パッチングの自由度アップ(スイッチの工夫)」とか「抜き差し時のノイズ低減」の方に特化してますが、それはギター用としてはどうでもよい話ばかりです。 ギター→アンプ直に比べれば、信号が「接触接点」(ズバリフォンプラグ/ジャックやスイッチ)を数多く経由すればするほど、程度の差は有れ確実に「音の鮮度が劣化」するのは否めない所。 だから、「音の鮮度至上」な人なら、内部にも接触接点が多用されている(パッチベイとして、は接続自由度を上げれば上げるほど必然的にそうなる)機材を使う事を嫌う人が多いのが道理です。 まぁ、ギター直のハイインピーダンス信号との「信号伝送の比較」だけで考えれば、接触接点に対してはローインピーダンスの方が絶対的に有利ではありますが、基本的にはエフェクタ等の「バッファ回路」を経由しただけの音なら、そのままギターアンプに繋いで差し支えないですけどね。 あんまり極端に増幅しなきゃ、ギターアンプ側はどうってことないです。もちろん限度はありますけどね。 要するに、 ギター→「プリアンプなど」→アンプ と使うのが一般的な「プリアンプなど」を使う限りは ギター→「プリアンプなど」→パッチベイ→アンプ と繋いで、アンプはどうってことないです。 ただ、 >(DIやプリアンプでの軽い音質変化以外に)大きな問題はありますでしょうか? そこが「ギタリストとしてどうなのか?」と、むしろこちらが問いたいくらいのところで(^^ゞ 多くのギタリストさんでは、D.I.やプリアンプの音質変化を「軽い音質変化」とは捉えていないケースがほとんど…ここのわずかの音質変化を少しでも低減するために、高価な機材を選択したり、人によってはいっそエフェクタやプリアンプの使用すらやめてしまったり…の方が普通だったりするので、そこんとこは質問者さんが「ほとんど変わらない」「この程度はどうでも良い」と判断されるなら、他人がとやかく言う話ではないのですよ。 可能なら、パッチベイ経由でアンプ直と比べて音がどうなるか、あるいは スルー(ループ)ボックス経由とアンプ直で音を比べてどうなるか…をタメされたらよろしいかと思うんですけどね。 それで「こんなもん、音はほとんど同じだ」と質問者の方の許容範囲に収まるなら良し…です。
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- kenta58e2
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純電気的には、めちゃくちゃ大きな問題があるわけではないですけど、ギターの音質というか「音の鮮度」は、パッチベイ経由だったらかなり落ちますよ。特に使用アンプがチューブだったら、直シールド挿しと比べて、びっくりするほど音の鮮度が落ちても、文句は言えない所です。 前もってプリアンプ等を通してインピーダンス下げてからパッチベイに繋ぐなら、パッチベイそのものによる音の鮮度低下はほぼ免れますが、プリアンプ等で発生する音質変化が質問者の方の許容範囲かどうかですね。 レコーディング環境では、パッチベイに繋がる(パッチベイに送る)信号は、原則全てプリアンプ等を通ったラインレベルのローインピーダンス信号に決まり切っているので、「何を今さら」も含めて音質変化が問題にならないだけです。 パッチベイ使う事自体は否定しませんけど、そういう事をする人が滅多にいないのは、ひとえに音の鮮度低下の問題です。
お礼
ご回答有り難うございます。 追加で質問させて頂きたいです。 ご回答頂いた内容によりますと、パッチベイは基本的にローインピーダンスのラインレベルで使用するのものということなのですね。 足下用によくあるギター用のスルーボックスを経由した場合もパッチベイと同様にかなり劣化するものなのでしょうか?(それともスルーボックスはハイインピーダンス用になっていたりしてパッチベイほどには劣化しないのでしょうか…?) また、ハイインピーダンスがダメなら…ということで、DIやプリアンプを通してラインレベルのローインピーダンス信号にしたとして、その信号をギターアンプに刺したりするのは(DIやプリアンプでの軽い音質変化以外に)大きな問題はありますでしょうか?アンプが壊れたりしますか? 例)ギター→プリアンプ→パッチベイ(またはラインミキサー)→ギターアンプ ラインレベルのものをギターアンプに刺せるように変換する機材などがあったりするのでしょうか… 初歩的な質問かと思いますが宜しくお願い致します。
お礼
詳しいご回答ありがとうございました。 スルーボックスなど、ひとまず手近なところから試してみたいと思います。 もし違いが分からなかったらそれはそれで悲しい気もしますが… それでは有り難うございました!