ここは意見交換のページではないと思いますが「アメリカはなぜいろいろな屁理屈で他国に攻め込むのでしょうか?」という質問と思って私の見解を述べてみます。
1.ご存知の通りアメリカはピューリタンによってキリスト教的視点からの理想の国作りを目指した国家です。つまり基本的には宗教国家だと思います。その宗教国家がまず最初にやったことはインディアン撲滅戦争です。要するに一神教の根本的特色と私は思いますが、自分たちの信ずる宗教が認めた「人間」以外は駆逐されねばならないと、(潜在意識下で)堅く信じている人たちで成り立っている国家と言えないでしょうか?
2.アメリカの言っている平和の理念は「世界中が民主主義国家になれば、その時に世界は真の平和が訪れる」と言うことですね。これを、キリスト教及びイスラム教という2大一神教の教義の言い方に少し言い換えて見ましょう。「世界中がキリスト教(あるいはイスラム教)を信じるようになればその時こそ真の平和な世界が出現する。」
もうこれ以上説明する必要はありませんね。
3.聖書の冒頭に出てくる「キリストの言葉」なるものの恐ろしさをお教えしましょう。「生めよ、増えよ、地に満てよ」ですね。つまり、キリスト教徒の子孫をどんどん増やし、異教徒を駆逐して世界中をキリスト教徒で埋め尽くせ!」とキリストが命じていることだと思います。それのみでなく、全ての動物も植物も虫けらさえ(キリスト教徒である)人間の足下に組み敷き、征服することを求めていますね。
キリスト教が「布教」という勢力拡大活動に極めて熱心なのも、聖書の冒頭のこの要求が根底にあると私は思います。
4.アメリカが戦争を仕掛けている、あるいは過去に仕掛けた国を見てみましょう。全てイスラム国家か共産主義国家ですね。共産主義は宗教ではないと、あなたは言われるかと思いますが、「宗教は一切認めない」というのは正に「反宗教」という宗教そのものだと私は思います。
つまり、キリスト教という極めて非寛容な一神教が、これまたイスラムや共産主義という非寛容の宗教とお互いに撲滅戦争をしている、と私は観察しています。つまり、昔の十字軍の現代版と言うことではないでしょうか?
私は宗教や政治・軍事について専門に勉強したものではありませんので、上に述べた見解は、折に触れて入ってくるいろいろな資料や見聞から作ってきた私の見解です。従って一知半解の危うさがありますので、どうか丸呑みでお信じにならないで、ご自分のご見解をお作り下さい。