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プリント基盤の感光基盤についてです。
この前実習で感光基盤を使ってプリント基板を作ったのですが、いくつか疑問に残ることがあるので質問させていただきました。 まず (1)感光基盤への露光時間なのですが、決められた時間を絶対に守れ!と言われたのですが、露光時間が短かったり、長くなったりするとどのような不具合が起こるのでしょうか? (2)現像したあとにすぐにエッチングをしろと言われたのですが、時間をおいておくとなぜだめなのでしょうか? 以上の二つを教えてください。 よろしくお願いいたします。
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感光基盤は文字通り紫外線に反応します。 ①露光時間が短いと不要な部分が残り、長過ぎると必要な部分まで感光してしまい、どちらも現像した時にパターンが不鮮明になってしまいます。 ②エッチング液は塩化第2鉄と言う強酸性の薬品で基盤の銅箔を溶かします。エッチング液に長く浸け過ぎると必要なパターン部分まで溶かしてしまう恐れがあります。 エッチング時間は塩化第2鉄液の温度でも大きく変わります。温度が高ければ化学反応し易いので短時間でエッチングしますが、温度が低いと化学反応し難いのでエッチング時間は長くなります。 従って、感光時間にしても、エッチング時間でも条件で変わります。 ①の露光時間では、太陽光か紫外線ライトでも紫外線の強さは条件で変わります。 ②のエッチング時間でも塩化第2鉄液の温度で違って来ます。 綺麗なプリントパターンのコツは、露光後の現像状態の確認です。不鮮明な部分は油性マジックインキ等で修正出来ます。マジックインキ等で銅箔を保護した箇所はエッチングしません。 エッチング液も温かい方が早く仕上がります。
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- tpg0
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No2です。追記します。 現像後に直ぐエッチングしなくてはならない理由は、プリント基盤の銅箔が酸化し易いからです。 酸化した膜が銅箔の保護膜になる可能性があります。酸化された状態でエッチングすると、酸化部分の銅箔が残ります。 また、綺麗に現像出来ても感光膜は極めて薄いので傷等が付き易いです。傷付いた箇所は、エッチング液で溶けてしまいます。
- ちあき(@Chiaki-F)
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感光基板は表面に感光剤が塗られています この薬品は、紫外線を浴びると変化してエッチング液に溶けるので 保護層が無くなった場所の下にある銅箔もエッチング液に溶けるわけです 露光時間が短いと薬品が完全に変化出来なくて、感光剤がムラに残って いらない銅箔が残るために不完全な回路が形成されてしまいます 露光時間が長いと、フイルムパターンの黒い部分では完全に紫外線をカットできないので 必要な回路部分の銅箔まで薄くなったり無くなったりしてしまうからです すぐに現像をしないと、光がある場所には、ほぼどこにでも紫外線がありますので 基板全部に紫外線が当たって露光されている状態になるので、これも不完全な回路の形成になったりします