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クラシックピアノを長く継続されている方に質問です。

(1) 練習時間はどのくらいですか? (2) どんな練習メニューをされていますか? (3) レパートリーを忘れない様、保持するために、どんな練習を されていますか? (4) 所見演奏が早い方へ どんな訓練をされていますか?  (5) 1曲を習得するまで、どんな方法・順序で練習されていますか? その他、効果的な練習のために、気をつけていること、工夫している ことがあったら教えてください。

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  • Czerny
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回答No.1

こんにちは。 三度のご飯よりもピアノを弾くことが好きです。 (1)残念ながら、今は育児奮闘中で一日30分の練習が限度です。子供が生まれる前は、平均5時間はピアノに向かってました。 (2)練習に時間をかけられた頃は、最初の1~2時間は指ならし&技術的な訓練の為に、ハノンやツェルニーを練習しました。指が動くようになったら、その日の気分で様々な曲を弾いたり、新曲にもチャレンジしました。(3)の回答にもなりますが、練習する時間が無い今は、レパートリー保持の為に、弾ける曲を日替わりで弾いています。 (4)決して早い方だとは思いませんが、新しい曲を練習する際、CD等で予め曲のリズムを覚えると楽譜が読みやすくなります。幼少期からピアノを弾いたので音感が身についたのと、鍵盤をあまり見なくてもある程度は弾けるので、とにかくゆっくりゆっくり楽譜を見ながら弾き、音の確認は耳で行っています。 (5)(4)でも書いたとおり、練習する前や練習中もCDをよく聴きます。とにかくゆっくり弾きます。変な指づかいの癖がつかないように、音の強弱も意識しながらひたすら練習します。弾きにくい部分は集中的に繰り返して指にたたきこみます。全部が弾けるようになって、自然に体で覚えるまでは、テンポの早い曲でも決して早く弾きません。練習を重ね、速度も楽譜どおりに近づき、ミスタッチ(だいたいミスする場所って決まってますよね)が無くなった時点で、「スタート地点」に立てたと思っています。あとは曲の理解を深めていかに表現するか、いかに美しい音色を出すか、どの曲も一生の課題です。 ご参考になれば幸いです。

noname#104633
質問者

補足

貴重なご意見をありがとうございます。 幼少期から、ママになるまで5時間も練習時間をとられていた、ということは、おそらく上級レベルの楽曲にも、取り組んでいらっしゃったのではないでしょうか? 私は、姉が先にピアノレッスンに通っていたので、2歳頃からレッスンに付き添って(?*^__^*)いたため、Czernyさんと同じ境遇で、幼少期からピアノを始めました。 ピアノは継続し続けなければ、それまでの努力が水の泡になってしまうので、今となっては、増え続けるレパートリーを忘れると、再度音とりがストレスになる長さのため、練習時間が6,7時間くらいになってしまいました。(笑)  なんとか要領の良い練習時間短縮方法を模索しているところです。 もし、お時間が許されるなら、そこから少し先の部分に関して、もう少しおつきあい、アドバイスを頂けますと幸いです。 (a) どんなレパートリーをお持ちですか? (b) メンタルケアはどのように行っていらっしゃいましたか? (c) テンポの早い曲のレパートリー保持はどうされてますか? (d) 言葉で説明しにくい、不思議な現象(常識的な考え方から離れた現象)に出会ったご経験は、ありませんか? 私は、おそらくメンタル的・感覚的な影響と調子による現象ですが、驚くくらい弾けたりすることがあると思えば、まったくダメダメで初心者のように弾けなくなったりすることもあります。 (常に努力怠らず弾き込んでいると、作曲家のジャイアンツの霊が降りて来て、パワーを与えてくれ、しばらくさぼって弾かない曲だと、フンッ!と、そっぽ向かれちゃうのかなぁ? 等と思う様になりました。) 具体的には、Czernyさんは、ショパンの幻想即興曲やエチュード、シューベルトの即興曲、リストの超絶技巧 等の練習経験はございますか? はじめ、ゆっくり正確に音をひとつずつ拾う作業から、暗譜まで、何度も弾き込み、感覚に叩き込んでレパートリーにするためかなりの時間と努力を裂いて練習した上、この独特の早いテンポを遅らせることなく、こなせる様に、さらに徹底練習し、それが出来た時点で、ゆっくり弾いている内には聴こえない、幻想的な美しいメロディー部が内声の上に浮かびあがってくるという特徴の曲、また、早く明確な運指の継続に特徴的な練習曲で、指定されたテンポに重要な意味を持つ曲群になります。 ゆっくり弾けるようになって、手が慣れたところで、早いテンポにしてからの練習をさらにまた徹底的にしてこなしますよね。 ですが、そうした段階練習を積んでゆく内、人間というものは不思議な物で、今度、早くは弾けるのですが、ゆっくりで弾けていたフレーズが弾けなくなってしまったりするんです。 個人差もあるので、私だけかも知れませんが、一度暗譜してしまうところにくると、譜面を見ながら練習していた、ゆっくりテンポの弾き方や、両手では弾けるけれど、右手だけで弾いて・左手だけ弾いて、という分けたパート練習も、最初の頃、出来ていたはずのものが、達成とともに、今度はできなくなっちゃうという現象が起こってしまいます。 よって、常識的に考えれば、ゆっくり弾けないものが、早く弾けるわけがないという当然の解釈がありますが、時に、練習過程においては、それが逆になります。 また、いつもミスタッチするところでなく、まったく弾けていた箇所が突然つっかえて弾けなくなる現象、突然抜けたり、または逆に、いつもミスしているところが、ピアノが変わることによって、あの苦労は何だったのだろう? というくらい軽く弾けてしまう、などということもあります。 暗譜しているレパ曲等で、弾けていたところが急に飛んだり、つっかえたりするようになって思い出せなくなった時には、正確な楽譜を見れるまでは執着せず、その場はほったらかしにすることの大切さを感じました。 幼少期感覚弾きの癖から、音感を便りに、いろいろ鍵盤を探り当てる、という癖があるので、それをすると、時に、どわすれ的軽くわからなくなった箇所が、致命傷になります。 正確に思い出せなくなってしまったり、神経質になってそこにばかり執着し、注意を与えすぎると暗示になることから、その箇所がミス連発誘発の心理的な癖付けになってしまう様です。また勝手に自分で作ってしまっていたりするので、私の場合は、なるべく執着しないで、時間経過で弾いてみると記憶の引き出しから正確に再度呼び戻すことができる、という点があります。 フィギュアスケートの選手と大きな共通点を感じるのですが、人前の緊張によるもの、心理的な影響、精神力にも強く関係する部分で、自身の心の弱さに負けて弾けるものができなくなることから、メンタルケアの大切さを感じはじめました。  このあたりの点について、何かCzernyさんの長年のご経験から、ご意見を聞かせていただけたら嬉しい限りです。

その他の回答 (2)

  • Czerny
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回答No.3

こんばんは。 御礼のお返事をありがとうございました。 回答者の立場でありながら、okomarisosさんのお返事を拝見して、こちらが勉強させていただいた気持ちです。 okomarisosさんこそ、沢山の曲を奥深く追究され、本当に音楽をピアノを愛していらっしゃるのが伝わってきます。 ピアノの音色ってその人の人柄が出るように感じます。okomarisosさんはとても素敵なお人柄ですので、うっとりとするような音色を奏でてらっしゃるのでしょうね。家が近かったら是非拝聴させていただきたいほどです。こういったピアノ談義をできる機会もなかなか無いので(^^) okomarisosさんの仰るとおり、ピアノのブランク中でも、音楽は様々な楽しみ方があるので、本当に素晴らしい学問だと思います。また、歳を重ね、内面的に成長すると自分の音楽の世界が広がるので、更に楽しみが増えますね。恐らくokomarisosさんも私も、ピアノは生涯の心の友になるかと思いますが、10年、20年と時が経過して自分のピアノ人生を振り返った時、「今」をどう思うのか想像すると楽しみですね。 最近私は時間が無いので、幼い頃に習った初心者向けの曲なんかもよく弾いていますが、大人になって改めて弾くと、子供の頃とは全く違った感覚を覚え、その違いを楽しんだりもしています。曲調から感じるままに情景を思い浮かべたり、時には自分で物語を作ったりしながらピアノを弾くことも楽しんでいます。(作曲家の意図と全く違う解釈をしてしまったりもするので、偉大な作曲家には申し訳ないのですが・・) また、子供と童謡を歌ったりしていますが、童謡の中にも美しさを感じています。特に日本の童謡は心に響いてきますね。(やはり日本人だからでしょうか?) okomarisosさんと何度かお話をして、改めてご質問の内容を拝見すると、プロが陥るスランプ的なものなのでしょうね。私のようなものが回答したこと自体、お恥ずかしい限りです。 これからもお互い、音楽を通じて良き人生を過ごせるといいですね。お話できて嬉しかったです。ありがとうございました。

  • Czerny
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回答No.2

こんばんは。 とても興味深く補足を拝見させていただきました。 私は幼少期からピアノを習っておりましたが、大人になってからブランクがあります。再開した時は、okomarisosさんも仰るとおり、弾けていた曲が弾けない、動いていた指が動かず、とてももどかしく悔しい気持ちになりました。なので、再開当初は指の運動能力回復に力を注ぎました。平均5時間ピアノに向かえていたのは、大人になってから5年間です。この5年間で、子供の頃には無かったピアノ熱が燃え出しました。弾けるようになった曲は絶対に忘れたくない!せっかく動くようになった指を鈍らせたくない!という強い気持ちで、ツェルニー50番を毎日1冊弾いてから、昔弾けていた曲を復習したり新曲にチャレンジしていました。 okomarisosさんの補足を拝見し、長時間ピアノに向き合っていた頃の感覚を思い出しました。ピアノ命!になり過ぎていたため、レパートリーを増やしたり、技術を磨くことがノルマ的になってしまい、今思うと音楽そのものを楽しめていなかったように思います。脳が混乱し、頭と指が連動しなくなってしまった時期もありました。okomarisosさんが陥っている現象(ゆっくり弾けないなど)は、脳の混乱(疲労)ではないでしょうか? 今の私は、育児に奮闘している為、日頃の生活のストレス解消(癒しを求めて)ピアノに向かっています。心の底からピアノを楽しんでいます。また、出産という人生の大イベントを経験し、うまい言葉が見つかりませんが自分の中で精神的な変化が起こり、それが音楽へも影響しているように思います。日常生活においても言えることですが、「近すぎて見えない」とか、「当たり前すぎて、その事柄の本質を見失っている」ってよくあることですよね。今は、育児で第二次ブランク中ですので、練習時間こそ激減しましたが、その代わりに、長時間練習していた頃には見えなかったものが見えているように思います。自分の練習を客観的に見ているというか。。私の中では、ピアノは「私の心を映し出す鏡」です。心理状態が音色にすぐ出ます。それから、カフェインを取った後に練習すると指が滑らかに動く気がします。カフェインの覚醒作用で何か影響しているのでしょうね。 (a) よく弾く曲を書きます。 バッハ:主よ人の望みの喜びを、平均律1番、G線上のアリア モーツアルト:ソナタKV310、トルコ行進曲 ベートーベン:月光、悲愴、エリーゼのために ブラームス:2つの狂詩曲、6つの小品 シューベルト:即興曲3番、楽興の時 ショパン:ワルツ(34-2、64-1、64-2)、ノクターン(9-2、15-2)、幻想即興曲、子守歌、雨だれ、バラード1番、エチュード(革命、木枯し)、ポロネーズ(英雄、軍隊) リスト:愛の夢、ラ・カンパネラ ドビュッシー:月の光、アラベスク1番 (b) 先にも述べましたが、今はピアノを弾くことがメンタルケアになっています。 (c) 30分弾けるか弾けないかの状態ですので、必ず1曲は早いテンポの曲を弾きます。例えば、ショパンの幻想即興曲と、革命の2曲を弾くだけでも両手をよく動かせますよね。左右のバランスが大切だと思っています。リストのカンパネラのような鍵盤の幅が広い曲も勘が鈍りやすいのでなるべく弾くようにしています。 (d) これも先に述べましたが、出産を経て、本当に何と言ったらいいのか言葉が見つからないのですが、自分の中で何かが変わった気がします。その「何か」がピアノにも影響を与えているように思います。 あと、私にとって「ピアノが心の鏡」になっているせいか、ピアノを再開して真剣に向き合うようになってから、人の心理状態を読むのが以前より上手くなったように思います。ピアノを弾くということは、視覚・触覚・聴覚を高度に使うので、何か脳が活性化されたのでしょうか。。第6感のような。。。変な表現ですみません。 日常生活では、なかなかピアノ談義ができないので、okomarisosさんとお話できて楽しかったです。ありがとうございました。

noname#104633
質問者

お礼

Czernyさん、こんばんわ。 今はブランク中とのことですが、音楽は、出産や育児など、人間の成長過程の経験さえ、自身の音楽の世界に栄養をもたらす利点がありますから、Czernyさんの音が変化というのか、進化されますし、これだけ弾かれるお母さんのお子さんなら、お腹の中の頃から、きっと影響を受けられているのでは??? これからはお子さんとのピアノ練習も、楽しみですね!! ハノンやピッシュナ、コルトーなど、手の筋力のメカニズムから考案された教則本で自身の指がどこまで鍛えられるか、にらめっこしつつも、一通り終えてしまったものを、繰り返し使う、毎日のウォーミングアップなので、私も10年ほど前から自分メニューで、幻想即興曲は右手、革命のエチュードは左手の、細かな運指のウォーミング・アップに使ってます。 ちょうどいい曲たちなんですよね。ショパンのエチュード集は、練習曲集として作られているので、奏法や技術の宝庫、レパートリーにする楽しみと一石三鳥くらいになりますね。 難曲は一度弾けるようになっても、3日弾けないとす~ぐ、手が鈍ってしまうのが如実にわかるので、恐怖((((^_^;)ですが、年齢的物忘れと戦いつつ、日々、欠かさず練習するようにしています。(><) シューマンなど、マッチ箱のような短編小説がたくさん詰まったような小曲集、謝肉祭とか、グリーグなど自然な映像が浮かびあがってくるような、自身も癒されるやさしめの曲集も好きで、大人になってから弾くと、ヒーリング効果・表現力訓練・音の立体的な作り方などの練習効果にいい様で、これでいかにうっとり眠らせられるか・・・なんてやってます(笑) 技巧に走るわけではないんですが、ラヴェルの水の戯れ、リストの超絶技巧でもマゼッパ、鬼火、パガニーニの練習曲とか、ラフマニノフの協奏曲など、希望はつきないですが、このあたりまでこなせるようになりたいと思っています。いつも感じてる高い壁が取り払われ、もっと自身の音楽の世界が広がり、自由度が増す分楽しめるので、それまではひたすら努力なんだなぁ、と頑張っています。 アドバイス、ありがとうございました。私もちょっと、Czernyさんの方法を試してみますね。 私もCzernyさんのおかげで、とても楽しいピアノ談義の時間を頂きました、ありがとうございました。

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