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エルカセット・ミュージックマイクロカセットについて

今テープオーディオといえばアナログカセット(以下ACC)ですが、昔はエルカセットやミュージックマイクロカセットもありました。 エルカセットはACCより大きいのでACCより高音質だと主張し、マイクロカセットのほうはACCよりはるかに小さいサイズだからACCより持ち運びが簡単だと主張しましたが、どちらも数年ぐらいで消えてしまいました。 この2つがあまり広まらなかったのはなぜでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • blue5586p
  • ベストアンサー率27% (1611/5842)
回答No.3

 エルカセットは、私がオーディオに最も関心を持っていた高校生くらいのときに発売されましたが、当時は、正直言って魅力を感じる、ほしくなる商品ではありませんでした。  普及しなかった理由は、やはり中途半端なコンセプトの商品であった。オープン並みの高音質とカセット並みの手軽さで使えるというのが売りでしたが、カセットの手軽さを求めるユーザーは、オープン並みの高音質は求めない。反対に、オープンの高音質を求めるユーザーは、オープンの「操作性の悪さ」に魅力を感じるユーザー(たとえば、ハサミとスプライシングテープで編集を行うなど)が多かった。ということではなかったのでしょうか。  ただ、以前ある評論家の方は、エルカセットが短期間で廃れてしまった一番の理由は、「犬猿の仲」といわれているソニーと松下が手を組んだのがよくなかった、という説も唱えられていました。ちょうどエルカセットが発売された1976年といえば、ビクターがVHSビデオを発売し、松下もこれに参入し、前年発売されたソニーのベータ方式との「第一次ビデオ対決」の火蓋が切られた年でもあり、こうした説もでてきたのではないかと思われます。  しかし、エルカセットには、大きなメリットもあるという意見もありました。それは、テープ速度が9.5cm/秒のみなので、ヘッドのギャップ値などを、それにあわせた設計にできる。オープンリールの場合 マニアの方は38cm/秒、一般には19cm/秒が主に使用され、9.5cm/秒はオマケとしか考えられていないため、9.5cm/秒の速度だけで比較すると、オープンよりエルカセットのほうが音質面で有利とされたのですが、大きなセールスポイントとはなりえなかったようです。  マイクロカセットについては、やはりテープ速度が2.4cm/秒とコンパクトカセットの半分のため、 ハイファイ再生にはメタルテープの使用が不可欠となるためコストがかさむ、それでもコンパクトカセットのノーマルテープの音質には及ばない。そしてマイクロカセットはあくまで会議録音用や留守番電話機用で オーディオマニアは全く関心を示さなかったのではないでしょうか。

noname#29373
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 中途半端な商品ですか。なんかDCCを思い出しますけどね(^_^;)

その他の回答 (2)

  • tnt
  • ベストアンサー率40% (1358/3355)
回答No.2

マイクロカセットは、あまりにも音質が悪かった からでしょうけど、もうひとつ、 あれを積極的に売っていたオリンパスが 高価格戦略を採っていたのも失敗の原因だと 思います。 ただ、留守番電話では比較的最近まで マイクロカセットを使った品が売られていました。 ICメモリーよりも録音時間が長くて、 取り外して保存が利くので、記録を必要とするところでは 結構重宝だったためです。 Lカセットは.....。商品的に無理があったと思います。 たしかに、テープを太くして走行速度を上げれば 音質も上がるのでしょうけど、 オープンとの差別化は難しいし、 結局、ACCの方にクロムテープやメタルテープが 出現して、どんどん高音質化してしまった事、 3ヘッドを前提に作っていたのと ハーフを小さく設計していたため、 オートリバースが難しかったと言う事も 誤算だったと思います。

noname#29373
質問者

お礼

景気が悪い時代に高価格戦略をとっては売れないでしょうね。 回答ありがとうございました。

  • KM123
  • ベストアンサー率25% (13/52)
回答No.1

私も20年以上前にオーディオに凝っていたことがあり非常に懐かしく思い出しました。エルカセットもマイクロカセットも単なるACCの延長線上の規格であり、特に画期的なものでなく中途半端であったからだと思います。またACCが広く普及していて今さら互換性のない規格を使おうとは思いません。当時は本当に高音質を求めるなら、マニアはオープンリールデッキを利用していましたし、マイクロカセットは会議用の録音程度でかなりマイナーな存在でした。以上の理由で、オーディオファンからはあまり支持を得られませんでした。製品したのはエルカセットはティアック、ソニー、テクニクス(松下電器)だけで、その他オーディオメーカーは結局参加しませんでした。また、ミュージックマイクロカセットも確か三洋電機ぐらいしか製品化していなかったように記憶しています。ちなみに、友人がソニーのエルカセットデッキを購入しましたが、生テープを手に入れるため秋葉原まで行かないと買えないと嘆いていました。

noname#29373
質問者

補足

確かマイクロカセットにはウォークマンまで出たそうですが…

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